悪人

6.8/10
合計16件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   139分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   吉田修一
劇場で   09月11日 2010
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悪人 プロット

芥川賞作家・吉田修一の同名ベストセラーを妻夫木聡&深津絵里主演で映画化した人間ドラマ。長崎の外れの小さな漁村に住む祐一(妻夫木)は出会い系サイトを通じて佐賀在住の光代(深津)と出会う。逢瀬を重ねる2人だったが、祐一は世間を騒がせている福岡の女性殺人事件の犯人だった……。監督は「69」「フラガール」の李相日。共演に岡田将生、満島ひかり、柄本明、樹木希林。

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悪人コメント(20)

Alilaescplc
Alilaescplc
全く殺すほどの理由ではないと思うし、深津絵里がブッキーを好きになる速度がはやすぎて感情移入出来なかった‥

悪人の色々な側面を見せるというところを期待してたので、残念
Spinxmghkso
Spinxmghkso
むかしスカウスを知ったとき、これはルー入れるまえのカレーだなとおもいながら、よくつくって食べた。その認識が正しいか間違っているか、どっちでもいいが、料理は、なにかをつくろうとしている行程から、いろいろなものに化ける。

近年の日本映画に、韓国映画の影響を感じる。ほとんど潮流であろう。
日本映画とは、半世紀変わらない昭和四畳半の世界なのだが、そこへ韓国映画風の非情、底辺のリアリズム、生々しい表現が加わって、潮流となった。今、ポルノ出身の長老も、鬼才系も、みんな韓国映画の影響下にいる。

それを先導したのは李相日だと思う。きっかけはスクラップヘブンと悪人だった。とりわけ悪人がその後の日本映画に及ばした影響は大きい。──と思う。

ただし、李相日監督自身は、韓国映画に影響をうけた、というより、在日朝鮮人の出自にもとづく独自路線を歩んできたひとだった。
悪人を見たとき感じたのは、まさに血はあらそえないということだ。日本人にはない、大陸へつながっている蛮の気配──なんと言ったらいいかわからないが、荒々しさが、たしかに、そこにあった。チェイサーのナホンジンとまるで兄弟のように近い蛮があった。

すなわち、それは韓国映画の影響下にある李相日ではなくて、生粋の李相日という映画だった。
ゆえに、日本映画が影響をうけたのは、韓国映画というより李相日映画──なのかもしれない。

個人的には、李監督が、こんにちの日本映画の潮流をつくったとみている。なぜなら、この映画の公開2010年は、日本映画に韓国風味が加わった頃合いと一致するからだ。そこでルーを入れた──わけである。

スカウスはルーを入れたらカレーになるし、こんにゃくを入れたら肉じゃがになるし、デミグラスソースを入れたら、ビーフシチューにもなるだろう。むろん、料理に厳格なひとや、神経質なひとにとってみれば、そんなものは邪道だが、遠からぬものはできるし、ぜんぜん食べられる。

ところが映画は、そうはいかない。今、日本映画は、李相日監督の2010年の映画「悪人」に感化された映画だらけである。日本映画のつくり手たちは、おそらく、その説を否定して、内在的なものの発露によって、今のわたしの映画がある──と主張するのかもしれないが、観衆にとって、いや、すくなくともわたしにとって、こんにち、悪人の影響を感じない鬼才系映画はない。

そこで、日本映画に言いたいのは「なんか投入したら、なんかできるだろう」みたいな、ひとり暮らしの食事みたいな調理方法じゃ、結果的になんにもできない──ってことである。
悪人は、もっと深いところ、血脈から生まれ出ているのであって、そんな魂みたいなものを模倣することじたいが、間違いなのである。

悪人には、吉田修一の翻案力もあった。
李監督は吉田修一を李相日風味で、迫力ある人間ドラマに仕上げている。たとえば松本清張を誰が映像化しても、それは松本清張である。見終わって、え、これ原作松本清張だったの、ということは、ほとんどない──わけである。
もちろんこの映画の原作が吉田修一であることは疑いの余地がないが、なんというか吉田修一に加えて、いわば大陸的な蛮の気配──やはりなんと言ったらいいかわからないが、狂おしい情念のようなものが、映画にはあった。
おなじ吉田修一のさよなら渓谷を見ると、描き手の巧拙がはっきりとわかる。
Gonsphmxski
Gonsphmxski
ただ、原作読んでないと、きついかも。読んどくと、あああの場面と頷ける感じ。
どの役者さんも原作の登場人物にはまってあまり違和感ない。それぞれ実力者なんだ。
際立つ柄本明のお父さんと樹木希林のおばあさんが示す裏表のない愛情と、主人公二人の愛はその純粋さで重なる。殺された女性と置き去りにした男性の憐れさ・哀しさと対比してしまう。
Paeornbsewl
Paeornbsewl
こういうストーリー大好きなので定期的に観たくなる映画です。
でも観るのはいつも3/4くらいまで。
なんとなく、その辺りから展開知ってるしもういいや、ってなります。
ただそこまでは面白いので、定期的に観たくなる映画。
灯台あたりのシーンはカットしてもう少し短くしても良かったと個人的には感じてます。
uhjrfbi
uhjrfbi
人間は寂しさ、孤独さとかを紛らわしたいと思った時大切な人を求む。
大切な人を守るのも必死になる。
悪人は誰なのかて見終わった後考えたら、
人を殺してしまった人、殺人犯の親、被害者、殺人犯を愛した人、子供を捨てた親、他人のことを笑って過ごしている人、これは最後まで見れば誰が悪人か分からなくなった。
もちろん殺人犯が悪いってなるだろう。けどそう言う人間にしてしまった捨てた親もどうかとおもう。たどればたどるほど悪人は多く見当たるのかもしれない。
この世界は悪人が多い。悪いことをしたことある人なんてほとんどだと思う。
この作品は今この世界の暗闇の触れていなかったとこを知れて日常見てみぬふりをして過ごしていた部分が胸に刺さる。
樹木希林さんと柄本明さんの演技には圧倒された。記者を目の前にした時のあの心を殺した表情。笑って馬鹿にする男を目の前に足、手が出る時のあの怒りの表情。この二方の演技が特に印象的だった。
この作品で出会い系サイトでの恐怖が伝わった。
とにかく色々考えさせられた。