トイレのピエタ

6.8/10
合計16件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   120分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   松永大司
劇場で   06月06日 2015
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トイレのピエタ プロット

手塚治虫が死の直前までつづっていた病床日記に着想を得たオリジナル作品で、人気ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎が映画初出演で初主演を務めた。余命3カ月を宣告された青年が、偶然知り合った少女との交流を通して、生きる喜びや輝きを見出していく姿を描いた。美大を卒業したものの画家への夢に破れ、窓ふきのアルバイトをしながらフリーターとして生活していた青年・園田宏は、ある夏の日、突然倒れて病院に運ばれる。精密検査を受け、その結果を家族と聞かなくてはならない宏だったが、郷里の両親に連絡する気になれず、偶然知り合った女子高生の真衣に妹役を演じてもらい、検査結果を聞く。そこで余命3カ月を宣告された宏は、死への漠然とした恐怖におびえながら入院生活を送ることになるが……。ドキュメンタリー映画「ピュ~ぴる」で高い評価を受けた松永大司監督の初の長編劇映画。

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トイレのピエタコメント(20)

Xikhmssopng
Xikhmssopng
ネタバレ! クリックして本文を読む
余命僅かの青年が一人の少女と出会って…と、如何にもなセンチメンタルでお涙頂戴の少女漫画原作のような設定だが、原案は何とあの手塚治虫!
手塚治虫が病床で書いた日記に着想を得て、大胆翻案映画化。
確かに見てみると単なるお涙頂戴モノではなく、手塚治虫も生命の物語を手掛け、それともドキュメンタリー出身の監督の作風か、死生観を感じる内容に仕上がっていた。

画の才能ありながらも、それを絶ち、窓拭きのバイトで生計を立てる青年・園田。
夢も無く、何事にも無気力で、映画が始まった時、彼は“死んでいる”ようなもの。
そんな彼に本当に死の宣告。
癌で余命3ヶ月。
ショックは隠し切れない。そして、怖い。
苦しい抗がん剤と副作用。
自暴自棄にもなり、勝手に病院を逃げ出す。
自分はこのまま、死んでいくだけなのか…。

しかし、死を前にして人は何かを見つけ、見出だす事も。
病室で隣のベッドの中年サラリーマン。
小さい身体で病と闘う少年。
園田は見るからに不器用で人付き合いが苦手そうだが、不思議と交流を持ち、懐かれる。同じ苦しみや境遇の者同士故、通じるものがあるのかもしれない。
一際強烈な出会いだったのが、女子高生の真衣。
ひょんな事から“妹役”を頼んだ事がきっかけ。
とにかく喜怒哀楽、激しい感情の持ち主。余命宣告を受けた園田に「死んじゃえば?」と言ったかと思えば、何故か不思議とつるむようになったり、制服姿のままプールに飛び込み金魚と共に泳ぎ、そしてまた園田に辛辣でありながら的を射た言葉を浴びせる。
不思議ちゃんのようでもあり、自我が強くてちとイラッとさせたり、そして哀しい面も。
青春ラブストーリーとされているが、男女愛というより人間愛の感じがした。
翻弄されながらも強く惹かれ、関わり合った人たちに影響を受けていく…。
しかしそれでも、再び画を描こうとはしない…。

今じゃすっかり日本中を虜にした楽曲で有名だが、RADWIMPSの野田洋次郎がいきなり主演で演技に初挑戦。ながら、難しい役所を自然体でなかなか好演している。
リリー・フランキーも好助演、野田ファンの宮沢りえや大竹しのぶのゲスト出演も豪華だが、やはり存在感を放つのが杉咲花。
脚本を読んで絶対演じたい!…と勝ち取ったほどの熱演。本作の後から売れっ子になる彼女だが、絶叫演技のこの時から。

出会いがあるのなら、別れも。
病人同士の別れと言ったら…。
ベタな問い掛けかもしれないが、自分は何の為に生きているのか。生きてきたのか。
そして彼は再び、筆を取る。
タイトルの意味がここに。それは、圧倒されるほどで、荘厳でもあった。

園田にとって生きるとは、画を描く事。
あなたなら…?
死を前にして、生を見出だす。
今、生きている。
ラストの園田の台詞に打たれた。
Osgsxpinkmh
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良い距離感で、生を伝える感じが心地良くて良かった。野田さんが思ったより違和感なくお芝居が観れて、杉咲花ちゃんはさすがの演技だった。まわりのキャストが豪華すぎる。
Sipgkxhsnmo
Sipgkxhsnmo
RADのボーカル野田洋次郎が主演を務めたことは知ってたけど、公開された当時、劇場に足を運ぶことなく6年経ってしまった。

杉咲花ちゃん演じるまいの家庭環境だったり思春期の不安定さだったりが目の奥や細かい表情から読み取れて苦しくなる。

洋次郎からはもちろん、花ちゃんのお芝居からも洋次郎が普段詩に込めるような深い想いと似たようなものを感じた。

主題歌「ピクニック」昔から好きでよく聴いてたけど、より一層好きになった。良い曲。

「私が生きてるんだから、生きろよ」
「僕、生きてますよ、今」

素敵な映画でした。
Ehiderogna
Ehiderogna
良き。悲しい話なんやけど、つらい話なんやけど、あんまり重く感じなくて、なんだか不思議やった。主人公のキャラクターのおかげなのか、なんなのか。また見ようと思う。
Xhkimsnsogp
Xhkimsnsogp
これをもしも本当に手塚治虫が漫画にできていたら、どれほど素晴らしい作品になっていただろう。しみじみ思います。