スターシップ・トゥルーパーズ3

ホラータッチの前作から変化し、第１作のようなSFアクションへ戻った本作。これでこそ「スターシップ・トゥルーパーズ」だろう。しかしこのストーリーは何なのだ。バグの宗教？こちらはそんなものを期待していた訳ではない。ポール・ヴァーホーヴェンは製作サイドに名を連ねているが、本当に製作に携わっているのかと疑ってしまう。製作陣の構想はどうなっていたのだろうか。制作費20億円は決して超大作の制作費ではないが、20億あるならもっとマシな話にして欲しい。バグのCGも前作以上に劣化し、原題ではサブタイトルにもなったパワード・スーツ「マローダー」の描きかたも雑なんてもんじゃない。まぁ、CGなどは良しとして、マローダーも良しとしても、どう考えてもやはりストーリーが酷すぎる。第１作も独特な作品だったが、まかり間違ってもこんな話では無かった。
また、ロバート・A・ハインラインの原作、「宇宙の戦士」には全く沿った話でもない。最新作は嬉しいが、作り方ってものを考えて欲しい。
ちょっと前からリメイク化の話が出ているが、そちらでは反省を生かして製作して欲しいに限る。

若干SFに戻ったけど興味はもてなかった。