誰も守ってくれない

6.7/10
合計13件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   118分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   君塚良一
劇場で   01月24日 2009
この映画を見たい?
 映画を見たい    しない

50% 欲しいです,合計 123

レビュー  |  共有する 

誰も守ってくれない プロット

大ヒットシリーズ「踊る大捜査線」の製作チームが、殺人事件の被疑者家族として言われのない社会的制裁を受ける15歳の少女(志田未来)と、彼女の保護を命じられた中年刑事(佐藤浩市)の逃避行をドキュメンタリータッチで描いた社会派サスペンスドラマ。監督・脚本は「MAKOTO」「容疑者
室井慎次」の君塚良一。第32回モントリオール世界映画祭では最優秀脚本賞を受賞した。

誰も守ってくれない 俳優

誰も守ってくれない 写真

誰も守ってくれない Related

マリア 怒りの娘オンラインで映画を見る
マリア 怒りの娘
プロット  ニカラグア・メキシコ・オランダ・ドイツ・フランス・ノルウェー・スペイン合作
02月24日 劇場で
ノルマル17歳。 わたしたちはADHDオンラインで映画を見る
ノルマル17歳。 わたしたちはADHD
プロット  日本
04月05日 劇場で
タイムマシン2024オンラインで映画を見る
タイムマシン2024
プロット  カナダ
03月15日 劇場で
すべての夜を思いだすオンラインで映画を見る
すべての夜を思いだす
プロット  日本
03月02日 劇場で
デストラップ 狼狩りオンラインで映画を見る
デストラップ 狼狩り
プロット  カナダ・アメリカ合作
03月29日 劇場で
石岡タローオンラインで映画を見る
石岡タロー
プロット  日本
03月29日 劇場で
愛のゆくえオンラインで映画を見る
愛のゆくえ
プロット  日本
03月01日 劇場で
ピアノ 2 Pianos 4 Handsオンラインで映画を見る
ピアノ 2 Pianos 4 Hands
プロット  カナダ
03月22日 劇場で
コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話オンラインで映画を見る
コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話
プロット  アメリカ
03月22日 劇場で
RED SHOES レッド・シューズオンラインで映画を見る
RED SHOES レッド・シューズ
プロット  オーストラリア
03月15日 劇場で
あまろっくオンラインで映画を見る
あまろっく
プロット  日本
04月19日 劇場で

誰も守ってくれないコメント(20)

Aodrdmnroeesh
Aodrdmnroeesh
志田ちゃんの演技が見たくて鑑賞。
役者もいい、題材もいい、なのにどこかチープな仕上がりに。
もっと深みが出るテーマな気がするのにそこに踏み込んだのに結局上辺をすくっただけのような。
テレビ局制作じゃないパターンを見てみたいなあと思ったもったいない作品でした。
あと音楽が頭からしばらく離れなくなりました。
Aapuksolrp
Aapuksolrp
あっという間の2時間だった。一人の殺人犯のために苦悩する家族。それも加害者家族を取り上げて映画にするといった考えは素晴らしい脚本である。いつも被害者家族を中心に描かれる場合が多いがこの映画は違う。マスコミ、ネットオタクの異常な行動、まさに現実にあってもおかしくない描写、震え上がりました。「どんなに辛くても嫌であっても家族はお互いに守りあわなければならない、それが生きるということ」とても当たり前だけどなかなかできないことだ、と考えさせられた。
hjvxno
hjvxno
背筋が凍る・・・なんども飛び出す勝浦刑事(佐藤浩市)と三島刑事(松田龍平)のやりとり。1月24日に放送された連動ドラマ『誰も守れない』を事前に見ておくと、“シャブ漬け”という言葉につい噴いてしまいましたが、三島の自虐的とも言える性格など彼らの性格、迷コンビぶりが楽しめる。その上、「背筋が凍る」という言葉の重みも過剰で執拗なマスコミ取材のいやらしさ、それに情報過多のネット社会の存在が被害者家族をおびやかす顛末を象徴していたかと思う。

事件の4ヶ月前を描いたTVドラマ『誰も守れない』では被害者家族の許へ検察庁の被害者相談室の支援員が即日訪れるのですが、この映画では加害者家族を守るために区役所職員や教育委員会までが家族宅へ駆けつけてくるのだ。なぜ区役所?などと首を傾げていると、いきなり離婚届と婚姻届の判を捺させ、容疑者家族の姓を変えてしまうという荒療治を施してしまう・・・驚きだ。

勝浦目線で追いつつも、やがて困惑しっぱなしの加害者の妹沙織(志田未来)目線へと見方も変わり、家族が犯罪を犯すことが周りに与える影響の凄まじさにのめり込んでしまうこと間違いなし。『手紙』という映画も加害者家族を扱っていましたが、同じ殺人事件であっても貧しさからくる古風な事件でした。その点、今作では直情的(状況は説明されてない)な現代的な犯行。発達した情報社会の中にあって、身につまされる内容だ。

