もう”ファーフロ”を見てから2年以上経過していることにめちゃくちゃ驚いた。MARVELそんなにやってなかったんだと…
序盤というか、本編前に流れた、現地での”エンドゲーム”の映像と、数十作品にも及ぶ、公開予定日とタイトルの連続でテンションはあがりまくり!”Heroes come back”で最高潮に達した!
隔席だったし、みんなマスクしてるから声は出してないんだけども、映像を見ている時のみんなの「おおぉぉぉーーーーー」っていう反応を肌で感じれて、何処の馬の骨かわからない奴らとだけれども、一緒に同じ場所で同じ作品を見れたことに感動してしまった。あれだけでも劇場に足を運んで良かったと思えた。“ヒーロー映画”というか、エンタメ性に極振りしている映画は、回りの知らないやつらと感動して、楽しめるのが醍醐味だと思うんよ。
ブラック・ウィドウコメント(20)
もう”ファーフロ”を見てから2年以上経過していることにめちゃくちゃ驚いた。MARVELそんなにやってなかったんだと…
序盤というか、本編前に流れた、現地での”エンドゲーム”の映像と、数十作品にも及ぶ、公開予定日とタイトルの連続でテンションはあがりまくり!”Heroes come back”で最高潮に達した!
隔席だったし、みんなマスクしてるから声は出してないんだけども、映像を見ている時のみんなの「おおぉぉぉーーーーー」っていう反応を肌で感じれて、何処の馬の骨かわからない奴らとだけれども、一緒に同じ場所で同じ作品を見れたことに感動してしまった。あれだけでも劇場に足を運んで良かったと思えた。“ヒーロー映画”というか、エンタメ性に極振りしている映画は、回りの知らないやつらと感動して、楽しめるのが醍醐味だと思うんよ。
そんな心の掴みから始まって、気分は最高潮のまま、あっという間の134分だった。2時間超えなのに、ダレさせない緩急の付いたプストーリー、飽きさせない映像な工夫が素晴らしかった。流石はMARVELといったところか。
2012年に始まる”アベンジャーズ”から今まで演じてきた、スカーレット・ヨハンソンの慰安的かつ、未だに背景がよくわかってなかった”ブラックウィドウ”のファンサービス的な側面が強い作品だった。“ブラックウィドウ単独の映画とか今更いらないやん”とか思ってたんだけど、見てみたら全然楽しめた。そもそも”アベンジャーズ”において”ブラックウィドウ”と”ホークアイ”は、ヒーローというより傭兵とか暗殺者とか、ここでいうSEALDsの組織側の刺客っていう印象が個人的に強くて、”エンドゲーム”を見ても、今まであんまりキャラクターを好きになれなかったのだが、本作を見て印象がガラッと変わった。元々俳優陣のスカーレット・ヨハンソンやジェレミー・レナーが好きだったという影響が大きくもあるだろう。そういった意味でも、本作を見終わった時、エンドロールの後の映像が流れた時、スカーレット・ヨハンソン、ナターシャありがとう!お疲れ様!って気持ちでいっぱい、満腹で満足して銀幕を跡にできた。MARVELみたいに作品の数と勢いが大切なシリーズには難しいが、できればこれをエンドゲーム見る前に見たかったなと。本作を観たあとで、またシリーズを見返すと、また違った風に彼女を見れるのかなと。
ただ本作は、他の作品に比べると少し地味でインパクトに欠けているようにも思えた。ナターシャは普通の人間なので、闘いが地味になってしまうので致し方ないのだが、それを補う空中戦や刑務所でのアクションシーンの迫力が良かった。
キャッチコピーからして、ブラックウィドウの前日譚というか、誕生秘話なのかなと思っていたが、メインはアベンジャーズ分裂後のお話で、そこ想像といい意味で違って、騙されたなと。
孤独だった彼女が、家族と再集結し、本作の後の時系列で、アベンジャーズが再びひとつになる展開はアツすぎる!
