ウルフズ・コール プロット

正体不明のソナー音に翻弄される原子力潜水艦に迫る危機を描いたフランス発の潜水艦アクション。並み外れた聴覚をもつシャンテレッドは、フランス海軍原子力潜水艦チタン号に特別分析官として乗艦していた。わずかに聞こえる音を頼りに敵の動向を探るのが彼の重要な役割だったが、シリアでの潜航任務中、怪しげな音に気づいたものの識別に失敗し、その判断ミスから危機を招いてしまう。「黄金の耳」とまで言われるシャンテレッドの耳を惑わせたのは、まるでオオカミの歌(呼び声)のような正体不明のソナー音だった。再びその音が聞こえてきたとき、シャンテレッドは大きな決断を迫られる。主演は「ラブ・セカンド・サイト
はじまりは初恋のおわりから」のフランソワ・シビル。共演に「最強のふたり」のオマール・シー、「負け犬の美学」のマチュー・カソビッツ、「永遠のジャンゴ」のレダ・カティブらフランスの実力派が集う。

ウルフズ・コール オンライントレーラープレイ

ウルフズ・コール 俳優

ウルフズ・コール 写真

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ウルフズ・コールコメント(1)

orswsn
orswsn
ネタバレ! クリックして本文を読む
「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから」のフランソワ・シビル主演と知って、この方が出演しているなら見てみようと、良い映画を観たいというよりも彼が出演しているなら嫌な思いをしなくて済む理由から観賞することに... なんてミーハーなの?
過去の有名どころのフランス俳優がどうも気取ったというか、キザッたらしいというか、フランス映画から遠ざける一つの要因になっていた心の狭い者にとって、俳優フランソワ・シビルという人は、飛びぬけてハンサムさんでもない彼が、何故か良い意味で飾らない面持ちや素で演技をしているようにも見える爽やかさや、またアクなんてものをコレッポチも感じさせない安心して映画に浸れる、彼が発する独特のオーラがあると... とにかく映画とは関係なく、ベタ褒め状態にもなってしまう。 前振りは、これぐらいで...

The human beings come in three kinds: the living, dead and those who
go to sea.
潜水艦と聞いて... その狭い空間を余儀なくされ、潜水艦では任務そのものが秘密なので、ルートや行き先はもちろん、いつ出発していつ帰るかなどを家族に知らせることすらできない。また別の艦の同僚が何をしているのかも知らないのはザラな事。その上、日本にはないけど、ディーゼル船と全く異なる原潜なんかに乗り込むと何時になったら、自然の光や景色を見ることができるのか?そのまま任務の不成功や予期しない事故や避けがたい自然の猛威によって艦自体が沈んでしまうのではないかという閉塞感からくる心気症的な悪魔のササヤキが脳の片隅にいつまでも居座る。 乗組員には、そんなアンダー・プレッシャーなんてと一蹴するぐらいな気構えが必要とされる...
(By Freddie Mercury 同名の "Under Pressure" Bowie とのレコード・セッションの後日談のように... 意味不明? 失礼)

No engine information. No information is information.
アクティブソナーとパッシブソナーという二種類のソナーがある最新鋭潜水艦。特にこの映画では後者のパッシブソナーという未確認の相手が発する音を探るための装置が取り上げられ、またインターフェースで解析された情報を滝が流れるようなビジュアルに変換し、視覚化されたものをソナーマンが、 "広帯域ディスプレイ" で見ながら各方位の音を聞き、大きく聞こえる音が目標かどうかを判断するシーンに繋がっている。 その為かどうか、この事は、2019年第45回セザール賞・音響賞を受賞という裏付けもされている...
ただ、 古いところでは、ロバート・ミッチャム、クルト・ユルゲンス共演の永遠の海上バトル・カリスマ映画「眼下の敵」や最近では、トム・ハンクス主演の映画「グレイハウンド」の米駆逐艦対海のオオカミ、ドイツの精鋭潜水艦U-ボートのVFX巨編などという、いつもの米駆逐艦や潜水艦同士が相手に放つ魚雷が行きかう水中バトル・アクション映画と最初は思っていた... が、ところが、それが途中からあらぬ方向にシナリオが向かっていき、しまいには、終末的な全面核戦争勃発ストーリーへ大きく舵を切っている。 潜水艦だけに?

