落ちこぼれの新米兵士たちと、失業して軍隊の教師として派遣された男の交歓をコミカルなタッチで描いたヒューマン・ドラマ。監督は「プリティ・リーグ」のペニー・マーシャル、製作はサラ・コールトン、エリオット・アボット、ロバート・グリーンハット、エグゼクティヴ・プロデューサーはペニー・マーシャルとバズ・フェイシャンズの共同。脚本はジム・バーンスタイン、撮影は「ジュニア」の名手アダム・グリーンバーグ、音楽は「トゥルー・ロマンス」のハンス・ジマー、美術はジョフリー・カークランド、編集はジョージ・ボワーズとバトル・デイヴィスがそれぞれ担当。主演は「ホッファ」のダニー・デヴィート。共演は「タップ」のグレゴリー・ハインズ「コットンクラブ」のジェームズ・レマー、「まごころを君に」のクリフ・ロバートソン、「ブロンクス物語
愛に包まれた街」のリロ・ブランカート・ジュニア、「モー・マネー」のステイシー・ダッシュ、「ガンメン」のカディーム・ハーディソン、「TINA/ティナ」のリチャード・T・ジョーンズほか。
勇気あるものコメント(1)
ただひとつだけ難点を言えば(←大好きな作品なので他人に言われる前に自分で言っちゃう)
物語の舞台になる陸軍学校が、それはそれは素敵なヒューマニズム溢れる学校で、教官の将校達も立派な人格者・教育者ばかりで、「こんなイイ学校ならウチのドラ息子ほりこんで性根を叩き治してもらおうかしら」などと考えるお母様もいらっしゃるかもしれない。
穿った見方をすれば、軍隊の美化・プロパガンダ、スポンサーに軍需関係の企業でもおるんかなと疑ってしまう。
でも、その点に目をつぶってもお釣りがくるくらい、いい映画だと思います。脚本がホント、よく書けてますし、俳優陣の演技も素晴らしい。
人を人とも思わない"軍隊式"を知りたければ、キューブリックの「フルメタルジャケット」あたりを観てバランスをとる、というテもあるし。