断絶

6.9/10
合計16件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   102分
言語   英語
地区   アメリカ
書かれた   ウィル・コリー
劇場で   01月14日 2012
この映画を見たい?
 映画を見たい    しない

50% 欲しいです,合計 169

レビュー  |  共有する 

断絶 プロット

シンガーソングライターのジェームズ・テイラーと「ビーチ・ボーイズ」のデニス・ウィルソンの主演で描かれたロードムービー。賭けレースの相手を求めてロサンゼルスを飛び出したザ・ドライバーとザ・メカニックは、車に転がり込んできたザ・ガールを加えた3人で旅を続け、途中のガソリンスタンドで出会った中年男と互いの車を賭けた大陸横断のレースをすることになる。ユニバーサル映画がアメリカン・ニューシネマの野心作として製作するも興行的に惨敗し、メガホンをとったモンテ・ヘルマンが映画製作から遠ざかる結果を残してしまった伝説的な一作。2012年、ヘルマン監督の21年ぶり新作「果てなき路」(11)の公開にあわせニュープリントでリバイバル。

断絶 俳優

断絶 写真

断絶 Related

氷室蓮司オンラインで映画を見る
氷室蓮司
プロット  日本
04月12日 劇場で
津島 福島は語る・第二章オンラインで映画を見る
津島 福島は語る・第二章
プロット  日本
03月02日 劇場で
18歳のおとなたちオンラインで映画を見る
18歳のおとなたち
プロット  日本
03月01日 劇場で
ただ、あなたを理解したいオンラインで映画を見る
ただ、あなたを理解したい
プロット  日本
02月23日 劇場で
地に堕ちた愛 完全版オンラインで映画を見る
地に堕ちた愛 完全版
プロット  フランス
04月19日 劇場で
走れない人の走り方オンラインで映画を見る
走れない人の走り方
プロット  日本
04月26日 劇場で
夜明けへの道オンラインで映画を見る
夜明けへの道
プロット  ミャンマー
04月27日 劇場で
ドラレコ霊オンラインで映画を見る
ドラレコ霊
プロット  日本
02月23日 劇場で
毒親 ドクチンオンラインで映画を見る
毒親 ドクチン
プロット  韓国
04月06日 劇場で
ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争オンラインで映画を見る
ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争
プロット  フランス・スイス合作
02月23日 劇場で
アバウト・ライフ 幸せの選択肢オンラインで映画を見る
アバウト・ライフ 幸せの選択肢
プロット  アメリカ
03月08日 劇場で
QUEEN ROCK MONTREALオンラインで映画を見る
QUEEN ROCK MONTREAL
プロット  アメリカ
02月22日 劇場で

断絶コメント(2)

Nsprofsiage
Nsprofsiage
本作を観たならイージーライダーは気の抜けたビールのように感じるだろう
登場人物全員名前がない
誰も自己紹介すらしない、名前も聞こうとしない
中年男は身の上を話しても全て口からでまかせで毎回言うことが違う
弛い感じのロードムービーながら、通低する重低音が重苦しく微かに聞こえてくるイメージの映画で、当時の空気感が伝わってくる
若者の二人は人気シンガーソングライターのジェームズテイラーと超人気グループであったビーチボーイズのメンバーのデニスウィルソンが演じているが、彼らの楽曲は一切使われない
この二人の演技は大根だが演出は一切ない
それがまたこの映画に独特の味わいとマッチしている
盛り上がりもない、これといったエピソードも事件も起こらない
しかし最後まで退屈せずに観てしまう
監督の手腕はただ者ではない
ヒットせず、有名でもないけれども隠れた名作とは本作のような作品を言うのだろう
Aehreectonrh
Aehreectonrh
久しぶりに鑑賞。モンテ・ヘルマン監督の伝説的なロードムービー。

兎にも角にも、作品全体を支配しているくたびれた様な疲弊感が凄い。

ジェームス・テイラー& デニス・ウィルソンが演じる、その日暮しの生活に疲れ果てたストリートレーサー2人の疲弊感。以前はその生活を楽しくやっていたのだろうけど、先の無い生活に心底疲れ果て無気力な状態に陥ってきている。

ウォーレン・オーツが演じる、嘘ばかりついて自分を大きく魅せようとする中年男性の疲弊感。良い車に乗ってヒッチハイカーを乗せる度に自分の経歴を偽り、他人に自分を大きく魅せようとするが、決して心の底まで満たされることはなく、自分の歩んできた中途半端な人生に怒りすら感じている様に思える。

ローリー・バードが演じる、行く宛もなく只々放浪するヒッチハイカー少女の疲弊感。乗せてもらっている車やバイクを気分次第でコロコロと乗り換えるが、そんな何の目的も無い気まぐれな生活にほとほと疲れ果てている様に思える。

ベトナム戦争などによって疲れ果てた当時のアメリカの疲弊感、そして自由を追って生きてきた人々の末路的な孤独感と疲弊感にアメリカン・ニューシネマの真髄を感じた。「イージーライダー」に通づるものを深く感じるアメリカン・ニューシネマの傑作。