ロープ プロット

アルフレッド・ヒッチコック監督が、アメリカで実際に起きた「レオポルドとローブ事件」をもとにした舞台劇を映画化。物語の全編をワンシーンで繋げ、映画内の時間と現実の時間が同時進行するという実験的な手法で描いた。ニューヨークのとあるアパートの一室。大学を出たばかりの青年フィリップとブランドンが同級生を絞殺し、その死体を衣装箱に入れる。殺害の動機は、自分たちが他者より優れていることを証明するためだけだった。2人はさらなるスリルを求め、被害者の父や恋人、恋仇、伯母、そして恩師である大学教授を部屋に招いて晩餐会を開く。犯した罪の恐ろしさに次第に冷静さを失っていくフィリップと、大胆にも死体を見せたい衝動に駆られるブランドンだったが……。教授役に「素晴らしき哉、人生!」のジェームズ・スチュワート。

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ロープコメント(20)

qlitxp
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総合:65点
ストーリー: 65
キャスト: 70
演出: 65
ビジュアル: 60
音楽: 60

ちょっと変わった犯人たちや動機だと思ったら、実話が元になっているらしい。カルト的な彼らの行動とその裏にある幼稚さが出ていて面白い。勝手に優越感を感じる一方でそれが実は実践に裏打ちされていない自分勝手な思い上がりであること。それに気づかず現実離れした妄想の中に生きて好き勝手な行動に走る姿に危険さを感じる。その一方で見るからに危うさが目立つ幼い計画は完全犯罪とは程遠く、すぐに破綻を迎えるであろう犯人たちの結末が見えて、それは社会の安定という立場から見て彼らがすぐに排除されるだろうという安心感もある。

映画と実話はかなり違うようで、共通しているのは犯人たちの性格と背景くらいらしい。映画の中でジェームズ・スチュワートが不用意に一人で彼らのいる部屋に戻るのが物語として気になった。実際犯人らは銃を用意して最悪の場合はジェームズ・スチュワートを口封じのために殺す準備もしていた。一人を優越感のために殺した犯人たちがもう一人を殺すこともあり得たわけで、犯人たちがスチュワートからちょっと圧力を感じて焦っただけで用意した銃を簡単に渡したうえに抵抗もせず降伏とはあっさりしすぎ。先ほどまでの優越感はどこにいった、なぜそんなに簡単に降参するのかと疑問に感じた。でも元々が裏づけのない優越感だから、一度崩れだすと自信が崩壊するのも早いのかな。
Pctbeloeaurerd
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これは有名なワンシーンワンショットという手法で取られておってそれが映画の歴史の中で最も成功している作品だと思った.反面ワンシーンワンショットは映画にスケール感とかゴージャス感が出ないので最初からそのつもりで見る必要があるなとも思う.映画の中がすべて一つの大きな部屋の中で展開していく.そこには当然カメラワークの工夫というものが必要であり人間をどう動かしてカメラがどうフォローするとかそういうことが見事にできている.そしてそういったカメラワークの面白さがヒッチの真骨頂である.そういった意味でこれは本当にヒッチコックの真髄に触れる傑作だと思う.
Gminphsskox
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Amazonプライムの激低画質版で鑑賞。
千円以下で売ってる版権切れDVD並みでさすがに申し訳なくなるレベル。
画面が4:3なのはTV映画なのかな?

ワンカット撮影って…まあ意図はわかります(緊張や芝居が途切れない)が、引き換えに役者やスタッフにかかる負荷を考えたら控えめに言って狂気の沙汰では。
ヒッチコックはまごうことなき銀幕の変態なんでしょうから、まあやりたいと思えば素直に実行するのでしょう。
あまのじゃくな客の立場からすると、大根を白鳥にカットしました! と言われて「イヤ美味しい料理が食べたいだけなんで」と言いたくなるような微妙な自己満足感をおぼえなくもないこともない。

無粋なこと言えばあくまで疑似のワンカットです。安心してください。
途中、人物の背中で画面をワイプアウトさせてます。覚えてるだけで2回は確実。ひょっとしたら3回あったかも。
観てる側からすれば逆に安心したりもする。カメラさんちゃんとお水飲んだ?

もちろん当時はその発想そのものがとっても斬新だったでしょうし、今なおそれが売りになるくらい難しいことだというのは理解できます。
(でも舞台はいつだって一発勝負か…)

内容的にはワンシーン、ワンシチュエーションであればよく、別に無理してワンカットでやる必要はない。
でもさすがは変態、なるべくワンカットでやる意味が出るようにちゃんと逆算して? シナリオが書かれてます。その周到ぶり、単にワンカットやりたかっただけじゃね? と疑う。
ポイントは遺体と凶器。
このサスペンスを強めるにはやっぱワンカットっしょ、と困惑するお偉いさんを前に得意顔のヒッチコックとか。

ただ、今見てもすごく新鮮だったし、ワンカットうんぬんはともかく、撮り方が的確なんでグイグイ引き込まれる。
頭でっかちな青くさい若者2人のシーンで始まり、その硬質な空気を引きずったまんま進んで、やや遅めに主役がバーン! ザ・百戦錬磨! って感じで登場した時の空気の変わり方とか。これぞ演出って感じ。

あとは悔しいけどまるでダンスしてるような演者とカメラの連携が観られるのはやっぱりワンカット(目標)の恩恵かな。。惚れ惚れするー
書き割りかと思った窓外の風景もさりげなくスモークが仕込まれてたり、時間経過によって光が変化したり、ちゃんと計算されたミニチュアだっていうのにも愛を感じる。

とびきりよくできた話とかじゃないけど(後から考えるとアラはある的な意味で)とにかく演出が的確だし短いので最後まで途切れず一気に行ける。
なにも知らずにうっかりTVでこんなのに遭遇した人はなんて幸運なんだろう、と妬ましくなりました。
Kmohxsigpns
Kmohxsigpns
ラストシーンの直前までは、
どこで映像をつないでいるのだろうかと
集中したり、
高度なハラハラドキドキ感の展開もあり、
上質なヒッチコック劇場を堪能出来た。

特に、
他の登場人物の声が聞こえるだけの中で、
料理皿等を片付けて
チェストに本を仕舞おうとする家政婦だけが
映るの場面の緊迫感は素晴らしいの一言だ。

しかし、ラストシーンだけはいただけない。
余りにもあからさまな教訓主義過ぎて
何の意外性もない。

原作がどうであれ、
ここはヒッチコックらしく
どんでん返し的に、かつ、
ユーモア的に処理して、
例えばデイヴィッドはチェストの中で
息を吹き返して生きており、
そこからブラントンがやり込められるような
最後のひとひねりのある展開になっていたら
パーフェクトに思えたであろう
惜しい作品でもあった。
wsgaen
wsgaen
その殺人の動機はまったく意味のない自己都合。
さらにスリルを味わうために、死体の眠るマンションの一室をパーティ会場にし、その親、その恋人までも招待する。

途切れのない映像に間近で観る舞台を思わせ、
ヒッチコックのザワザワ感がリアルに伝わってくる。

やっぱり面白い。