離ればなれになっても プロット

1982年から2022年を舞台に、時代の波に翻弄されながら出会いと別れを繰り返す男女の愛の行方を、「幸せのちから」のガブリエレ・ムッチーノ監督が描いたイタリア映画。1982年。ローマで暮らす16歳の少女ジェンマは同級生の少年パオロと恋に落ち、彼の親友ジュリオやリッカルドとともに青春を謳歌していた。しかしジェンマは母を亡くし、ナポリで暮らす伯母のもとへ引き取られることに。1989年。それぞれ教師、俳優、弁護士として社会に出た3人の男たちはジェンマと再会するが、彼女はまるで別人のように変わってしまっていた。出演は「シチリアーノ
裏切りの美学」のピエルフランチェスコ・ファビーノ、「盗まれたカラヴァッジョ」のミカエラ・ラマゾッティ。「ライフ・イズ・ビューティフル」のニコラ・ピオバーニが音楽を手がけた。

離ればなれになっても オンライントレーラープレイ

離ればなれになっても 俳優

離ればなれになっても Related

続・夕陽のガンマン 地獄の決斗オンラインで映画を見る
続・夕陽のガンマン 地獄の決斗
プロット  イタリア・スペイン・西ドイツ合作
03月22日 劇場で
マグダレーナ・ヴィラガオンラインで映画を見る
マグダレーナ・ヴィラガ
プロット  アメリカ
05月10日 劇場で
ピアノ 2 Pianos 4 Handsオンラインで映画を見る
ピアノ 2 Pianos 4 Hands
プロット  カナダ
03月22日 劇場で
地に堕ちた愛 完全版オンラインで映画を見る
地に堕ちた愛 完全版
プロット  フランス
04月19日 劇場で
変な家オンラインで映画を見る
変な家
プロット  日本
03月15日 劇場で
i aiオンラインで映画を見る
i ai
プロット  日本
03月08日 劇場で
ゴールド・ボーイオンラインで映画を見る
ゴールド・ボーイ
プロット  日本
03月08日 劇場で
ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワーオンラインで映画を見る
ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー
プロット  アメリカ
05月10日 劇場で
No.10オンラインで映画を見る
No.10
プロット  オランダ・ベルギー合作
04月12日 劇場で
夜明けへの道オンラインで映画を見る
夜明けへの道
プロット  ミャンマー
04月27日 劇場で

離ればなれになってもコメント(6)

Vlsrlmaraei
Vlsrlmaraei
今年377本目(合計652本目/今月(2022年12月度)30本目)。
※ 「銀河英雄伝説~」をみてから向かったのですが、こちらの映画のレビュー需要はないと思うので飛ばします。

さて、こちらの映画。大阪市ではイタリア映画を多く扱っていたテアトル梅田さんが閉館となり、イタリア映画を見る機会はぐっと減りましたが、なぜか?tohoシネマズさん案件。tohoシネマズさんでイタリア映画って珍しいような気が…。

※ 東京には「tohoシネマズシャンテ」という映画館があるようで、そこでは海外作品が多く流されているようですが…。

さて、こちらの作品。まぁ、誰を主人公にするかはいろいろ分かれそうな気がしますが、一人を主人公にするのは難しいと思います(一人に定めるのは多分無理)。

タイトル通り、登場人物は男女合わせても6人程度で、くっついたり離れたり…という中で気持ちのすれ違い等があってなかなか結び付けなくてジレンマがあり…という趣旨を描いたヒューマンドラマというところでしょうか。

一方で、映画自体は当然架空のお話ですが、1980~2022までのイタリアをはじめとする各国の主要なできごと(例えば、9.11は明示的に出るし、ほか、ベルリンの壁崩壊等も出ます)はもちろん、イタリアのこと細かい歴史も当時のフィルムが残っているのかそれも登場します(一応、後者に関しては字幕上配慮されています)。

フランス映画と違い圧倒的に少ないイタリア映画ですが、イタリア大使館などが後援にあるという事情もあり、史実の参照に関しては極めて正確で、さらにイタリアの文化についても結構詳しく描写されています(各国との細かい違い等)。

一方で、「人数が少ない割に妙に入れ替わって誰がどうなっているかわかりづらい」ということ、さらに、主人公の一人が弁護士という設定から、突然民事訴訟や行政訴訟の話をしはじめる(日本基準でのお話)といった、一定の理解がないと難しい一面もあるのも事実で、「一度見ただけでは理解度7割ほどかな…」というところです。

最後、どのようなエンディングになるかは…。ここでは伏せておきましょう。

------------------------------------
(減点0.3/一部の字幕の配慮が足りない)

