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夜空を飛ぶ兎 プロット 日本 08月21日 2020 劇場で
空飛ぶ十字剣 プロット 台湾 03月26日 1977 劇場で
空飛ぶ戦闘艦 プロット アメリカ 12月26日 1961 劇場で
KKKをぶっ飛ばせ! プロット イギリス 04月22日 2022 劇場で
街をぶっ飛ばせ プロット ベルギー 04月07日 2023 劇場で
空飛ぶゆうれい船 プロット 日本 07月30日 1969 劇場で
亀も空を飛ぶコメント(3)
この映画のポイントは、軍事政権で生活する庶民がどのような虐待を受けてきたかということ。「ランボー 最後の戦場」と似ています。しかし、改めて書きますが、これはイラク人がつくった映画です。そして、それだけで価値を与えるには十分です。(例外は、その監督が実は成金主義の偽善屋さんだった場合のみ。)
他国の干渉、戦争、大儀について考えさせられた作品です。イラク戦争の成否を本当に決めるのは、内部で虐げられていた人々だと思いました。
だけど、やっぱり茶目ッ気たっぷりのウソをつくサテライト。ハリウッド風の翻訳ギャグでも大活躍。そんな彼にも特技がある。村の少年に対する統率力と地雷売却の交渉術だ。もう村は彼の存在無しではやっていけないくらいの存在にも思えるのです。そして彼は恋をする。難民の少女アグリンだ。彼女には地雷によって両手のない兄と目の不自由な子供がいるので、周囲の方からも彼女の気を引こうと努力するのです。
両手のない兄と亀との共通点。意外な伏線、赤い金魚。弟だと思っていた子どもが実は・・・といったストーリーにも重く切ない戦争の犠牲を描写していました。そして地雷とともに生きていかねばならないイラクの子どもたちのリアリティには胸がしめつけられる思いになりました。
強烈な映画だ!
あまりの凄さ、逞しさに完全にノックアウトされてしまった。
時はアメリカ軍によるイラン侵攻直前、国境沿いの村には強烈なリーダーシップで子供達に指示をする少年サテライトがいた。
沢山の難民の中には気になる存在の少女に、両腕の無い兄と幼い子供。
掘り起こした地雷を武器商人に売り付けてお金を稼ぐサテライトと子供達「僕たちに必要なのは理科や算数よりも機関銃なんだ!」と叫ぶ、やっと映った衛星放送も戦争のニュース以外は「汚れた番組」と決めつける大人達、受け入れ難いラストも含めてこれこそが本当の現実の姿なのだ!
過去にも実際に地雷で傷ついた身体を晒して映画に出演している子供はいたが、この映画の様に涙や感動を‘売り’にしないのは珍しい。
いやきっと必要無いのだろう。彼等にしてみれば腕や足を吹き飛ばされてしまったのはきっと‘結果的’と考えているのかもしれない。実際そう思えてしまう程にこの映画に出て来る子供達は逞しくしたたかである。
題名になっている2匹の亀が水溜まりの中に深く沈んだのは【あの出来事】はもはや‘闇の中’って事なのだろうか?
今となっては結果が見えてしまった為かアメリカや世界に対して挑発とも苛立とも受け取れる様な強烈なメッセージを持った作品だった。