それにしても佐々木蔵之介(佐々木とはいえ、だいまじんではない)が演ずる新聞記者はとても怖い。自身の息子が不登校になったということもあって、犯罪を憎みすぎ。たしかに被害者遺族の気持ちを考えてみると糾弾したくなるのもわかりますが、その標的が犯人の妹というのも・・・頭がおかしいだろ!人間はなぜか弱い者を攻撃したくなることの表れなのでしょうけど、執拗なカーチェイスをやってのけるパパラッチのようなマスコミにしても、それこそ背筋が凍るぞ。

その新聞記者が言い放った「家族は死んで償え!」という言葉にしろ、TVドラマでの「犯罪が起こらない限り捜査できない」といった印象に残る言葉も多い。3年前の事件の被害者であるペンション経営者夫婦(柳葉敏郎、石田ゆり子)の悲しさも目の当たりにし、しきりに反省する勝浦。沙織には他人の痛みをわかれば人として成長できる、これからは家族を守れと説くシーンもいい。。殺人犯人の家族という事実は一生ついてまわるのだが、彼女の人生は何度も壁を乗り越えなきゃならないんだろうなぁ。

なんとなくダルデンヌ兄弟の映画を参考にしたんじゃないかと思えるセミ・ドキュメンタリー手法。君塚監督は『マイティ・ハート』を参考にしたと述べていたので、ウィンターボトムだったんですね。

※TVM「誰も守れない」感想

学校の教師が生徒たちにシャブを売っている・・・ひどい世の中。そんな物騒な中でも勝浦刑事と三島刑事(松田)のコンビが笑わせてくれる。

襲われ入院した尾上社長(山本圭)の意識が回復。おぼろげながら、犯人が「家族も覚悟しろ」と言い残したことが蘇ってきたため、警察は家族の保護も検討する。命ぜられた勝浦は「泳がせて犯人逮捕」を主張したが医師を保護することになった。しばらくすると、ネットの書き込みにより、会社の黒い情報が浮かび上がってきた。しかし、厳重な警護に怖気づいたのか、今度もまた娘の借金地獄というデマの書き込みが・・・

保護3日目。単独で怪しい患者(成宮)を尾行中、暴漢に殴られ拉致される三島・・・シャブ漬けにされ放り出されてしまう。患者情報の提供を拒み続けてきた医師だったが、三島のこともあって漸く怪しい人物について語り、逮捕される。

しかし、実行犯は携帯の裏サイトで「復讐を5万円で請け負う」などと非道なことをしていたのだ。誹謗中傷や裏サイトの存在。ネット社会の悪を暴くような内容もあるのだけど、むしろ映画のための序章のような扱い。勝浦が妻と別居中で娘にプレゼントを買おうとしていることや、三島が捕えた犯人の同棲相手と付き合おうとして振られるとか・・・

それにしても、守るとは言っても「事件が起こってからでないと捜査できない」現実。交通事故にしたって、死人が出ないと改善されないこともあるし・・・

〈どちらも2009年1月鑑賞〉
Etenhiluoyastqh
Etenhiluoyastqh
しないで観たが意外と良かった松田龍平。この役がよく似合っている。珍しく人間味がある演技って言うか。しかし犯罪は被害者も加害者もどちらも周りみんなに影響が出る。罪を犯したヤツはそれを理解して欲しい。理解した上、罪を償ってもらいたい。
Inblfepeceutuixaree
Inblfepeceutuixaree
ネタバレ! クリックして本文を読む
先日観た『望み』にも通じる重い重いお話です。
まだ『望み』の方は息子が犯人か犠牲者か後半までわからず、家族がそれぞれの想いを色々と巡らせるところに重い感情を抱きましたが、こちらは長男が明らかに犯人でそれに翻弄される家族の重い重い展開に観ているこちらも重い気持ちになってきます。

佐藤浩市さんと石田ゆり子さんが出ているので今上映中の『サイレント・トーキョー』(まだ観てませんが)を彷彿とさせます。色々な映画でマスコミやネットの暴力を扱っていますが、この作品はまだSNSが今ほど普及していない10年以上前でもすでに恐ろしいことになっています。この頃から数年後『白ゆき姫殺人事件』ではさらにネットの怖さが拡大し最近は更に更に恐怖がマシマシです。

観終わっての感情、胸にとても重くのしかかる後味の悪い映画ではありますが、志田未来ちゃんの10代半ばとは思えない演技力に関心し、佐藤浩市さんの娘へのプレゼントをもって駆け寄りながら「忘れもの」って言うところは少し救われました。それでも重い映画なので体調を整えて観ないといけない映画です。