異人たちとの夏
プロット
日本
09月15日 1988 劇場で
神の子たち
プロット
日本
11月06日 2001 劇場で
白と黒の恋人たち
プロット
フランス
12月21日 2002 劇場で
動物と子供たちの詩
プロット
アメリカ
03月04日 1972 劇場で
ひとりぼっちの狩人たち
プロット
フランス
10月14日 1995 劇場で
ヘルムート・ニュートンと12人の女たち
プロット
ドイツ
12月11日 2020 劇場で
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龍三と七人の子分たちコメント(20)
過去のヤクザな血はそのままで歳を重ね、暇を持て余したおじいちゃん8人が一龍組という暴力団を結成。周囲からは年寄りのヤクザごっこに見えるものの、実は殺しも寄せ場も経験済みのホンモノの方々。
オレオレ詐欺に騙されて指を詰めようとする最初だけは面白かったですが、全体的に監督特有の昭和なお笑いに終始していました。コメディ、極道要素、高齢者を取り巻く環境、それに企業による不正隠しなど、色々と盛り込んではあるものの、どれも中途半端でした。古いから悪いということはないですが、ヤクザの世界もお笑いの世界も、世代間ギャップを感じました。
セスナ機で高層ビルに突撃するシーンは、流石に作れなかったのでしょうかね。
死ぬまでヤクザを貫くつもりで、警察に逮捕される際の清々しさが良かったです。
リアルになりきれず、かといって空想染みた展開にもならず、ハチャメチャなだけ。
キャストだけ豪華でも質の低い芝居で意味のある内容でもない。
ある意味テレビ特番程度の内容。
『三びきのおっさん』とかあんな感じでご家族向けみたいな作品ならシリーズ化もあるが、これはどうもいただけない。
ランニングシャツから覗く刺青が眩しい龍三(藤)。詐欺の方は偶然居合わせたマサ(近藤)のおかげで金払わずに済んだ。ところが、何かと彼らの一龍会と絡んでくる。直接あいさつに行ったり、息子の会社のデモに絡んで金をもらってしまったり・・・
同窓会みたいになってしまったけど、はばかりのモキチ(中尾)が孫を人質に取ろうとされたりして一人会社に殴り込み。コメディ路線で楽しかったけど、モキチが西たちに殺されてしまい、ちょっとだけシリアスに。
最後はその死体になったモキチを盾にして殴り込み。西の車を追いかける乗っ取ったバス。かなり笑える。
「三匹のおっさん」に触発された…のかどうかは分かりませんが、怖いもの無しのジジィどもがオレオレ詐欺集団を成敗する痛快コメディ。
「アウトレイジ」シリーズを観た後だっただけに、同じやくざが登場する作品とは言え全く逆の作風にさすが北野武監督だなぁ、とその振り幅に感心しました。
終始コミカルに徹していて、お下品なネタもぶちこまれていて面白いのなんのって。中尾彬の死体が被弾するシーンなんか、死者への冒涜も何のそので、しかしやり過ぎない匙加減が絶妙だなぁ、と思いました。
とにかく、いろいろ攻めた感じのネタや風刺が籠められていて、今の日本映画界では北野監督にしかできない芸当かもしれないなぁ、と感じました。
藤竜也始め、メインキャストの面子が渋い…。しかし演技力は折り紙付き。ジジィしか出てないから観ないなんて、そんなこと言わせねぇぞ! …それぐらいの気迫がありました…。
若手俳優ばかり出ているマンガの実写映画が氾濫している中で、「こういうのが観たかったんだよ!」と声を大にして言いたくなりました(笑)
まるで違う。
北野武。
感動した。
偏見で見ていた。
ストーリーはどうでもいい。展開もどうでも良い。
ただ、その全てを問う。
俺を刺してみろ。
俺を燃やせ。