瞳をとじて
プロット
スペイン
02月09日 劇場で
一月の声に歓びを刻め
プロット
日本
02月09日 劇場で
身代わり忠臣蔵
プロット
日本
02月09日 劇場で
雨降って、ジ・エンド。
プロット
日本
02月10日 劇場で
ボーはおそれている
プロット
アメリカ
02月16日 劇場で
Floating Holidays フローティング・ホリデーズ
プロット
日本
02月16日 劇場で
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリーコメント(20)
人間は自分の一生しか生きられず、自分の目線でしか物事を観察できない。しかし、ゴーストは悠久の時を生きる。歴史の大きな流れ、世界全体の時の流れの雄大さを、ただ白いシーツをかぶせただけのゴーストをそこに佇ませているだけで表現しているような、そんな不思議な作品なのだ。
人間の視点ではないなにかを映像化したと言えばいいだろうか。この映画を見る観客は主人公のゴーストと同じ視座にたって人間の営みを見つめることになる。この映画を観ている最中、普通の社会生活を送る人間の視点ではない視点に自分が立っていると感じさせてくれる。
このシーンをこんなに長い時間撮る意味は?
時間の流れはどうなってんの?
とか色々考えさせられる。
最後の15分くらいがワクワクした。
ラストシーンのメモには何が書いてあったのか。
もう一度観たい。
WOWOWシネマ「W座からの招待状」で鑑賞。
かなり退屈な映画やなぁ、と…。セリフも殆ど無し。ルーニー・マーラは半分経過したくらいに姿を消してしまった…。あとはシーツを被って、目のところだけくりぬいた夫の幽霊が、地縛霊のように妻が去った家に留まり、辛い悲しみに打ちひしがれながら、その場所の変遷を見つめていく…。
欠伸を噛み殺しながら観ていると、ビルから飛び降りて(幽霊の自殺とはこれまた斬新だなぁ、と思いました)その場所の歴史を俯瞰し始めたところから、一気に目が覚めて、画面に引き付けられました。面白い試みと視点だなと思いました。時間も空間も超越して、人間の生活に土地を絡めながら、人生の意味と自分が生きた痕跡についての考察を深めていく―。
あのメモには何が書いてあったのか?
夫の問いに対する妻の回答だろうか?
はたまた、愛の言葉だろうか?
しかし、それは些末なことなのかも…。
内容云々より、成仏したということが、重要なのかも?
未練が浄化され、己を昇華させた…。
自分がいなくなっても、世界は回る―。
切ないけれど、きっと自分が生きていた証はどこかにある。
それが例え、かなりミクロなものであっても…。
それが例え、大事なもので無くても…。
そう信じたいなと思いました。
新居に越してきた子供のいない夫婦(ケーシー・アフレック&ルーニ・マーラ)。ポルター・ガイスト現象にたびたび悩まされていた2人だが、ミュージシャンの夫Cが突然の事故死。病院の死体安置所でむっくり起き上がったシーツを被った幽霊くん、そのまま家に向かい家の地縛霊となるのだが…
出演俳優はほぼ2人だけ。ほとんど台詞のないシナリオと、地縛霊と化したケーシーが無言で家の中を歩き回るだけという斬新な演出。一見夫Cの幽霊が残された妻Mを見守り続ける『ゴースト/ニューヨークの幻』的なロマンチックドラマのようにも見えなくもないが、トーンはいたって暗く、テーマは見かけ以上に深い。
冒頭宇宙の映像が映し出されるのだが、宇宙、神、生命の謎に通底する本作真のテーマの伏線ともなっている。仏教にある程度の知識を持っている方ならば、諸行無常を受け入れられず執着のはてに彷徨を続ける霊魂を描いている本作に、少なからず共感を覚えられることだろう。以下ネタバレをQ&A形式で紹介しているので興味と時間のある方はどうぞ。
①なぜスタンダードサイズなのか
時代設定が現代よりもちょい昔の70年代ぐらいを想定しているため、それに合わせた演出かと思われます。監督によれば過去に執着する幽霊のせまくなった視野を表現したらしい。
②なぜ登場人物に名前がないのか
人間を超越した存在を暗示しているのでは。死んだCの幽霊というよりは、ある霊魂が輪廻転生を繰返し生まれ変わった姿がCだった。そう考えると古いピアノや家の歴史にCが拘っていた理由がなんとなく理解できるのです。ちなみにMは先住民に殺された少女の輪廻した姿だったのかも。
③何を決めかねていたのか
引っ越しどうこうはミスリード。妊娠したMが出産するか中絶するかを夫婦が決めかねていた気がします。Cが死んだ後不動産屋が用意したパイを(異常な食欲で)バカ食い、(つわりで)おう吐したこと{貪}にも合点がいきます。
④なぜ突然交通事故が起きたのか
前夜に引越を決めていた夫婦をこの家に引き留めるため、この場所離れることができない地縛霊が故意に起こした事故だった可能性が。なんたって途棚を開けて皿を何枚もぶち割る{瞋}ほどのパワーがあるのですから、事故を起こすことなど朝飯前でしょう。
⑤着いたり消えたりするランプ
煩悩を生む原因として執着の他にもう一つ。それが無明。暗闇の中で自分が何物かもわからずもがいていた幽霊が灯明によって進むべき道を照らされる。いかにも仏教って感じですよね。
⑥タイムスリップ
肉体がなければ時間も存在しない。テレンス・マリックやキューブリックの映画に本作が例えられるのは、この地縛霊が時間を一気に飛び越えたり、大昔に遡ったり、更にはもう一度ループしたりすることができる、ある意味人間を超えた存在だから。もう一人の自分を傍観するシーン、どこかで見た気が…
⑦ベートーヴェンの話
預言者とテロップされた男がパーティ席上でしったかぶりで話す{癡}このシーンがこの映画の核心部分。世に生きた証を残すため何度も何度も輪廻転生を繰り返す人間だが、太陽の赤色巨星化や宇宙のビッグ・クランチにより、いつかは全てが無と化す日がやってくる。生は無常であるが故に苦であり、死は常であるが故に苦なのです。
⑧メモには何が
監督はその場に合った言葉を適当に書いてくれとマーラにお願いしたらしい。新しい男の子供を宿したとかその手のことが書かれていたのでは。向かいの地縛霊が待つのをあきらめて消滅したように、この世に生きた証を何一つ残せなかったことに気づいた地縛霊は、三大煩悩を振り払い執着を捨て世の無常を悟ることによって“無”となったのでしょう。メモを書いている瞬間にタイムスリップして横から覗いていれば、こんなに時間をかけなくても済んだのに…なんて姑息なことは考えてもいけないのです。
前半は何も動きもセリフも少なくてつまらなかった。
話の仕組みがインターステラーに似ている。
後半は説明難しいけど何故か悲しかった。ケイシーって暗い役が多いし、似合う。
ポルターガイストとか幽霊の仕業なのかなぁ。所々怖いシーンあり。
霊って家につくんだね。地縛霊かな