ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト 鮮血の美学
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
鮮血ピエロの惨劇
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
ドラキュリアII 鮮血の狩人
プロット
アメリカ
01月10日 2004 劇場で
マッド・キラー 鮮血のしぶき
プロット
アメリカ
04月08日 1989 劇場で
シチリアーノ 裏切りの美学
プロット
イタリア・フランス・ブラジル・ドイツ合作
08月28日 2020 劇場で
アンドレ・レオン・タリー 美学の追求者
プロット
アメリカ
03月17日 2023 劇場で
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鮮血の美学コメント(1)
残虐な殺人一家の毒牙にかかった美しい女性。彼女を心底愛していた両親は憎悪に燃え、静かに復讐の鬼と化す。現代のホラー作品でも数多く使われているテーマの原点とも言われている1972年、作り手が初めて手掛けた劇場映画である。
追うものから、追われるものへと変わる恐怖、狂気。下手に登場人物に対して背景や設定を肉付けせず、殺意の衝動と鮮血への暴走というシンプルなテーマに対してしっかりとスポットライトを当てる。
そこから生まれるいかがわしさ、気味悪さを笑って迎えてあげられる心の広い、世の中は無条件に幸せになるように出来ていると盲信する貴方にこそ、味わっていただきたい作品である。
娯楽の殿堂として位置づけられ、タランティーノやR・ロドリゲスが偏愛しているグラインドハウス映画の一角として作られている本作。お色気、不条理ギャグから毒々しいサスペンスまで、徹底して盛り沢山を心掛けたエンターテイメント性が強く打ち出されている。
最近製作された本作のリメイク版に見られた感傷的な苦悩、被害を受けた少女を生かした事で生まれる厄介な展開、アクションの派手さが色濃い設定は無い。その分力強い怒りが瑞々しく観客の心に響きつつ、一部の方々が求めるカルト趣向にきちんと応える作りが、上映当時の観客が求める娯楽の形を反映している。端正ばかりを意識した誤魔化しは、必要無かったのだ。
主人公マリーを演じた女優の凛とした美しさ、悪役家族の、「悪い」以外の形容詞が出てこない凶悪な目のぎらぎらした輝き。俳優陣がためらいなく撒き散らすエネルギーと汚れが堅実に活きているのも嬉しい、純粋無垢な軽快ホラー作品として評価したい。