痴人の愛(1967)

6.5/10
合計13件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   92分
言語   日本語
地区   日本
劇場で   07月29日 1967
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痴人の愛(1967) プロット

谷崎潤一郎の同名原作を「ひき裂かれた盛装」の池田一朗が脚色し、「妻二人」の増村保造が監督した文芸もの。撮影は「にせ刑事」の小林節夫。

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痴人の愛(1967)コメント(2)

iqbltq
iqbltq
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映画「痴人の愛(1967)」(増村保造監督)から。
谷崎潤一郎の同名小説ってこんな作品だったかなぁ、と
読んだ記憶はあるが、なかなか思い出せない。
単なるママゴトとしか思えない物語の展開に、
時代のズレを感じたが、1924年(約89年前)に書かれ、
1949年(約64年前)・1960年(約53年前)・1967年(約46年前)、
3回も映画化されたところを考えると、
その度に社会に対して、訴えるものがあったに違いない。
「ナオミ」という若い女性を自分の手で磨きあげ最後に結婚する、
日本版「プリティ・ウーマン」と言いたいところだが、
ほど遠い結末に、何か空しいものを感じて、苛立ちさえ覚えた。
しかし、じっくりメモしながら眺めると、意図して表現したのか、
制作者の遊びの部分なのか、思わず笑えるシーンがあった。
彼女の成長記録とでも言えそうな「ナオミ日記」は、
主人公のナレーションと、写真撮影当時のメモで表現するのだが、
水着姿のナオミの映像に被せたナレーションは
「ナオミ、ひと夏で泳ぎを覚えてしまう、実に美しくてたくましい。
まるでイルカのようだ」
しかし、映像に残された記録板に書かれたメモには、
「まるでアザラシのようなナオミ」と書かれていたからだ。
このギャップが何を意味するのか、私にはサッパリわからないけれど、
こんな発見は「メモ魔」としては、妙に嬉しいものとなった。
原作に書かれているわけないよなぁ、こんなシーン。
Rslegnawno
Rslegnawno
1967年増村保造監督作。谷崎潤一郎原作の三度目の映画化。

いやあスゴイ。増村監督の容赦ない演出に見事に応えた俳優陣。大楠道代の堂々たる脱ぎっぷり。そしてナオミに翻弄されまくる小沢昭一! 彼を見るだけでも大きな価値がある。ラストに至る狂気っぷりは並の役者にはできない。
あと若き田村正和も必見。

三人並び寝や馬乗りシーンなどキメショット多数。原作は未読なのでわからんのだが、60年代末という時代性にマッチさせたバージョンとして最高の仕上がりではないでしょうか。