The SSBN モットー : "Invisible and silent, I bring death."
本作「ウルフズ・コール」の特に後半のシナリオには、1964年に公開されたアメリカの核戦争をテーマに社会派を代表するシドニー・ルメット監督が製作した映画「Fail Safe」と内容が核弾頭をつんでいるのが、アメリカ爆撃機B-58とフランスの弾道ミサイル潜水艦(SSBN )の設定の差の違いはあってもほぼ内容的には、共通する部分が多く、また着想部分・着眼点からラストのシーケンスをも含めて違和感がなく、よく似ていると言える。
敢えて言わせてもらうなら、ラストのオチが大甘な、そしていい加減なものか、あくまでもシリアスなドラマとして冷徹に描いているかの違いが挙げられる。

この映画の脚本も務めたアントナン・ボードリー監督。彼のバイオを見て、理解できないような彼の経歴... 外交官、漫画家、映画監督。凄く異色な経歴の持ち主と言えて、しかも本作「ウルフズ・コール」が彼の初長編映画となっている。

"The doc found cannabis in your urine sample. He declared you unfit
to serve. I will not challenge it. I have to be able to rely on each man
operating at 100%. " レフローヤブル艦の乗務員から任をとかれるソックスのこのくだりは、唐突過ぎて意味が分からなくなっていると映画もしばらくすると "こうなるのか" と取って付けたようなシナリオに落ち着いてしまう。そうしないと後半の映画の重要な場面に繋がらないし、物語が維持できないイビツさをどうしても感じてしまう。そのイビツさの裏付けが、映画の予告編でも流れている潜水艦が浮上しロケット・ランチャーで攻撃型ヘリを打ち落とすシーン。これって、亜空間にそのシーケンスだけを切り取ったような現実味を欠く、単純でありそうであり得ない映画製作者のミスを犯しているのが分かる象徴的なシーン。 ヘリポート付きのフリゲート艦はどちらに? スピードの遅い潜水艦が浮上って... ? これ以上は止めときます。

キューバ危機のあった60年代初頭の緊迫した政治情勢から生まれた核攻撃を題材にしたシリアスな映画と比べると何とも言いようのないフランスでは、小さなテロは起こっても核戦争なんて起こりえない世相から、このような安直で甘っちょろいエンディングでも世間から批判どころか高い評価を受けている。それだけ核はあっても核戦争は起きない安全パイの世の中を代表する様な映画と言えるのかもしれない。

自己犠牲を描いた素晴らしい映画と一言で言えるけれども、それに反比例する様な...
男くさい映画には、女らしい女アリってか? 今頃ジェンダーを枠で囲ったような古めかしいシナリオなんて、脚本も書いている監督さん... 頭古すぎ! もっと恋愛模様を描くなら、新人監督さんなら、こんなオーソドックスな描き方では、"ナンセンス"なんて古い言葉で返したくもなるってもの... 日本の自衛隊も昨今では、女子の乗組員も正規に潜水艦に搭乗しているのに、ジェンダーを指摘するようなコメントは避けたいけれど、何故に文化の進んだフランスでは、今だに一人も女性潜水艦乗組員がいないのか?  理由付けはあるのは分かるとしても... 別に映画とは関係ないけど八つ当たりもしたくなりますって本当に...   トホホッ。

フランス映画だけど英語吹き替え版で鑑賞しちゃいました。 アクションに関してだけは、個人的にフラ語に偏見があります。   Et alors? ミッテラン・なっちゃてシンデレラ?