LOVE LIFE

6.9/10
合計16件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   123分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   深田晃司
劇場で   09月09日 2022
この映画を見たい?
 映画を見たい    しない

50% 欲しいです,合計 164

レビュー  |  共有する 

LOVE LIFE プロット

「淵に立つ」でカンヌ国際映画祭ある視点部門の審査員賞を受賞するなど、国際的に高い評価を得ている深田晃司監督が、木村文乃を主演に迎えて描く人間ドラマ。ミュージシャンの矢野顕子が1991年に発表したアルバム「LOVE LIFE」に収録された同名楽曲をモチーフに、「愛」と「人生」に向き合う夫婦の物語を描いた。再婚した夫・二郎と愛する息子の敬太と、日々の小さな問題を抱えながらも、かけがえのない時間を過ごしていた妙子。しかし、再婚して1年が経とうとしたある日、夫婦は悲しい出来事に襲われる。そして、悲しみに沈む妙子の前に、失踪した前の夫であり敬太の父親でもあるパクが戻ってくる。再会を機に、ろう者であるパクの身の回りの世話をするようになる妙子。一方の二郎も、以前つきあっていた女性の山崎と会っていた。悲しみの先で妙子は、ある選択をする。幸せを手にしたはずが、突然の悲しい出来事によって本当の気持ちや人生の選択に揺れる妙子を、木村が体現。夫の二郎役に永山絢斗、元夫のパク役にろう者の俳優で手話表現モデルとしても活躍する砂田アトム。第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。

LOVE LIFE オンライントレーラープレイ

LOVE LIFE 俳優

LOVE LIFE Related

愛のゆくえオンラインで映画を見る
愛のゆくえ
プロット  日本
03月01日 劇場で
水深ゼロメートルからオンラインで映画を見る
水深ゼロメートルから
プロット  日本
05月03日 劇場で
FPSオンラインで映画を見る
FPS
プロット  日本
03月29日 劇場で
わたしのかあさん 天使の詩オンラインで映画を見る
わたしのかあさん 天使の詩
プロット  日本
03月30日 劇場で
フロマージュ・ジャポネオンラインで映画を見る
フロマージュ・ジャポネ
プロット  日本
04月12日 劇場で
ラブリセット 30日後、離婚しますオンラインで映画を見る
ラブリセット 30日後、離婚します
プロット  韓国
03月29日 劇場で
ダブル・ライフオンラインで映画を見る
ダブル・ライフ
プロット  日本・中国合作
04月19日 劇場で
あの夏のルカオンラインで映画を見る
あの夏のルカ
プロット  アメリカ
03月29日 劇場で
変な家オンラインで映画を見る
変な家
プロット  日本
03月15日 劇場で
霧の淵オンラインで映画を見る
霧の淵
プロット  日本
04月19日 劇場で
コザママ♪ うたって!コザのママさん!!オンラインで映画を見る
コザママ♪ うたって!コザのママさん!!
プロット  日本
04月12日 劇場で
うさぎのおやこオンラインで映画を見る
うさぎのおやこ
プロット  日本
03月22日 劇場で

LOVE LIFEコメント(20)

ChrivaeeAanm
ChrivaeeAanm
人間の本質をよく捉えている映画で、感情を突き動かされる映画でした。
見ていて、自分の感情がぐちゃぐちゃになる感覚を覚えました。怒り、共感、軽蔑、、、。
俳優の方の演技も見事で、豪華俳優陣が揃っていますが、その中でも敬太役の嶋田鉄太くんの演技は素人目に見ても抜群だと感じてしまいました。
子役のわざとらしい演技が嫌いなので、自然体の演技がここまで違和感なく出来る子役は久しぶり
だなと感心してしまいました。
とにかく、納得の映画です。
Elldnfhelpu
Elldnfhelpu
ネタバレ! クリックして本文を読む
ドライブマイカーに続く、障がい者、外国人とのコミュニュケーションを盛り込んだ、21世紀型映画。
木村文乃が、一瞬で、この人が主役だ、とわかって貫禄十分。
でも、ダメンズウォーカーか?これじゃラブライフといえるか?と感情移入してしまった。
嘘ついて、韓国への旅費ださせちゃダメだろ、子供失った人に!
最後に夫婦が再会するところで、ラブライフのテロップが出て、ようやく画面が締まる。
それにしても、一度でいいから、木村文乃のような美人に、彼は弱いから私がついてなきゃダメなの!といわれてみたい!
それより、あなたは目線を合わせないね、と女性から言われたことは数知れず・・・。
設定は現代的だが、内容は古典的だと思いました。
Enaeemscnten
Enaeemscnten
「淵に立つ」「よこがお」など高い評価を得た監督の作品だからこそ、選んで観る一観客としては、とても大きな期待をする  このレビューを読んでいても、そういった大きな期待を抱いているからこそ、期待通りであれば「納得」の評である一方、そうでなければ「失望」がより大きくなっている
この作品の登場人物も、行政として社会福祉にかかわったり、ホームレス支援をしているというこの夫婦の「表の顔」は、誰しもが羨むものであっても、自宅に戻って夫婦となれば、お互いの目をみない、未成熟な家族であり、相互にわだかまりを抱いている  そこに親だの、元夫だのが出てくることで、未成熟さがますます露呈してしまうこととなる  そういった「見せかけの関係・家族」が露わになったときの恐ろしさは、前作にも共通していて、その「恐ろしさ」を心地よくも感じるのである
妙子を木村さんが演じることで、本来なら共感することのできない彼女の行動ですら、受け入れたくなる私自身が、「見せかけの関係」を毎日繕っているのであろう  (9月22日 京都シネマにて鑑賞)
Ytpchnaoup
Ytpchnaoup
深田晃司監督が本作のモチーフにした、矢野顕子の楽曲「LOVE LIFE」。loveを動詞とするなら、「命/人生/暮らしを愛しなさい」という解釈になるだろうか。

映画「LOVE LIFE」は、木村文乃と永山絢斗が演じる妙子・二郎の夫婦を中心に、過去と現在(および、かすかに示唆される近い未来)の人生のままならなさを、少し上から俯瞰するような、見守るでもなくそっと眺めるような映像で描いていく。それは出会いであったり、突然の別れであったり、思いがけない再会であったり。

登場人物らが一様に、物語で描かれがちな“善人”ではない点も興味深い。妙子と、再会した前夫・パクの関係。二郎とかつての交際相手・山崎の関係。子連れで再婚した妙子に対する、二郎の両親の態度や言葉。観客の心をざわつかせる、あるいは逆なでするようなエピソードが頻出するが、人生のままならなさがぎゅっと2時間に凝縮されたようでもある。

建前やきれいごとでなく、そんなままならない自分の人生と、ままならない身近な命(大切な誰か)を、あなたは愛することができますか。流れる矢野顕子の歌とともに、映画がそう問いかけてくるように思えた。
vapfhyo
vapfhyo
割と最初から最後まで「この世の地獄としての日常生活」で、それは深田晃司作品としては平常運転と思われるが、本作では主人公の人生を賭けた決断がはぐらかされる辺りがまた居心地悪くて良い。
タイトルの出し方が最高。