フェリーニのローマ

6.4/10
合計14件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   00分
言語   まだ情報はありません
地区   イタリア
劇場で   10月28日 1972
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フェリーニのローマ プロット

古代からの遺跡と現在とが共存しているローマ、何回も死に何回も甦ったローマ、陽気で野卑で食欲のかたまりのような民衆、彼らはローマを支配した数々の権力者、ネロ、シーザー、近くはムッソリーニのファシストの時代を生き抜いてきた。フェデリコ・フェリーニの内部のローマをドキュメンタリー・タッチで描く。スタッフは前作「サテリコン」と同じで、製作トゥリ・ヴァジーレ、監督フェデリコ・フェリーニ、原案・脚本はフェリーニとベルナルディーノ・ザッポーニ、撮影はジュゼッペ・ロトゥンノ、音楽はニーノ・ロータ、衣裳デザインはダニロ・ドナディ、編集はルッジェーロ・マストロヤンニが各々担当。出演はピーター・ゴンザレス、ブリッタ・バーンズ、ピア・デ・ドーゼス、フィオナ・フローレンス、マルネ・メイトランド、ジョヴァノリ・レナート、アンナ・マニャーニなど。

フェリーニのローマ 俳優

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フェリーニのローマコメント(4)

Imxnohspkgs
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1972年イタリア映画。120分。今年35本目の作品。「道」や「甘い生活」など独特の映像美が光るフェリーニ監督の作品。個人的には本作がフェリーニ監督の初のカラー作品。

内容は;

1930年代から70年代のローマの街の風景や群像劇を描くことで、その荒廃ぶりを描いている。

本作は、ドキュメンタリーとフィクションの中間にあるような作品でしょうか。フィクションと呼ぶには筋書きがなく、さらにドキュメンタリーと呼ぶには設定が架空過ぎる。巨匠だからこそ作れるようなつかみ所のない(それでいて高尚な)作品です。

フェリーニと言えば、やはり独特の映像感覚。個人的にはまさしく天使が宿っているような映像美。物語はどん底なのになぜか気持ちが落ちないあの映像美。

本作の最初の一時間はその映像美が素晴らしく、内容が今ひとつ掴めなくてもついて行けましたし、心は恍惚としました。それでも、それまで見てきたフェリーニ作品とは何かが違う。神聖なるものが荒廃しているのです。

それに気づいたのは後の一時間。フェリーニ作品ではお馴染みの動物や子供などがまったく出てこなくなります(そして、これが故意であることは観終わってから分りました)。

後半は宗教的なカルト色がかなり強く、正直しんどくなりました。本作はローマという街に対する教養が必要とされる作品だと思いました。

イタリアの国宝・フェリーニ監督は、ローマの偉大なる文化が風化しようとしている様を描こうとしていたのだと思いますが、ほんと、後半はまったくついていけなかったです。

でも、やはりあの映像はすごい。
wftqmw
wftqmw
地下道で遺跡を発見した幻想的なシーンや教会ファッションショーが面白い。

ストーリーもあるような、無いような。ドキュメンタリーというよりも映像コラージュといった感じ。不思議感覚いっぱい。フェリーニは声だけ登場してるようですけど、孫(?)も出てた?
Onmgskhisxp
Onmgskhisxp
フェリーニの道が好きなので見てみたが、苦手なタイプの映画だった

全体として昔のローマへの郷愁があるのはわかるが、沢山の登場人物がわちゃわちゃする映画は自分はあんまり好きではない
Snpmsogixkh
Snpmsogixkh
イタリア・ネオレアリズモの旗手、映像の魔術師と異名をとるフェリーニらしい作品。彼の美意識は煩悩に赴くまま、低俗ゆえの制御のきかないエネルギー、生命力の表現を描いているが共感だけでなく罪悪感も見え隠れする。ローマは確かに歴史の古い都市だがおよそ人が群がるところには混沌とした猥雑さと活気があるのだからイタリア人やローマに限らずとも同様の心象風景のコラージュは作れるだろう。いたってナーバスな青臭いものに感じるのは劇中にも登場する18歳でローマに上京したフェーリーニ自身のインプレッションが強烈だったのだろう。
そもそもフェリーニがどう感じたかは彼の自由、評価できないので単に好みでの星数です、イタリアには世界に誇るべき美しいものやおいしいものが溢れているのでそちらも期待したのだが観光PR映画もどきにしたくなかったのでしょう。