ギャングスター・ナンバー1
プロット
イギリス
05月24日 2003 劇場で
花嫁はギャングスター
プロット
韓国
05月08日 2004 劇場で
アメリカン・スウィートハート
プロット
アメリカ
03月02日 2002 劇場で
アメリカン・パイ
プロット
アメリカ
07月01日 2000 劇場で
アメリカン・ビューティー
プロット
アメリカ
04月29日 2000 劇場で
ビッグ・アメリカン
プロット
アメリカ
01月01日 1977 劇場で
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アメリカン・ギャングスターコメント(20)
「質素に暮らすことが大事」と説教垂れていたデンゼルが、妻のプレゼントがきっかけにラッセルから目を付けられるっていうのは。愛は盲目ってところか。
デンゼルの風格もさることながら。ラッセルがいつかダークサイドに落ちるのかどうか、とハラハラ見るのも見ごたえありましたね。
ただR15なので、注意。
汚職が当たり前だった時代に、マフィアやギャングを敵に回してでも正義を貫くことは並大抵ではない。
正義だけを糧に成功させた稀な話。
理想的だが、ほとんどの人は欲に負けてしまうと思う。自分も含めて(笑)
リドリー・スコットが、弟トニーの盟友デンゼルを起用し、今ではすっかり、うんざりが始まりつつあったラッセル・クロウとの組み合わせで実現した、初の正統ギャング映画。
が、その豪華キャストおよびスタッフにもかかわらず、ギャング映画史にその名を残す作品となっているか、と言われるとそうでもない、非常に影の薄い作品。
本作、実話ゆえ、とんでもない密輸ルートを平気でネタバレする宣伝と評論、レビュー、そして本作の純度100%の麻薬の「入れ物」をきちんと描くことに遠慮があり、ストーリー的にも、絵的にも燃えるものがないのだ。
リドリーはなぜか好んで、ネタの割れている歴史ものや現代史を扱うが、映画的なカタルシスを一方で失って、どうもお手軽な映像化、凝るのは絵画的な映像のみ、という印象が拭えない。
ギャング映画という点では、言うまでもなくスコセッシの「グッド・フェローズ」にそっくりで、よせばいいのに、音楽の使い方までそっくり。
もっと言うと、マイケル・チミノの「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」にも。(ルメットの「プリンス・オブ・シティ」なども)
本作の最も他の作品群と差別化をしなければいけないのが、黒人による、自虐商売を、という黒人映画である、という点であるはず。
主人公フランク・ルーカスのやってることは、事業家、というより、黒人が、他人種に搾取されるぐらいなら、他人種に子供をヤク漬けにされるくらいなら、オレがやったるわ、という風にしか見えず、同種の商売仲間や商売敵にも徹底して冷酷。
おまけに、自分の身近の若者が、金が無いため出征し、死んでもつれて帰る誠意に付け込んでの麻薬ルートである。
単なる極悪人じゃねえか。頭が極悪に切れる黒人、ということ。
それをデンゼルが演じる、ということで「優しい」という、その見方になる人が多い。
しかし、その所業をみれば、その意見がどこから来るのか、さっぱりわからない。
母親すらすっかり騙されかかる、その笑顔。本作の極悪デンゼルの名演こそ、ここにある。本作の最大の欠点は、それなのにその「笑顔」を観客に誤解されている、という点。
ダメないとこや、ジュッシュ・ブローリン、アーマンド・アサンテなど、キャラ的にずいぶん面白いのがいるが、クロウのほうが大して面白くないのに長くなっているせいで、全体的に、やっぱおもろない、という結論。
ただこの主役二人のモデルになった元麻薬王と刑事の二人は今ではめちゃくちゃ仲が良くて、この映画のスーパーバイザーも二人で仲良くやってるっていうから面白い!
まあ伝記作品としてはいいかな。