サイダーのように言葉が湧き上がる プロット

郊外のショッピングモールを舞台に、コミュニケーションが苦手な俳句少年とコンプレックスを隠すマスク少女が織りなすひと夏の青春を描いた劇場オリジナルアニメ。俳句以外では思ったことをなかなか口に出せない少年チェリーは、ヘッドホンで外部との接触を遮断して生きている。ある日彼は、見た目のコンプレックスをマスクで隠す少女スマイルとショッピングモールで出会い、SNSを通じて少しずつ言葉を交わすように。そんな中、バイト先で出会った老人フジヤマが思い出のレコードを探し回る理由を知った2人は、フジヤマの願いをかなえるためレコード探しを手伝うことに。一緒に行動するうちに急速に距離を縮めていくチェリーとスマイルだったが、ある出来事をきっかけに2人の思いはすれ違ってしまう。主人公チェリーの声を声優初挑戦の八代目市川染五郎が務め、スマイルの声を女優・杉咲花が担当。監督は、テレビアニメ「四月は君の嘘」のイシグロキョウヘイ。

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サイダーのように言葉が湧き上がるコメント(20)

Ihkssnpxgmo
Ihkssnpxgmo
この作品で取り立てて何かが起きるわけではない。
起きるとしたら最後のクライマックスくらい。
それまでは2人が徐々に距離を詰めていきちょっとしたことで離れて・・という具合。

正直言うとあんな夏を経験したという人はそれなりに居るように思う。(僕はなかったが・・)
しかし、そんなリアルさがなんとも言えぬ味を出している。

声優さんも非常に上手で見やすかった。
絵柄も独特な色彩センスで素晴らしかった。

が、それ以上はあまり無かった。
キュンキュンすることもなければそこまで号泣するでもなく、笑いが起きるわけでもない。
が、取り立ててつまらないわけでもない。

それが見やすいと言えば見やすい。
個人的には好きな部類の話だった。

俳句は山桜の句が秀逸。
サイダーのように言葉が湧き上がるはタイトルになるのも納得のキャッチーな句だった。
Voklolyebcl
Voklolyebcl
事前に内容も知らないし特に大きな期待があった訳では無いが、良くも悪くも無く割と普通の
青春映画だった。なんか記念作品だったの?
って印象。
聖地となるモールに入った事は無いが前を通った事はある。ダルマがヒントなので直ぐにあそこだと分かった。
Emieapldst
Emieapldst
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とにかく発見が多い映画だった
ストーリーの風呂敷は広げ過ぎていないものの、お手本のようなストーリーの流れに加えた新しいアニメーション表現の数々。
作画がただ綺麗に描けばいい、いい俳優・声優を揃えればいいわけではない、とわからせてくれる映画。
出来がただただ良かった。
別に派手なアクションも感動も綺麗な作画も豪華声優も求めちゃいない、こういう目を見開いてハッとする映画が見たかった。

・絵について
独特の配色は見る前は「目がチカチカしそう」という印象。見てからは、実は後半暗めの配色の方が多く、前半に青春感とポップさを引き出す一方、心情風景を浮き上がらせるためのものと受け取れた。
アメリカ的なただポップなものではない。新しいアニメーションの手法といって差し支えないと思う。

・現代ツールの描き方
これが本当にすごい
所謂TwitterとLINE配信を、一昔前の手紙、メールや電話のやりとりいったツールのやりとりで起きていた間接的な繋がり・もどかしさを見事に置き換えている。
今まで母親しかフォロワーがいなかったのに、ある人から「いいね」をもらったらドキドキするとか、好きな人の配信を見てるとか、伝わりそうで伝わらない感じがなるほどとしか言いようがない。
スマホやラインをただの現代ツールとして描くと、すぐに気持ちが伝わるだけの興醒めなものになる。事実皆そう思っている。昭和の文通のように、好きでないけれど好きかもしれないと言うドキドキを令和にするとこうなるんだなーと感心した。

・演出
現代ツールに連なる新しい表現。
離れた二人を二画面にスプリットして映すのは珍しくないだろう。
問題は二人の向きである。
電話など連絡を取り合うやり取りをしている二人は基本的に向かい合わせだ。2人がすれ違っている時は逆で背中合わせとなる。これが一般的なわかりやすい演出。
この映画では2人とも同じ向きを向いている。2人とも右か、左の同じ方向。一見すれば画面上の2人には繋がりがないように見える。しかし、彼らは同じ時間を共有しているのが一目瞭然となっている。
なぜなら彼らが向かって見ているのはスマホであり、連絡を取っているわけではなくTwitterや配信をしている「同じ行為」だから。
これもすごいと思った。

