白い暴動

6.9/10
合計14件のレビュー
この映画を見たい?
 映画を見たい    しない

50% 欲しいです,合計 175

レビュー  |  共有する 

白い暴動 プロット

1970年代後半のイギリスで、音楽を通して人種差別撤廃を主張し続けた若者たちによるムーブメント「ロック・アゲインスト・レイシズム」に迫ったドキュメンタリー。経済が破綻状態にあった当時のイギリス。国民の不安と不満は、第2次世界大戦後に増加した移民たちへと転嫁され、イギリス国民戦線を中心とする過激な排外主義運動が高まっていた。街に暴力があふれかえる中、芸術家のレッド・ソーンダズら数人の若者たちが、人種差別に対してロックで対抗する組織「ロック・アゲインスト・レイシズム」を発足。彼らの発信するメッセージは、ザ・クラッシュ、スティール・パルスなどのパンクやレゲエ音楽と結びつき、多くの若者たちに支持されていく。監督は、BBCでドキュメンタリーを手がけてきたルビカ・シャー。

白い暴動 俳優

白い暴動 写真

白い暴動 Related

日日芸術オンラインで映画を見る
日日芸術
プロット  日本
04月13日 劇場で
フィシスの波文オンラインで映画を見る
フィシスの波文
プロット  日本
04月06日 劇場で
ドクちゃん フジとサクラにつなぐ愛オンラインで映画を見る
ドクちゃん フジとサクラにつなぐ愛
プロット  日本
05月03日 劇場で
キラー・ナマケモノオンラインで映画を見る
キラー・ナマケモノ
プロット  アメリカ
04月26日 劇場で
ARGYLLE アーガイルオンラインで映画を見る
ARGYLLE アーガイル
プロット  イギリス・アメリカ合作
03月01日 劇場で
コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話オンラインで映画を見る
コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話
プロット  アメリカ
03月22日 劇場で
流転の地球 太陽系脱出計画オンラインで映画を見る
流転の地球 太陽系脱出計画
プロット  中国
03月22日 劇場で
52ヘルツのクジラたちオンラインで映画を見る
52ヘルツのクジラたち
プロット  日本
03月01日 劇場で
殺人鬼の存在証明オンラインで映画を見る
殺人鬼の存在証明
プロット  ロシア
05月03日 劇場で
システム・クラッシャーオンラインで映画を見る
システム・クラッシャー
プロット  ドイツ
04月27日 劇場で
PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくてオンラインで映画を見る
PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくて
プロット  日本
03月08日 劇場で

白い暴動コメント(16)

wftqmw
wftqmw
The Clashとの出会いは高校1年の夏、カナダのバンクーバーのHMVで。店内を物色しているとタダならぬ雰囲気を醸し出すギラついたジャケットのCDを見つける。これは絶対に良い音楽だ!と直感が働きジャケ買い。レジの店員の緑髪にピアスとスタッズがイカすパンクスのねーちゃんに手渡すと「ファッキングッドチョイス!」と褒められた。これは間違えなく良い音楽をツモった!と期待が高まる。家に帰り聴いてみると一曲目のイントロの時点で「お前はすでに死んでいる」と言わんばかりに脳天をブチ抜かれた。ジョー・ストラマーが歌い出す頃には歓喜に満ち溢れていた。それが「White Riot(白い暴動)」との出会いだった。

この作品を観て当時のイギリスの人種差別の厳しさを知った。デイビッド・ボウイやエリック・クラプトンまでも白人史上主義者を支持し差別発言をしていたということを知りショックを受けた。白人史上主義という思想は排他的で本当に嫌な思想だ。そんな腐敗した政治に音楽で立ち向かった当時の若者達の姿が本当に格好良い。その中でもやはり最後のライブのThe Clashは凄い。他のバンドとは完全にオーラが違う。ジョー・ストラマーは本物のカリスマだ。欲を言えばもう何曲か見たかった。

しかし、この作品にドキュメンタリー作品としてのクオリティの高さを感じることは出来なかった。特徴が無く面白味に欠けた極普通の作風で、テレビ放送で十分なレベルのクオリティに感じた。そこが凄く残念だった。

The Clashの「White Riot(白い暴動)」は今でも時々聴く。全く飽きることがないアルバム。当時は感性やノリで聴いていたが、今聴くとそれに加えて歌詞と姿勢が本当に格好良い。あの時のツモは只のツモじゃなく役満だった。
djyxnu
djyxnu
70年代後半のイギリス「ロック・アゲンスト・レイシズム」運動の記録。
「ナショナル・フロント」なる移民排斥を掲げた政党などのレイシズムに対する、パンクやレゲエを旗頭とした平和的な運動。こうしたレイシズムが10年後の「カセットテープ・ダイアリーズ」の時代もほとんど変わらず(サッチャー政権の結果強くなったとも…)、「SKIN」の現代アメリカもほぼ同じ、というのも恐ろしい現実だが。
パンク時代のアートの雰囲気がとても良く伝わるが、音楽は期待ほど掛からなかった…
luzkme
luzkme
ネタバレ! クリックして本文を読む
音楽がたくさん聴けると思ったら、あまり多くなくて、特にクラッシュには以前から興味があったので楽しみにしていたのだけど、期待したほどではなかった。しかも、出番にこだわったりして売れっ子気取りでお高い感じがして好感度が下がる。当時、音楽のジャンルで大きな断絶があるのが興味深い。スキンヘッドでオイパンクは右翼で怖いと80年代の後半に東京で友達に聞いたのだけど、それだった。今もそういうのはあるのだろうか。きゃりーぱみゅぱみゅが安倍政権を批判して炎上して、政治的発言をするとCMに出れなくなるなどと言われていた。主張ごとに放送局が分かれていたり、スポンサーのつきかたが変わったりした方がむしろ健全だ。
cezgim
cezgim
1970年代後半の英国。経済破綻に見舞われ国民の間に溜まったフラストレーションは戦後増加の一途を辿っていた移民達に向けられ、国内では排外主義を標榜する国民戦線が台頭、公然と人種差別が広まっていた。そんな風潮に反旗を翻したのが若いアーティスト達が組織した『ロック・アゲインスト・レイシズム』。音楽で人種差別に対抗しようとする地道な運動は少しずつ若者の間に浸透し大きなムーブメントになっていく。

この作品の背景にある風潮は『ボヘミアン・ラプソディ』や『カセットテープ・ダイアリーズ』といった作品との背景と繋がっていて、そんな不寛容にNOを突きつけるロック、パンク、レゲエが大きなうねりにとなっていく様を当事者達が語る言葉の一つ一つがずっしりと重く、クライマックスのライブ映像が捉えた熱狂に胸が熱くなりました。当時の実情を捉えた非常に貴重な資料であると同時に、社会不安が蔓延しこのような差別主義が未だ払拭出来ないどころか世界中に広がるばかりの現在において、特に若い世代に観てもらいたい力作です。
wftqmw
wftqmw
ドキュメンタリーですが、関係者のコメント中心。
個人的にはライブ映像がもっとあると良かったんですが…
でも当時こんなに人種差別が強かったとは知らなかった。教養・知識を広げるためにこの辺の音楽が好きな人は抑えておいて良い作品だと思います。
映像が出てきて思い出したのですが、スージー・スーは確かにナチスの腕章付けてましたね。ファッションかと思ってたけどとんでもない事ですね。