ハード・コア

6.6/10
合計15件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   124分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   向井康介
劇場で   11月23日 2018
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ハード・コア プロット

山田孝之と佐藤健が兄弟役を演じ、作・狩撫麻礼、画・いましろたかしによる伝説的コミック「ハード・コア
平成地獄ブラザーズ」を実写映画化。山田が主演のほかに自らプロデュースも務め、「映画
山田孝之3D」などでも組んだ山下敦弘監督がメガホンをとる。あまりにも純粋で不器用なために世間になじめずに生きてきた男・権藤右近。群馬の山奥で怪しい活動家の埋蔵金堀りを手伝って日銭を稼ぐ彼にとって、心優しい仕事仲間・牛山だけが心を許せる相手だった。右近の弟でエリート商社マンの左近は、そんな2人の無為で自由な日々を歯がゆい気持ちで見守っている。ある日、右近と牛山は、牛山が暮らす廃工場で、古びた1体のロボットを見つける。その分野に詳しい左近が調べると、実は現代科学すらも凌駕する高性能なロボットであることが判明。彼らはロボットと不思議な友情を築いていく一方で、その能力を使って巨額の埋蔵金を密かに発見してしまう。個性派俳優・荒川良々が牛山役を演じる。

ハード・コア 俳優

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ハード・コアコメント(20)

Msnpoihkgxs
Msnpoihkgxs
ネタバレ! クリックして本文を読む
んー、一昔前に演劇界を席巻してたアングラな作品を思い出すような1本だった。

登場人物それぞれに代弁者的な役割もあって、あれこれ詮索すると味わい深いのかもしれないが、映画館に行かなくて良かったと思わざるを得ない。
偏に小難しいのである。
共感出来る人はおそらく珠玉の作品になるのであろう。役者や演劇が担う一面をこれでもかと担ってる。
社会というシステム自体へのアンチテーゼが存分に含まれてるようにも見える。
そもそも、役者なんて人種はその社会に馴染めない側の人間であり、自分達の正当性を誇示する為には、その社会自体を疑問視せねばならない立ち位置でもある。
その観点から見える不条理なもの。
そおいう背骨があるような気がする。

まぁ、今の世の中が決して居心地いいわけではないが、悪い事ばかりでもないだろうと思ってはいる。

そおいうグレーゾーンもひっくるめて間違ってると言い放つのは、ある種の暴力にも思う。
ただ、そおいう事を明確な言葉と意思を伴って提示しなければ気付きもしないって事なわけで…だからこそ、そもそも社会からはみ出た人間達が「役者」なんて看板を背負い「演劇」って手法で表現する。
それが、この映画の理念なのであろう。

だから、小難しい。

劇中でロボ男の事をAIと位置付け、その見解を示すわけなのだけど、アレは社会に埋没していく人達を指しているのではないかと思うのだ。
ロボット憲章などは、そのまま社会のルールのような位置づけだろう。
「命じられるままに仕事をこなす高性能な労働力」
それがAIに対する見解だ。
さて、誰の事でしょう?
またロボ男は「fartherに教えてもらってない」って台詞を口にする。
それは「マニュアルを盲信する余り思考停止に陥った状態」とも取れる。
最後は2人を抱え上空で自爆する。
結局、レールから外れた側に居場所なんかないって事なのかもしれない。
その後、死んだと思った弟が大金を持って帰ってくる。これは「社会に馴染んだフリをして、上手にルールを使いなさい」って事かもしれないし、別の意味があるのかもしれない。
なんていうかそれぞれがそんな感じで、見たまんま聞いたまんまでいると墓穴しか掘らない感じなのだ。

で、一旦「完」のテロップが入る。
その後にも続きがあって…なのだが、随分ファンタジーな振り方にちょいと違和感。

じゃあ、だからと言って映画として楽しいかどおかって事になると、好き嫌いの話になると思われる。
向いてるか、向いてないか、かもしれない。

この作品を見て印象的なのは役者自身の印象が薄い事だ。淡々としてるせいかもしれないのだけれど、灰汁の強い芝居でありながらも目立ってこない。
それは凄い優秀な仕事ぶりでもあるわけで、結果作品の内容に焦点が合っていく。
作品のメッセージを伝える為のツールなわけだ。
スタッフも役者陣もそれを履き違えるような事はなく素晴らしい仕事をしたと思う。

なのだけど…俺はやっぱ苦手だから2.0、なのだ。

映画という媒体で、佐藤健や山田孝之を軸にこの手の作品をやり遂げたのは快挙とも言えるのだけど…この作品に出資してるのは「間違ってる」と反論されてる側の人達なわけで…それはそれで痛烈な皮肉にもなり得るのだが、映画って媒体になっちゃうと砂上の城というか、どおにもならない矛盾を感じずにはおれない。
つまりは、情熱や反骨というものを金に換算してる人間が少なからずは関わってはいるわけなので…いわゆる資本主義の傘下にはいると思われるので。
釈迦の掌を飛び回る斉天大聖のようで…権力と財力の檻の中からキャンキャン吠えてるような後味。
これが完全に山田氏の自己資産のみで成し遂げたって事ならば、俺は土下座して許しを乞わなけれはならないと思う。

野心溢れる作品だとは思うのだけど…一欠片の煮え切らなさを感じてしまう。
Hmsnpsxgiok
Hmsnpsxgiok
ハード・ボイルド過ぎる。
真面目にバカっぽくて、
たまにはこういう作品も面白い。
Llfseneduu
Llfseneduu
久々に凄いの観た感じ!!内容は無いけど、印象は抜群のやつ。ロボ夫の活かし方でもっと突き抜けた様な気もするけど、十分奇想天外でした
Hoinpssxkgm
Hoinpssxkgm
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古い原作を現代に映画化したことで、ずいぶんと新たな意味合いが生まれたように感じる。極右団体に所属するその日暮らしの若者の鬱屈が社会全体に向けられていることで、右とか左とかに相手を分けて騒いでいる人たちすべてに対して「まがいものめ!」と唾棄しているかのような。もちろん山下監督がそういう政治性を押し出しているわけではないのだが、マイノリティの憂鬱みたいなものに怒りのエネルギーを加えることで、脱力しながら進む映画でありつつ、なにか突き刺さるようなメッセージ性が宿ったように思う。『トゥルー・ロマンス』でトニー・スコットが脚本を変更したラストにも似た、原作とは違うラストの展開には賛否があるだろうが、それもこのキャラクターたちへの愛情がほとばしった故ではなかったか。佐藤健のニヒルな演技もとてもいい。
Onokbrciog
Onokbrciog
山下監督始め、役者の皆さんがこの奇想天外なSF?作品を実に楽しそうに演じているように見える。特に、荒川さん。

その中で、佐藤健さんが違和感を覚えつつ、演じている感を抱いたのは私だけかな。

<2018年11月24日 劇場にて鑑賞>