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男はつらいよ 寅次郎夢枕コメント(7)
新しいおいちゃんへの違和感が薄くなってきたが、まだ少しハラハラする。そのせいか最後のとらやの場面はおいちゃんがいなくて安心した。
旅先で、テキ屋仲間が亡くなった話をおばあさんがする場面は、その稼業がいかに刹那的で儚いものであるかを物語っていた。
寅さんがマドンナの八千草薫に好かれる展開だったが、またしても寅が引いてしまった。
冒頭の寸劇みたいな場面で、さくらがいつもの所帯じみた装いではなく可愛らしいおしゃれなメイドみたいな格好で、すっごいかわいかった。
八千草薫っていいね〜
かわいい。ステキ。。
こんなあったかい家族で鍋を囲みたい。が、一転縁談相手見つからぬ騒動。
悲しい旅。一転、のぼる登場、いいねー。
毎度お馴染みの下宿騒動、からのマドンナ登場。
寅がマドンナを振るという衝撃の新展開。東大先生、今一つインパクトに欠けるか。いろいろ模索してたんでしょうね。長寿シリーズならではの苦労なのか。寅の恋愛観が良かった。
エンディング、またまたのぼる登場。妙なコマ落ちがあったがなんかほっとするねえ。
いつもながらやっぱりさくらが1番、今回はラッキョウ扱いです、ひどい(笑)
劇場公開日は1972年12月29日。
「男はつらいよ」のシリーズ第10作。
個人的には冒頭の短い劇芝居は要らないと思う
今年78才になる倍賞千恵子が奇麗。
撮影時は30才。
オープニングのクレジットが流れている間にもいつものように江戸川沿いを歩く小芝居がある。
これまでの9作と比して、脚本が雑でストーリーが平板で手を抜いたのかなと思うほど。
男性ゲストに魅力が乏しくて不満だった。
役者の問題ではないだろう。
脚本のせいだ。
劇終20分前くらいに寅さんの同級生である八千草薫が「私、寅さんと結婚してもいい」となった。
面白くなってきたと思っていたらあっという間に終了のクレジットが出てきてしまう。
秋野太作が絡んでくるラストシーンはいい意味でワンパターンと言える。
上映時間は95分。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
寅さんの他の作品でも見られる最初の「インテリとの三角関係」。
ただこの作品が他と違うのは、八千草薫さんの最後のセリフ。
品があって美しいです。