ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人
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02月16日 劇場で
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オーバー・ザ・リミット 新体操の女王マムーンの軌跡コメント(12)
■印象的だった事
・"そこまで言うか!イリーナ・ヴィネルコーチ!”
のお洒落な帽子、原色系の服装、服飾品(ネックレス強烈)を含めた凄さには驚いた。
ーロシアの新体操の総合コーチ何だから、報酬凄いんだろうなあ、と思っていたら、旦那さんも凄かった・・。-
〈イリーナ・ヴィネルコーチの暴言の数々の極一部。〉
・ポンコツ!
・くたばっちまえ!
・ふらふらしてんな!軸がぶれてるんだよ!
果ては、マムーンのガン闘病中の父にまで、言及し、"瀕死の父を思い演じろ!"
である。
-いくら、数々のメダリストを育て上げて来たとはいえ、凄すぎるなあ。パワハラどころじゃないよ・・。
彼女の罵声はマムーンの直接のコーチにまで及ぶ・・。-
■映像では、マムーンの満面の笑顔は、恋人(同じ、アスリート何だね・・)と暫し会った時位しか見られない。
念願の金メダリストになった時も笑顔より、"やっと重圧から解放される・・"という安堵感の方が身体から漂っていた。
ー彼女は、絶対に、ロシアのために何て思っていないと思う。銀メダルに輝いたヤナ選手も、その前の映像では、”ロシアのために・・”と笑顔で言っていたが、表彰式の映像では笑顔がなかったものなあ・・。彼女も、罵声を浴びながら頑張ったんだろうなあ・・。-
<新体操王国ロシアの、威信を掛けて金メダリストを育て上げる姿には、感動よりも何か複雑な気分になってしまった作品。
アレくらい罵声を浴びせられても、やり抜く鋼のメンタルが金メダリストには必要なんだろうなあ。
エンドロールで流れた文章にも納得した作品でもある。>
本来は当初の公開日の4月に鑑賞し今夏の五輪の観戦への弾みに繋がればなと思ってたが、五輪も来年に延期され(開催されるのかも危ういが…)本来の鑑賞目的とは多少ズレは生じてるが、それでも非常に見応えのある作品であった。
僕自身も長年スポーツをやっていた事もあってこのタイプのドキュメンタリー作品は勝手ながら自己投影しながら観たりして非常に楽しめる事もある。
特に僕も個人スポーツをやっていた事もあって、今作のような個人スポーツ、そして採点式のスポーツの苦悩さは団体スポーツとはまた違った苦しさ、辛さがあり、リタの心情を非常に共感しながら観る事ができる。
今作ではリタの経歴や歴史を深く追求したり、新体操というスポーツに対して深く追求したりする作品ではない為その辺りを期待すると若干物足りなさは感じてしまうかもしれない。
特にリオで金メダルを獲得した描写はほとんど描かれていない為、この作品はリオで金メダルを獲得が最終地点の作品ではなく、あくまでリオで金メダルを獲得するまでの過程の苦悩さにスポットを浴びた作品だということを理解して観るとより深く楽しめるのではないか。
近年のスポーツはより効率的の良い練習、取り組みなんかにスポットを当て新しいスポーツを取り上げる事が多い中、この作品で描かれているような具体的な技術指導はさておき、精神論を唱え叱責する監督、コーチと選手との姿には何か昔を思い出しながら、そしてリタを心から応援する気持ちになりながら楽しませてもらった。
ただ惜しむらくは――おそらく監督のせいではなく、権利にがめついIOCが試合映像の使用を許可しなかったからだと推測するが――、作品のハイライトとなるべきマムーンのリオ・オリンピックでの演技が欠けている。それまでの国際大会での本番はたびたび映るのに。女王になるカタルシスが映像で提示されないので、マムーンが精神的に追い詰められる苦しさが残り、欝々とした印象で終わった気がした。