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フェリシアの旅 プロット イギリス・カナダ合作 03月18日 2000 劇場で
心の旅 プロット アメリカ 11月02日 1991 劇場で
3653の旅 プロット 日本 08月13日 2022 劇場で
冬の旅 プロット フランス 11月05日 2022 劇場で
光の旅人 プロット アメリカ 04月13日 2002 劇場で
蜂の旅人 プロット ギリシャ・フランス・イタリア合作 06月22日 1996 劇場で
サリヴァンの旅コメント(3)
冒頭クレジットで喜劇人への謝辞が告げられる。
”いつでも私たちを笑わせてくれた人たちへ
国や時代を問わずすべての香具師、道化師、芸人たちへ
疲れた心を癒してくれた彼らにこの映画を捧げる”
ビバリーヒルズの豪邸に暮らす若手の映画監督が娯楽映画より社会派のシリアス・ドラマ(オー・ブラザー!)を撮りたいと悩み始める、”貧乏なんて知りもしないのに作れるか”との幹部の諫めに貧乏体験の放浪の旅を思いつく、ストイックな話かと思ったら、いきなり苦行でなく徐々に深みにはまるプロットは秀逸。主役は映画監督、色を添えるヒロインは夢の叶わぬ女優志願だし映画作りが主題だから映画への思い入れも半端ない。
無声映画の頃から爆走する機関車は活動写真の大スターだった。冒頭から007のアバンタイトルばりの機関車の上での格闘シーンから終盤の教会での映画上映、作品はなんとプルートとミッキーマウスのアニメーション(1934)だった、束の間、囚人たちも黒人牧師も童心に返り大笑い。
冒頭の謝辞からすればチャップリンあたりなのだろうが許可が取れなかったそうだ、だとすると謝辞はあてつけの意味もあったのだろうか・・。
劇中に登場した新作「オー・ブラザー!」は同タイトルで2000年にコーエン兄弟によりオマージュされました。冒頭とラストをハリウッドの重役たちとの本音トークで括ったところは「マジェスティック(2001)」を思い出しました。
現代劇顔負けのカーチェースもありペーソスあふれる笑いや人情劇など、映画の魅力のエッセンス、軌跡へのリスペクトに溢れています、映画好きにはたまらない楽しい映画でした。
町山智浩さんの観るべき映画のリストからチョイス