ココシリ

7.1/10
合計16件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   88分
言語   中国語
地区   中国
書かれた   ルー・チューアン
劇場で   06月03日 2006
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ココシリ プロット

海抜4700メートルの無人地帯ココシリで、チベットカモシカの密猟を防ぐ民間のマウンテン・パトロールの姿を描くスリリングなドラマ。監督は「ミッシング・ガン」のルー・チューアン。「Red Valley」で第17回チャイナ・ゴールデン・チキン・アワード(中国で最も有名な映画賞)で助演男優賞を受賞したデュオ・ブジェ、舞台で活躍するチャン・レイとキィ・リャンほか。第17回東京国際映画祭審査員特別賞を受賞。

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ココシリコメント(4)

Oihkmsgpsnx
Oihkmsgpsnx
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寒くて電気もガスもガソリンスタンドもスーパーも何もない山岳地帯で、動物保護活動をしている民族がいるのだけど、結局その活動費は政府等の援助なく苦しい。そして密猟者から得た毛皮を何故か彼らが売捌き、それを利用して燃料代など活動資金にしていた。なんだかなぁ。それってどっちが悪か分からなくなる。でも既に殺されてしまった動物は戻ってこないし、燃やされたりするよりは良いのかもしれないな。難しいテーマだった。
Mdiqeniuteosum
Mdiqeniuteosum
「ココシリ」なんて何処にあるのか知らなかった。いや、地名なのかどうかも分からなかった。しかし、何故、この映画を観たんだろうと自問自答してしまった。愛すべき土地というものを知らない僕は彼らの行動が理解できなかった。最初のうちはね・・・・しかし、450頭にものぼるチベットカモシカの骨が画面いっぱいに見せられたときなのか、崑崙山脈の連なりと吹きすさぶ雪のなかを走り続ける車の音を聴かされた時なのか、未だに分からない。でも、国を愛する彼らの心に多少触れられたような気がした。
いいか悪いかなどの問題ではないのだ。ひとの"魂"の在り方なのだ。
Msnpghoxski
Msnpghoxski
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チベットのココシリという豊かな自然環境を守るための、私設警備隊の人たちの実話を元にした映画。
観ながら、どれだけの志を持ち、命がけでチベット人たちが乱獲からチルー(チベットカモシカ)を護ろうとしたかがわかり、物語の重さと辛さに心苦しくなりながらも、尊敬と、崇高さと、感謝と、色々なものが混ざった気持ちになった。

ストーリーは実話ベースでかなり重たい。チルーの皮が高く売れるため、密猟者の乱獲により100万頭いたチルーは1万頭まで減ってしまう。それを防ぐためのチベット人警備隊は、出てくる主役級の人たちがみんな、殺されたり、過酷な自然環境で死んだりしていく。数十人いた警備隊のうち、生きて帰還したのはわずか4名。
また、過酷な警備隊は武器も人も足りず、お金がない。皮肉なことに、チルーを護るために、密猟者が運ぼうとしたチルーの毛皮を売って、警備隊の経費にしている。それでも、警備隊の隊長であるリータイが、
「だから何だ。はじめから非合法なことは分かっている。だからと言って、法律が何をしてくれるのだ?チベットの巡礼者は、顔や手は汚れていても、魂は綺麗なままだ。」
という言葉に、ハッとさせられる。人の決めたルールにおいて、正しいというだけでは、現実の乱獲は止められない。だから、彼らは手は汚れても崇高な魂と想いを持って、警備隊の活動を続けていた。

ココシリ横断中に流砂で死んでしまうリウや、密猟の首謀者に殺されるリータイ、他にも何人か、撃たれたり、過酷な自然環境を前に死んでいく。この様子を取材した記者が主人公ガイだが、これが実話であり、これが記事として出版されたときに、世界中で大きな問題となったという。ペンは剣よりも強し。

あまりに凄まじい話だけど、この映画を観てからチルーを観たら、いろんな想いで涙が出そうな気がする。
Xgpiksmonhs
Xgpiksmonhs
パトロールに出るときは、まるで戦地に赴くかのように別れを惜しむ彼ら。同行するガイも勇気が要ることだったろう。地元の有志によるパトロール隊なので密猟者を逮捕することはできず、追い払い、毛皮を没収するだけ。それでも威嚇し、身を守るための銃は必需品。でも手錠で捕えてたけど・・・

高度4700mの高地。激寒の地なのに、川を渡るためにズボンを脱ぐ。ココシリとは「美しい山々と女たち」という意味。毎年1万頭以上密猟されるという現実のため、自然を守るために必死なんだなぁ。

捕まえた常習犯の爺さん一家。パトロールを続けるためには食料不足で置いてけぼり。どちらも悲惨だ。途中で射殺された密猟者もいたし。

それにしても報われないリータイ隊長。やっとのことで密猟のボスに巡り合えたときには、ガス欠や車の故障などで隊は離散状態。解放した爺さんも中にいたけど、彼らに殺されてしまった。怪我人を医者に運んだリウなんて流砂地獄に埋もれてしまうし・・・

それでもガイの記事によって国が動き、ココシリは保護されることになった・・・こんな過酷な実話があったなんて・・・ドキュメンタリー風だったのも良かった。