大巨獣ガッパ

6.5/10
合計14件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   81分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   山崎巌
劇場で   04月22日 1967
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大巨獣ガッパ プロット

渡辺明の原案を「放浪のうた」の山崎巌と「殺るかやられるか」の中西隆三がシナリオ化し、「日本仁侠伝
花の渡世人」の野口晴康が監督した怪獣特撮もの。撮影はコンビの上田宗男。

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大巨獣ガッパコメント(7)

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1967年3月にガメラ対ギャオス、宇宙大怪獣ギララ
そして4月に本作
これで東宝特撮に大映、松竹、東映、日活と当時の日本の映画会社全社が出揃いました

特撮監督は渡辺明です
1964年のモスラ対ゴジラまで東宝に在籍して円谷英二の懐刀としてミニチュアセットなどをハワイマレー沖海戦の時から力をふるっていた人です
東宝特撮には退社後も1965年年末の怪獣大戦争まで関わっています
本作は彼の所属する日本特撮映画株式会社が特撮を担当しており、これは宇宙大怪獣ギララと同じです
つまり同じ特撮部隊がこの1967年の3月と4月と連続して怪獣映画を送り出したと言うわけです

なので特撮技術は東宝特撮と同じルーツであり、ほぼ同等レベルです

熱海のホテル街と熱海城のミニチュアセット破壊するシーンはとても良い出来です

またサンダ対ガイラ、ガメラ対ギャオス、本作と連続して羽田空港が舞台になります
誰もが知っているランドマークで、見栄えもする
しかしミニチュアセットは作り込みが少なく済むということなんでしょう

内容は特撮ファンならご存知のとおり、イギリスの1961年の怪獣映画、怪獣ゴルゴが元ネタですが
そもそもキングコングも元ネタになってミックスされています

ガッパの子供は、ミニラの原形です
この1967年年末の東宝特撮の怪獣映画は、怪獣島の決戦ゴジラの息子なのです
疑いようもなく本作の怪獣の子供というアイデアを本家が拝借したのだと思います

内容は基本青春映画ぽいトーンなのですが、子供を配して子供が置いてけぼりにならないようにしています

監督の野口晴康は日活のベテラン監督で、ドラマパートはギララやガメラより数段上の腕前です
演出も編集も絵作りも断然勝っており安心して観ていられます
本多猪四郎監督よりレベルか正直上かも知れません

結局ガメラ、ギララ、ガッパの勝負はどうだったか?
大映、松竹、日活の怪獣代理戦争は、ガメラの大映が圧勝の結果に終わりました

子供に取ってのカタルシスがあるのはガメラだけだったのです

しかもギララもガッパもシリーズとしての発展性がなかったのです

日活は本作を最後に特撮から離れていきます
日活はこの後急速に経営が悪化していったからです
また野口晴康監督がなんと本作公開僅か1ヵ月後に急死されてしまったのも原因のひとつかも知れません

ともあれ東宝特撮に対抗する映画会社の予選大会の様相を示した1967年春の怪獣映画対決は大映の勝利が確定したのです
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原住民の役は日本人が顔を黒く塗って演じている。今ではありえない。怪獣の親子愛が感じられる映画。
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サンテレビ「アフタヌーンシアター」で鑑賞。

南海の孤島を訪れた調査隊が、偶然発見したガッパの子供を日本に連れて来たもんだから、さぁ大変! 死んでいると思い込んでいた親ガッパが襲来し、子供を求めて大暴れ!
熱海から東京に破壊の舞台を移しながら展開する日活史上初にして唯一の怪獣映画は、怪獣の親子愛をテーマにホロリとさせられるラストへ一気に突き進んで行きました。

夫婦で暴れ回る怪獣と云うのは、怪獣映画史上初だったのではないかしら? ゴジラシリーズでもそんな描写は無く、家族と云う括りで見ても、ミニラとゴジラの親子だけだし…。
普段は温厚なガッパ。暴れるのは子供を探してのこと。彼らに罪はありません…。悪いのは人類。小美人を求めて暴れたモスラと同じ…。自業自得、人類の傲慢、身勝手…。

羽田空港で再会した親子は、仲良く家路へ…。まだ飛べない子供を優しく見守り、飛び方を教える両親。それに答えて飛べるようになった子供の姿に、思わず感動しました。
なんとエモーショナルな怪獣なんでしょう! 単なる怪獣映画に留まらない、まさかの怪獣側のドラマが深い本作は、今でも特撮ファンに愛される異色作であります!

【余談】
本作には元ネタとなった映画が存在します。「怪獣ゴルゴ」です。イギリスで製作された、海外では珍しい着ぐるみを使った作品です。ストーリーラインはほぼ同じ。興行師に子供を連れ去られたゴルゴが、奪還のためにロンドンに上陸。ビッグベンなどの名所を破壊しながら大暴れ…。ね、そっくりでしょ?

※追記(2020/11/01)
久しぶりに観たらガッパの顔と鳴き声が怖い怖い(笑)

※鑑賞記録
2020/11/01:Amazonプライム・ビデオ(5回目)
obgezpp
obgezpp
その昔、昭和の子供たちが見ていた怪獣映画っぽいです。
突っ込みどころ満載の怪獣映画ではありますが、勧善懲悪には終わらせないストーリー性は一見の価値あり!決してキングコングのようなストーリーなどといってはいけません。
ガッパのいる南海の孤島は、ジュラシックワールドっぽいではありませんか。すごい先見性!
そこに住んでる原住民たちが日本人を黒く塗って縮れっ毛のかぶせたように見えるのはあなたの錯覚です。そして、雄大なバックの山々やジャングルが絵のように見えるのもあなたの気のせいです。
島内がセットに見えるのはあなたが夢を見ているんでしょう・・・。山本陽子さんは若くて綺麗に見えますがそれは錯覚でもなんでもなくそのまんまですね(笑)
何故か(笑)残念なことに(爆)この映画は続編が作られませんでした。
これは、日活がロマンポルノ路線に入る前・昭和42年度のチープ感満載!日活唯一の怪獣映画です。
Sgpokmhxsin
Sgpokmhxsin
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怪獣物はゴジラ以外あまり見たことなかったですけど
面白かったです。

ストーリーは「人間の欲と、ガッパ達の親子愛」という感じです。
ガッパは悪役ではなく、「人間が悪でガッパが正義」のような
展開になっていますので、ガッパの応援をしたくなります。
ミサイルを何発も食らっているシーンは眉間にシワを寄せました笑。

中々面白かったです。