・声について。
主題ではないものの発見が多かった。
メインキャストを声優にしていない分、大分声優たちは自身の声質を抑え目にされている。それが作品に統一感を出している。
一言で杉咲花の演技力がすごかった。
声優のような声に独特な張りがある感じではないものの、芝居が多彩でキャラがコロコロ動く。近年女優によくある素人感溢れる淡々とした棒読み芝居ではない。逆に市川染五郎は淡々とした芝居だったが、ただ力が抜けている感じが良かった

印象的だったのがベテラン声優の布陣。
中高年に割り当てられている。
二人の母役。坂本真綾の庶民的な母役は珍しい。ぶっきらぼうでどこにでもいる母。
井上喜久子の母役は珍しくないが、艶のある声を抑えている。最初に聞いて井上喜久子と気づく人は少ないだろう。
神谷浩史の父役も珍しい。久川綾は介護のおばさんにしては色っぽさがありすぎたろう。
これが聞けるのは本作だけかと思う。
スマイルの姉妹は中島愛と諸星すみれだが、二人とも自身の持ち味をあえて殺している。諸星すみれの舌足らずが少ない。個性が強そうな三姉妹として描きつつも、メインの杉咲花が浮かないよう、またスポットをずらさないようにギリギリを攻めている気がした。
ただただ俳優女優をキャスティングして彼らを浮かないよう作る昨今のアニメ映画が多い中、まるで新人声優(といってもずば抜けた演技)をベテラン布陣が固めて彼らの持ち味を引き出そうとするような、かなり考えられているキャスティングと演技だと思う。

・総括
派手さがなく、直接的なやりとりも多くなく、2人の行く末を見守る所謂キュンキュンするようなもどかしいようなそんな恋愛映画…といってしまうのは簡単だが今までのものが古臭く感じるほど新しいアニメーション映画と思う。
多くのアニメファンとアニメ関係者はこれを見て続けばよいとすら思えた。
Ctctkelolhic
Ctctkelolhic
アニメをアニメとして、フィクション作品として改めて楽しませてもらいました。

街中に俳句が溢れて、夏や青春や恋やカワイイが溢れている。
ショッピングモールが舞台も新しくて新鮮。
全体のまとまりが本当によく出来ていて、ちゃんと伏線もヒントもぽろぽろとこぼして置いてくれる。
世界観がしっかり造られているので安心して楽しめました。

オシャレで見ていて楽しくなるし、音楽も何度も聴きたくなる素敵な曲ばかり。
この夏に、ずっと大切にしたい作品と出会えました。
Gxsinmhkspo
Gxsinmhkspo
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引っ込み思案な少年・チェリーと、見た目の一部にコンプレックスを抱える少女・スマイルが、ふとしたきっかけで接点を持ちます。

序盤では、ややこの物語の方向性が見えづらく、少々退屈でさえありました。中盤になってから、チェリーのバイト先の知り合いの老人がずっと探していたレコードを探し出す、ということをチェリーとスマイルが決めてから、物語が動き出します。

この『サイダーのように~』は、良い素材の扱い方・物語のまとめ方をしているように思えました。

①田舎という舞台設定の使い方
ショッピングモールが出会いの場であり、二人の活動の場として描かれていますが、こうした大型モールは、田舎にいかにもありそうな感じで、この物語の舞台がリアリティを持って感じることが出来ました。また、こうした田舎の街でありながら、ネットを活用して動画主として活躍するスマイルは、ネット社会では必ずしも都会でなくても出来ることがある、ということを上手く描いています。

②周囲の人物たちの関わり方
2人の主人公の周りには、色々な人たちがいます。タフボーイやビーバーという、個性的な名前を持った、個性的なキャラクター達、、、それから、バイト先の大人たち、などなど。

スマイルが物語の最後、引っ越していくチェリーに、探し当てたレコードを聴かせたい、と考え動いている中、これらの登場人物たちは、色々な形で協力し、それがクライマックスを盛り上げています。決してただの傍観者ではない登場人物たちに好感が持てます。

③主人公の成長
俳句の形でしか気持ちを表現できないチェリーは、最後、自分の気持ちをのせて、スマイルの前で俳句を詠みあげます。気持ちが高ぶっていき、最後は、俳句というより自分のストレートな気持ちを叫ぶ、といった感じになります。人に気持ちを伝えることが出来る、という成長です。

これを受けて、スマイルは、コンプレックスの歯を隠していたマスクを外し、チェリーと向き合います。外見のコンプレックスを克服し、ありのままの自分を相手にさらけ出すという気持ちに吹っ切れたように見えます。

余り期待せずに観にいきましたが、予想よりも面白かったです。