カンフー・マスター!
プロット
フランス
03月08日 1990 劇場で
ヤング・マスター
プロット
香港
03月21日 1981 劇場で
ブレイド・マスター
プロット
中国
08月15日 2015 劇場で
ブラック アンド ブルー
プロット
アメリカ
07月24日 2020 劇場で
ペイン・アンド・グローリー
プロット
スペイン
06月19日 2020 劇場で
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
プロット
アメリカ
02月23日 2002 劇場で
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マスター・アンド・コマンダーコメント(7)
ナポレオンの活躍した時代の、フランス艦とイギリス艦(こっち視点)の戦いです。
シーンはもっぱら海上。船同士の戦闘の映像は圧巻でした。
組織の上に立つ人間の苦悩が伝わってきました。
疲れたけど観た後なかなか爽快でした。
帆走軍艦の時代を舞台にした小説は、欧米では一ジャンルを形成しており、日本で言えば時代小説のようなものです。それなりにこの手の小説を読み、当時の英国海軍や帆船の知識があれば、楽しめる内容ではあると思いますが、原作の少しクセのある設定を知らないといろいろと不満を感じるであろう作品となっています。
帆走軍艦の時代小説は、日本でもホーンブロワーシリーズなどいくつも訳出されています。それらの作品を読んだ感想では、痛快時代劇といったものが多く、日本の時代小説の秀作のような深みはありません。
しかし、この パトリック・オブライアンによる原作シリーズは、当時の音楽、学術などの詳細な知識や、小説としての質の高さから欧米で絶大な人気を得ているものです。
その小説の世界を本物の帆走軍艦を用いて再現したところに、この映画の価値があるのであって、その他の観点からの評価は、はっきり言って意味がありません。
今見ることができない帆走軍艦のディテールや、聴くことのできない大砲の玉が飛び過ぎていく音など、小説を読み想像するしかなかったものを実感する。そのためにこの映画は作られたのです。
補足すると、本作品は、小説の設定や一部の筋を使用して、新しい結末を作っています。原作ファンにとっても満足のいくストーリーであると感じました。
さらに補足すると、原作のマチュリンは、トカゲをイメージする顔をした小男であり、ポール・ベタニーのような長身ハンサムではありません。しかし、不満を感じさせない出来です。
最後に、原作シリーズの1作目マスター・アンド・コマンダーを是非お読みください。(本作品の原作は10作目です。)ラッセル・クロウも本作品に出演するためにシリーズ全作を読んだそうですから遅くはありません。