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永遠の人 プロット 日本 09月16日 1961 劇場で
永遠の緑 プロット イギリス 01月01日 1900 劇場で
永遠のアンバー プロット アメリカ 04月10日 1952 劇場で
永遠のエルザ プロット アメリカ 04月15日 1972 劇場で
永遠のマリー プロット イタリア 01月15日 1993 劇場で
永遠のモータウン プロット アメリカ 05月01日 2004 劇場で
永遠のハバナコメント(1)
朝。少年の映像と字幕・・・フランシスキート(10歳)、祖母ノルマ(70歳)などと名前だけの紹介がなされる。やがて、3人、4人と名前が増えてゆく。名前の記憶力は5人までなのに・・・と祈るような気持ちで鑑賞すると、5人、6人と増えて、最終的には登場人物が12人となった。しかも台詞もない、ナレーションもない、映像だけが群像劇のように流れていくのです。聞こえてくるのは、フランシスキートくんの学校の教師の声、近所のおばさんの声、そして雑踏や仕事場でのノイズだけなのだ。
例によって、全く予習なしでの鑑賞となり、フランシスキートくんがダウン症だともわからなかったし、ドキュメンタリーだともわからなかった。ましてや、12人が微妙に絡む壮大なドラマまで想像してしまったのです。しかし、ドラマは要らなかった。
人々が行き交う広場にあるブロンズ像はジョン・レノンだとわかる。しかもメガネは普通のメガネだ。「そんなのかけてたら盗まれるぞ・・・」などと妄想したけど杞憂に終わる。何しろココはキューバなのだ。
こうして何の変哲もないハバナの人々の生活は、昼から夜へと移る。彼らはスクリーンの中に生きているのです。カメラ映像は老人の皺をアップにする。音楽やダンスに夢中になる素顔の彼らを映し出す。紛れもなく生きている人間の姿。そして、1日の強弱を美しい空の色の変化で表現する。それぞれの人たちのバイオリズムさえ感じ取ることができるくらいに・・・(老人はずっと変わらないかもしれないが)。
静寂とともに夜は更け、朝を迎え、また新たな一日を予感させる。そして、意外にもエンドクレジットで感動してしまう映画です・・・2度観たくなるという秘密もここに!