映画自体は完成度も高く、面白かったのだが、MARVEL作品のひとつとしては、特にヒーロー映画としては、比較的地味で、あまり記憶に残らないかもしれない。しかしながらコロナ渦で延期し、2020年にひとつも作品が公開できなかった暗黒時代を乗り越え、満を持して公開という状況やスカーレット・ヨハンソンが演じナターシャのフィナーレを飾る作品という相乗効果もあって評価は高い。
最後に、”ディズニープラス プレミアムアクセス”というサービスが嫌いだ。映画業界にとってマイナスだ。まず値段が高い。ディズニープラス会員770円かつ、追加で3,278円も払うのが高すぎると思う。ホームシアターの環境が整っていて、大勢で見るのならお得かもしれないが、ディズニーにとってはプラス、映画館にとってはマイナスしかない。映画業界を盛り上げるなら、もうちょっと考えた方がいいと思う。特に今回みたいに、映画館とほぼ同時公開というのが良くない。もし他作品でも同時公開に近い形で、ストリーミング配信されることが増えるのなら、映画館は間違いなく衰退するだろう。そしてこの負の連鎖は、今回のように大手映画館で公開されていないことにも直結する。日本において、もしこの蛮行をTOHOや松竹のような大手が前例を許してしまえば、映画館の存在意義が失われてしまうのだ。そもそも監督は、映画館で上映することが前提な、スクリーンで上映する作品を作っているので、家のテレビやiPhoneで見るために映像を作ってはいないのだ。近年IMAXやドルビーアトモスなどで、せっかく映画館を盛り上げてきたのに、コロナ渦で配信が当たり前になってきてしまうのが悲しい。
関連作品を復習してから鑑賞したら、もっと楽しめたかも。
スカヨハ姉さんの決めポーズや、フロピューの口角下がった表情など、お気に入りポイント多かったです‼️
フロピューちゃんは、ファイティングファミリー以降、ミッドサマー、ストーリー オブ マイ ライフなどなど、結構良い作品が続いています。これからも楽しみ。
エンドゲームで、既に彼女の物語の結末が描かれているため、観客のモチベーションをどこに持っていくかですよね。
この点、本作は普通の映画以上に興味が持続されるよう工夫が凝らされているため、最後まで飽きません。
良い点を羅列すると
•ナターシャへの労いとエレーナへの完璧なバトンタッチ。フェーズ4の一発目でやる必要があったのは正にこのためなのでしょう。フローレンスピュー、この若さでこの演技力、貫禄は末恐ろしいです。
•ナターシャたち家族の間にある「何らかの事情」は、物語が進行するなかで徐々に明らかにされていく点。
•意外にも会話劇の側面が強いのに、飽きない。皆さん仰られる食事シーンを始め、会話の端々でちょっとした不協和音と、相反する絆みたいなものを感じられ、楽しかったです。ここは芸達者達のアンサンブルの賜物でしょうね。
•終盤についても我々観客には敢えて作戦の全容を伏せることで、物語がどう転ぶのか、緊張感をもたらせていてよかったです。
•個人的にグッときた場面は序盤の潜伏シーンです。好きな映画を観ながらセリフを言うところで、彼女の人間ぽさが表れていてほっこりします。あと、本作を最後まで観ると、このシーンは元ネタである「ムーンレイカー」のオマージュをやりますよーという制作者側のお遊びだったと遡って分かるのも面白いですね。
•レッドルームのボスとの対峙シーンも、アベンジャーズ1作目のロキとのシーンを彷彿させるもので楽しめました。シリーズが進むにつれて、ナターシャのスパイ描写って実は後退してたんよなーと、この「らしいシーン」により改めて思いました。。
逆に悪い点というか、気に食わないのは、この作品の中身云々ではなく、拝金主義的なディズニーのやり方。
映画産業の背骨たる映画館が苦境に喘ぐ中、泥を掛けるやり方は、不誠実そのもの。
スカーレットヨハンソンとの一件を考えても、映画産業が滅んでも、ディズニーさえ生き残れば良いというヴィランそのものの思考を感じます。
もちろん配信により、映画館の無い地域やコロナ禍で足を運べない人にも平等に届けられるという意義は否定しませんが。
映画館の大きいスクリーンで観てこその映画を作り続けているのは、まさしくディズニーなので。
結局、割りを食うのは観客です、ディズニー問題は看過できませんね。
ここから、フェーズ4 エターナルズへと引き継ぎを劇場版でやってくれたのは嬉しい限りでした。
今後のMUCを追っかけるかどうかは悩みどころです。