アキレスと亀

6.5/10
合計13件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   119分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   北野武
劇場で   09月20日 2008
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アキレスと亀 プロット

「HANA-BI」「座頭市」の北野武監督の長編14作目。出演は北野武(ビートたけし)のほかに、樋口可南子、柳憂玲、麻生久美子ら。売れない画家の真知寿は、幼い頃に両親を亡くしてからも画家になることだけを夢見てきた。そんな純朴な真知寿に惹かれた幸子と真知寿はやがて結ばれ、夫婦で創作活動に没頭していくが……。真知寿のかなわぬ夢に立ち向かう苦悩や、彼を陰から支える幸子の夫婦愛を描く。

アキレスと亀 俳優

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アキレスと亀コメント(15)

Nkpsiooihk
Nkpsiooihk
難しい内容の映画だけど、冒頭にアニメで映画の見方の公式を観客にくれる。

深く掘り下げたら答えはずっと出てこない。

だけど、だれが見たって亀に追い付ける。

で、その見方を頭の片隅に置いておいて+自分の主観でみる。

三回みる事なくて一回で三方向から見れる。

で、応用したら色んな角度、方向の見方ができる映画。

で、ややこしく思えるけど「座頭市」好きな人は好きな映画だと思う。

監督が楽しんで作ってるのが伝わってくる。

で、重い題材がネタフリかってぐらい笑いが冴えまくってて、笑える。

あと役者さんのノリがすごい。
みんなをここまでのらせられるのが監督として天才なんだろうな。

大森南朋さんなんかこんないい役者いたのかって、びっくりした。

お宮の松さんも良かった。監督との信頼関係だろね。

ジョーダンズ三又さん、いい役もらったね。

美術学校の女生徒たちが下着姿で記念撮影するサービスカットもよい。

主観と客観があって、客観も他人の主観ってパラドックス。相対性とかエロスとかの

難しい話を簡単なストーリーに料理してくれています。

後世に残るであろう天才が、絶妙のバランスで撮りあげた作品。

考えずに感じて見てみてください。

子供に見せてげてください。天才に育つかもです。

余談ですが中島らもさんのお話で

10メートルのロープを3等分しようとすると計算式では
10÷3=3.333・・・・

となり割り切れませんが、10メートルのロープで円を作り中心から
120°づつ3つに分ければ完全な3等分ができます。

一切の書かれたもののうち、私はただ人がその血を以て書いたものだけを愛する。
ニイチェ
Tatiellekt
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ある少年が、
大人になっても自分の道を極めようとする
不思議な気分にさせられる、作品でした。

ボンボンとして誰からも一目置かれていた
真知寿少年の人生は
父親が事業に失敗してから一転します。
それでも描く事が好きで、絵を諦めません。

やがて時が過ぎ青年となった真知寿がいます。
彼は絵を習う為に工場で昼間働きます。
そこで、妻となる幸子と知り合います。

そして又時が過ぎ、タケシ演じる真知寿が登場します。
夫婦は人並みの幸せなど見向きもせず、芸術活動に邁進します。
ストリート・アート、極限的な状況創作など、など、
しかし、娘の死まで芸術にしてしまう真知寿の行動に、
とうとう幸子は彼の元を去って行き…

普通ストーリーには
「起承転結」か「序破急」のどちらかがあるのですが、
この作品は 起承承承 でどこまでいっても、
これでもかこれでもかと同じ流れのままです。
そしてそれこそが狙いであり、
誰に評価されなくても自分が楽しければ、
理想は、
そばで一緒に支えてくれる人が、
たった一人でもいれば十分楽しめるよ、
ということを、気付かせてくれます。
富や名誉があればもっと良いのだろうけれど、
それが無くても十分幸せだよということを。
Voklolyebcl
Voklolyebcl
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前半は、昔のたけし調とも言えるテンポで不条理に進行します。多くの評論家に受ける作品になりつつあると思ったら、緊張の糸が外れたかのようにたけし、樋口夫妻のコントに突入。(電撃ネットワークが出た時点で怪しいと感じましたが・・・)樋口可南子をたけしがイジリ倒す、今の芸術をパロディ化していく。絵は全部たけしの物。映画の中の芸術自体もセルフ・パロディにして展開し、自虐的で芸術の魔力に取りつかれた人々を冷めた視線で描きます。後半に違和感を覚える人がほとんどでしょう。たけしチルドレンからすると、こうなるべくしくなった感があります。きっと途中から芸術の狂気見たいのをやりたくなって、はたから見たらコメディだろうと。前半と対比したかっただと。映画としてこの試みは、破壊してますが、たけしファンとしては、後半笑い通しでした。あまり一般の人には勧められませんね。
Commokncnko
Commokncnko
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映画「アキレスと亀」(北野武監督)から。
「なんだか、むずかしい映画だったなぁ」が感想だけど、
監督が、この作品を通じて何を伝えたかったのか、
わからなかった。
パンフレットには「きっと、ふたりだからできることがある。
だからずっと一緒にいたい。」と書かれているが、
それが「結婚で良き理解者を得た」ということなのだろうか。
私が気になったのは、芸術に関する表現が多かったこと。
・芸術とは、天才とそれを理解してくれるタニマチがいないと世に出ない。
・これは、一歩間違えれば、銭湯にかかっている絵じゃないですか
・目の覚めない奴は、一生眠ったまんまだよ
・芸術なんて、所詮、まやかしだ
・売れてない人の自画像なんて、誰が買うの?
・ちょっと狂ってきたけど、もう少し狂ってこなくちゃ
・あいつら、芸術、わかんねぇんだよ
・偶然でいいものは出来ないよ。などなど。
その中から、敢えて1つ選んでみた。
芸術の分野、売れているのは、ほんの一握りの人たち。
毎年、何千人と溢れる「芸大生」「美大生」「音大生」に向けて、
あるメッセージを伝えているような気がしたからだ。
「目の覚めない奴は、一生眠ったまんまだよ」、
厳しいけれど、これが現実なんだよなぁ。
uhjrfbi
uhjrfbi
「世界のキタノ」の最新作。

良くも悪くも「キタノ節炸裂」な感じ。
なので 見た人の意見は二分されそう。
好きな人はすごく好き、そうでない人は「?」かも。

静かな映像の中で物語が淡々を進んで行き、
最後にふっと残るメッセージがある・・・
いかにもフランス人が好きそう・・・(勝手なイメージですが)
カンヌで絶賛というのも 納得です。

もうお分かりかと思いますが、私は「?」の部類の人間。
北野監督の作品はいくつか観ていますが、そのたびに何故か
「?」が残ってしまいます。
多分、自分には監督の真意への理解力や感受性が足りないのだろう。

昔に比べて暴力性が陰を潜めた・・・と言われていますが
人がバタバタ死んでいくことには変わりなかったりして・・・。
もしかしたら そこがダメなのかも。

宣伝ツールに
「ひたむきに夢を追いかける夫婦が、幸福になるための
<大切なもの>に気づいたとき、あなたの頬に優しい涙が伝う」
とありましたが、<大切なもの>に気付くのちょっと遅すぎやしませんか?

夫婦の素晴らしさを感じたくて観るのであれば
「ぐるりのこと。」や「おくりびと」の方が ずっと分かり易く
ダイレクトにココロに来ると思います。

それでも 天才(?)と奥様、そして学生時代の友人達との
ギリギリな実験的芸術活動はバカバカしく、笑えて楽しめたし
柳ゆうれいさんや大森南朋さんの飄々とした演技も良かったです。

永遠の命題 「芸術ってなに?」ってことも 再度考えるきっかけにはなった。