摩天楼を夢みて

ほぼワンシチュエーションの濃厚すぎる会話劇。キャストが豪華すぎて溺れそう。アル・パチーノはセクシー駄々漏れだしジャック・レモンははしゃいだり懇願したりの困ったじじいだしケヴィン・スペイシーは曲者だけど顔がかわいい。あと全員口が悪すぎる。営業さんは大変。

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20年以上前、学生時代に観て、気に入ってビデオまで買って何度も観てました。
当時はアレックボールドウィンのあり得ない切れっぷりを気持ちよく観てました。
基本的にロクでもない営業マンたちのロクでもない話ですが、名優たちの緊張感ある演技やカッコいいカメラワークがほんとすごい。
改めて思うのに、登場人物で一番まともなのはアランアーキンです。顧客のためにならないといったセリフがあったり。その彼が一番マヌケなおバカキャラに仕立てられているのが、この脚本のシニカルな部分だと思います。ただ、ラストシーン、彼は復旧した電話を使って一番に仕事を始めるわけです。なにせ一番まともな人ですから。でもその表情はなかなかカッコよく精悍で、もしかしたらコイツが結局モノになるのか、出世するのか、と思えないでもない終わり方をするのが、なんかまたいいんですよねー。そう思わない人、気づきもしない人多そうですが。。
個人的には、渋くてホントに好きな映画です。

アルパチーノ以外にジャックレモンだのアレックスボールドウィンだのケビンスペイシーだのと、上手い俳優たちが揃い踏みです。

中年セールスマン達の悪あがきのようなストーリーに哀愁のような切なさを感じます。

とにかくみんなホントに上手い。
ジャックレモンなんて凄みすら感じたなあ

「成績を上げられなければクビ」…不動産会社のセールスマンたちの熾烈な営業争い。

デヴィッド・マメットが自らの戯曲を脚色、ジェームズ・フォーリーが監督を務めた1992年の作品。

まず、その超豪華キャストに目を奪われる。
アル・パチーノ、ジャック・レモン、アレック・ボールドウィン、エド・ハリス、アラン・アーキン、ケヴィン・スペイシー…。
演技のアクション、台詞のアクション！
これほどの名優たちの演技合戦を見るだけでもこの映画を見る価値があり、また見れた事は映画好きとして何より幸福。

外回りの仕事をやっていた身としては、チクチク感じる点が多々。
数字に終われる毎日、客の冷たい反応…。
人によっては見たら鬱になるかもしれない。後味のいい終わり方でないのも追い討ちをかける。

オフィスで盗難事件が発生。犯人は内部に…？
成績を上げる為だったら不正にも手を染め、罠にも陥れる。
一触即発の極限状態に追い込まれながらも、尚もしがみつき続ける男たち。
自分の夢の為、理想の為など、甘い夢を見ている暇なんか無い。
働くという事は、時に余りに無情。

密室劇を見ているように、あまり動きがなく、出演者の会話と演技力で勝負している作品。不動産会社のセールスマンたちは理不尽な営業を共用されて爆発寸前。そこに本社から更なる指令が来て、ついに・・・。
パチーノ他ベテラン陣もよかったが、支
所長として防戦一方のスペイシーが印象に残った。