フォー・ウェディング
プロット
イギリス
10月08日 1994 劇場で
フォー・クリスマス
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
レクイエム・フォー・ドリーム
プロット
アメリカ
07月07日 2001 劇場で
フォー・ザ・ボーイズ
プロット
アメリカ
03月28日 1992 劇場で
ルッキング・フォー・ラングストン
プロット
イギリス
11月07日 1992 劇場で
レイト・フォー・ディナー
プロット
アメリカ
05月16日 1992 劇場で
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フォー・ルームスコメント(9)
それぞれ違う監督が4つの物語がオムニバス形式になっているのに妙な連帯感があって不思議なテイスト。
全部の話が味が濃いのに全体として1本の映画になってるのがすごい。
ロドリゲスとバンデラスのタッグは面白すぎて息できなくなる。(ほんと好き)
4つの物語を渡り歩くティム ・ロスの存在感と演技力が映画の骨になってて最高の仕事してる。
あとタランティーノ監督作に出ているタランティーノが好きだからね。そう
オチもいいんだよ。
ルーム321/お客様は魔女。ちょっとエロティックな作品で、大魔女復活のために処女の血や1年分の涙やらを混合させるのだが、恋人のザーメンを採取し忘れた魔女がティム・ロスから採っちゃえ!てなノリで儀式を行う・・・
ルーム404/間違えられた男。間男と間違えられたベルボーイのティム・ロスが夫から拳銃を向けられる。テオドアという名前とか愛称がテッドだとかテディだとか、どうでもいい会話で緊迫感を薄れさせる。4つの中では一番つまんないかも・・・
ルーム309/かわいい無法者。メキシカンギャングのアントニオ・バンデラス夫妻が子供たちの世話をベルボーイにまかせることで始まる珍事件。メンソレータムをまぶたに塗るってのが寝るコツだったのか!と、子供たちのほうが賢く、終盤に一気にカタストロフへ。ロドリゲスらしい作風だった。
ペントハウス/ハリウッドから来た男。タランティーノ本人が演ずる喜劇俳優のチェスター・ラッシュがベルボーイを呼びつけ、懐かしのテレビ番組にあったエピソードを再現しようとしていた。ジッポライターで10回連続火を点けることができれば、チェスターの高級車をゲットできるが、負けたら小指を切られるという恐ろしい遊び。100ドル札に目がくらんだティム・ロスが逃げ出そうとしたのにもかかわらず、戻ってきてしまうというもの。
単なるお笑いじゃなく、風変わりな視線でブラック・ジョークを楽しむ作品。大晦日に一人しか仕事をしていないのだが、チップには目がないベルボーイというのがツボ。一話目でいい思いしてるんだから、後は無難に仕事をこなすだけ。だけど、珍事に巻き込まれるおかしさがタランティーノらしさを醸し出していた。
オムニバス形式なので個別に点数。
ROOM321 お客様は魔女 …1.0
ROOM404 間違えられた男…1.5
ROOM309 かわいい無法者…2.5
ペントハウス ハリウッドから来た男…3.5
1話2話は音楽も演出も映像も会話もストーリーも全て好みでなく、そこに加えてティム・ロスの過剰なコミカル演技なので、腹が立ってくる。
3話目は映像や演出が変わったなと思ったらやっぱり監督はロバート・ロドリゲスに。くだらないのは前二話同様だが、父親のアップやエレベーターの乗り降りのくだりなど、こだわりを感じる。
ここではベルボーイは目障りである。
4話は安心して観れた。ティム・ロスの過剰な演技を、この中でうまく活かしているように感じる。5人で話している画の画角と細かな動きは観ていて気持ちがよい。
ブルース・ウィルスが電話している横で、壁に会話している2人が影で映っていたり、ベルボーイを奥で説得している傍ら、手前で話していたり、それらを長回しで撮っていたりと、これらの演出は個人的に好き。
最後まであきらめずに観てよかった。
4話だけはたまに観たい(3話も)。