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ふたりの男とひとりの女 プロット アメリカ 02月10日 2001 劇場で
理想の彼氏 プロット アメリカ 11月27日 2009 劇場で
年下のひと プロット フランス 04月29日 2000 劇場で
ひと月の夏 プロット イギリス 08月25日 1989 劇場で
彼女はひとり プロット 日本 11月29日 2020 劇場で
理想の恋人.com プロット アメリカ 10月01日 2005 劇場で
理想の女(ひと)コメント(11)
ヘレン・ハントも美しい。
魔性の表情から、ふにゃと目尻が下がる笑顔のギャップに惹かれる。
特にスカーレット・ヨハンソンとヘレン・ハント2人の女優さんが美しく見応えあり、それぞれの持ち味を生かしていたと思います。メグの終盤の告白は感動なくして観られません!
原作はオスカー・ワイルドの『ウィンダミア卿夫人の扇子』。舞台も1930年代の美しいイタリアへと移し、ストーリーは勿論、雰囲気も楽しめる作品です。
ストーリー: 70
キャスト: 80
演出: 75
ビジュアル: 80
音楽: 75
高級保養地に暇を持て余したお金持ちが集う。若い社交界の華と男の間を渡り歩いてきた歴戦の女とが揃えば、噂好きの有閑マダムたちの期待を裏切らないことが起こって当然だ。美しい景色だけどそのけだるく妖しい雰囲気の中で、格調高く退廃に浸かっている人々が描かれている。それだけでも面白かったしそれで終わりかと思ったが、その後の展開も物悲しくも美しかった。
スカーレット・ヨハンソン演じるメグの、まじめだけど世間知らずな清純な若い女と、ヘレン・ハント演じるアーリンの、打算的で男に取り入る経験豊富な悪女という、対照的な二人の存在と彼女らの織り成す生き方の交錯がなんとも興味深い。嘘が嘘を呼び、疑惑と憎しみと悲しみが蓄積されてより大きくなっていく過程の心の動きの描き方が上手で、その後で二人の違う一面がそれぞれ垣間見れる。ヨハンソンも美しくて良かったのだが、特に人生の辛さを踏まえた経験と愛情を滲ませるヘレン・ハートには感心した。彼女の本質は実は一番最初のレストランの場面でも出ていた。困難な状況でも冷静に誇りを持った態度を示していた。
パーティに行く準備をする場面をじっくりとアップで撮影したりと、女性の妖しさと美しさを引き出すカメラワークが雰囲気作りに一役かっている。また高級保養地アマルフィの美しい景色が、逆に世間離れした上流階級の醜聞を作り出して包み込むのに有効に使われている。静かにしっとりと流れる音楽も薄暗い映像に合っている。
イケメン俳優、綺麗な女優、何も知らない純粋無垢なお嬢さんと何もかも知り尽くした熟女とゆう対照的関係からあんな感動が産まれるとは。
ラスト30分が特に良いです。
また見たい映画です。
チワワさんも可愛かったです!