松ヶ根乱射事件

6.6/10
合計14件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   112分
言語   日本語
地区   日本
劇場で   02月24日 2007
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松ヶ根乱射事件 プロット

「リンダリンダリンダ」の山下敦弘監督によるブラックコメディ。1990年代初頭の小さな田舎町・松ヶ根。畜産業を営む鈴木家の双子の弟・光太郎は警察官として働いているが、この町では事件らしい事件が起こることはなかった。そんなある日、どうも訳アリなカップルが町にやって来たことから、平和な町に少しずつ不穏な空気が流れはじめる……。主人公・光太郎を「ゲルマニウムの夜」「ゆれる」の新井浩文が好演。

松ヶ根乱射事件 俳優

松ヶ根乱射事件 写真

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松ヶ根乱射事件コメント(6)

Dswalngrea
Dswalngrea
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何も無い田舎町。日々暮らす人々達には何も刺激的な事が無い。
だからみんな心の中にはザワザワしたモノが住み着きそのはけ口をセックスに求め、それを隠す様に“嘘”を付き通している。だから感じる人の気配にはつい驚き不安を感じてしまう。
主人公の周辺に住む人達から発せられる小さな“暴力の連鎖”は、次第に大きなうねりとなって主人公にのしかかって来る。
山下敦弘監督の演出は1980年代の柳町光男監督の『さらば愛しき大地』や『火まつり』を彷彿とさせながらも、この監督独特の空気感とユーモアが渾然一体に同居していて、一気に観客を独自の世界へと誘う手腕は見事だ。
お爺さんが、白痴の女が、金の流通に無知な男女が、だらしない兄弟がそれぞれ説教をされたり、子供に諭す様に見下される。主人公の男がわだかまりを持ち続け、一言意見してやりたかった父親に逆に子供扱いされる皮肉。彼はそのはけ口として“ある生き物”に仕掛けを続けており、いかにもこの監督らしい持ち味のオチが待っている。

父親役の三浦友和が『Mother』以来の得意なダメ親父振りを遺憾なく発揮していた。

(2007年3月1日テアトル新宿)
ifwidm
ifwidm
2006年山下敦弘監督作品。田舎町にやってきたカップルが平穏な空気をかき回し始めます。

題名から、いつか乱射事件が起こるのはわかってるのですがそれは何時か、誰か。誰も彼も普通な顔で暮らしていて、多少のことは何でも飲みこんで低めに安定してしまう町の空気がえらく薄気味悪いです。まっとうなことを望んでもぱっとせず・・・かくして、乱射事件が、まあ、起きるのでした。とってもシュールでした。
夜の上映会でお子さんはいないようでしたが、内容的にはPG12というよりはR指定でしょうと思いました。

主演の新井浩文と、いいかげんな父親を演じた三浦友和、怪演でした。あと春子さん役の安藤玉恵、憶えました、アヤシいです。
Pctbeloeaurerd
Pctbeloeaurerd
どこにでもありそうな田舎の風景に、少しずつ狂った登場人物が壊れていく。
その情景をサスベンス仕立てではなく、山下監督独特のユーモアを交えて進行していく様が秀逸。
まさか乱射があんな風になるとはwww
Xcmedieeoct
Xcmedieeoct
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『リンダ・・・』で一躍有名になった山下敦弘監督の作品。今回の映画はそれ以前の作品、特に山本浩司が主演している『どんてん生活』、『ばかのハコ船』、『リアリズムの宿』と同じような空気を感じてしまう。人間の持つ生来の姿・・・情けなさ。しかも憎めないほどの愛らしさを併せ持つ二面性をブラックに描いています。

鈴木家を中心とした普通(?)の田舎の家族と、田舎町に似合わない胡散臭いカップル、そして知的障害を持つ娘に男たちの欲望が繋がっていく人間関係が、事件など起こりそうもない平穏な田舎の空気をかき乱していく物語。中心は派出所勤務の鈴木光太郎(新井浩文)と彼の双子の兄である光(山中崇)。性格も生活態度も正反対であるかのような二人なのですが、どちらがしっかり者であるかということを父親役の三浦友和の洞察力によって看破されていく過程が非常に面白い。

平和な田舎町にも人間本来の性欲がところどころに映し出され、明らかに犯罪者であるカップル(木村祐一、川越美和)が町に住み着いたことによって、平穏な空気も澱ませてゆく。冒頭の氷原で倒れている女が検死する最中に息を吹き返すという意外性でワクワクもさせられるが、そこからは山下ワールド全開となり、その点では何も進展しない!ひき逃げ、金塊、アイスピックという小物の伏線によってサスペンス映画のように監督の新境地を魅せてくれるのかと思えば、そうでもない。とにかく、澱んだ空気によって人間の本音が見えてくるところが見せ場なのです。

闖入してきた犯罪者、娘に売春させる母親、家出してその娘を孕ませる父親、ひき逃げをネタに恐喝される兄。誰が一番悪いんや?と疑問を投げかけるところはあっても、自分に後ろめたいことがあるため告発すらできない。人には誰しも心の中に“悪”が潜んでいるのかもしれないが、その“悪”を断ち切ることができないもどかしさ。天井を走るネズミを捕まえることができないというもどかしさがそれを象徴させているのが興味深いところです。

オフビート感の演出が巧い山下作品ですが、この映画で笑える人はある意味凄い。自分にも悪いところがあるなと痛感しながらも、それを認めて情けない部分を笑うことなんだから。でも、木村祐一の金塊エピソードは笑える・・・

【2007年5月映画館にて】
toxdbv
toxdbv
新井さんが好きで観た映画でした。

なんとも感想を述べにくい映画です。
警官という正しい道を歩んできた主人公が
自分の過ちを指摘された時の顔が
さすが新井さんだなというか。
あの無表情が語る演技力が素晴らしかったです。

新井さんがご奉仕されてるシーンはちょっと可愛くてエロくて笑っちゃいました。