・ 上記通り、イタリア大使館などが後援についている事情もあるので、内容も極めて正確に描かれていますが、主人公のひとりが弁護士という設定のため、突如民事訴訟の話をしはじめたり混乱させる要素が強いです(そこに、水質汚濁が何だのという、日本でいえば行政訴訟の話まで混ざってくる)。確かに行政訴訟は民事訴訟の一類型ですが(行政事件訴訟法は、民事訴訟法の特別法)、私人間どうしの争い(民事訴訟)と、行政対個人の争い(行政訴訟)は本質的には別に扱われるので、ここの理解がかなり難しいです(イタリアというより、イタリアの法がフランスの法の影響を受けており、日本はフランスの法を多く輸入したため、結果的に理解がある程度類推できる、という事情があります)。

------------------------------------

(参考/減点なし/主人公の一人の名前が「ジェンマ」)

・ イタリアでは時々見られる名前ですが、もとはラテン語で、日本ではこの時期、2時(26時)ころになると見えるようになる、かんむり座のアルファ星、ゲンマ(Gemma、スペルは同じ。発音が違うのはイタリア語の事情)からきます。「宝石」を意味する2等星です(アルフェッカ、の別名もあり、現在ではこちらが、かんむり座アルファ星の国際的標準ですが、現在でも「ゲンマ」でも通じます)。
------------------------------------
Ngsosphimxk
Ngsosphimxk
ネタバレ! クリックして本文を読む
新年パーティで出会ったレオとズヴェーヴァ
付き合いだしそう、で思ってたら主題歌の後きっちりシーンで観せてくれました

いろんな映画のオマージュがあった
いくつかは認識できました
本作のように映画を観てきたファンへのお楽しみサービスがあったり、
当時を振り返る小道具の一つに流行りの楽曲がありますが、
これがすごくハマりました
こういうのすきな方にはぜひ観てほしい

音楽もよかった
人生を生きてきて、これからまだまだ生きる主人公たちを優しく包むような
スコアが邪魔にならず最後までストーリーを引き立たせます

ジェンマの女優さんはカラヴァッジョの作品から気に入ってる方でした
それで観たんですが、全然きれいで、さすがは女優さんです

思い出せませんが原作があるのか、再製なのか、似たようなの観た気がしますけど
とにかく幸せ、いい映画でしたー
Obrwordgoo
Obrwordgoo
ネタバレ! クリックして本文を読む
- いやあ、イタリアの人々って、皆、あんなに自分の気持ちに正直に生きているのかな。
友人の恋人でも、好きになったら一直線である。-

◆感想

・40年の関係性の変遷を、一気に描いているので、彼らの子供たちもアッと言う間に大きくなって行く。そして、ジェンマやジュリオ、リッカルドたちも、結婚したと思ったら離婚したり、正にジェットコースター人生である。
ー 最初、可哀想だったパオロも、念願かなってジェンマと結ばれるしね。-

・彼らは山有り谷有りの人生を送りながらも、一度会うと、気持ちはアッと言う間に若かりし10代に戻る。真の友人なんだよね。

・特に琴線に響くのは、五十代になった彼らが、過去の確執を忘れ、リストランテで夜中までワインを酌み交わすシーンや、新年を迎える時に、自分達の子供と一緒に祝うシーンである。

<長く生きれば、色んな事を経験するが、やはり40年もの間、友人だった彼らの関係性は、ちょっとやそっとでは、崩れない。
今作品はそんな、不器用だが自分の気持ちに正直に生きる人々の姿を肯定的に描いた人生賛歌なのである。>
Hospnskgxim
Hospnskgxim
まず認識しておかなければいけないのは、この映画のあらすじ紹介は、多くの人をミスリードするのでは⁈というくらい、ジェンマにより過ぎだし、ジェンマの描かれ方を誤読しているように思えることです。

これから鑑賞する方はタイトルと紹介文は読まずに(ネタバレはありませんが、このレビューも読まずに)、なるべく真っさらな状態で、ご覧になってください。

たぶん、見て良かったと思える映画です。
40代以降の男性の方なら8割くらいの確率で、女性の方でもたぶん6割くらい?は…

男3人と女1人のやんちゃな思春期、社会への巣立ち、成功と挫折、野心と後悔、そして気が付いてみれば、承継と血統の物語。

※ここで言う〝血統〟にはサラブレッドからイメージされるような選良とか差別化という意味合いは含みません。

劇中、友達の彼女を寝取った男が寝取られたほうに、「大きく考えよう!、なっ⁈大きく考えればいいんだ」みたいなことをいけしゃあしゃあと言うシーンがありましたが、この映画自体が4人の小さな世界の話として綴られながら、いつの間にか、ちょっとした年代記になっていて、見ているこちらまで同じ世界を同じ時間に生きているんだ、と巧みに同期させられていきます。
だから言ったでしょ❗️大きく見ようよ‼️

家族関係のアレコレも、リアルではありますが、それぞれに分散して描かれるので、重暗くならずに見ることができます。

人に誇れるような特別な人生ではないけれど、
それぞれに特別な思いはあるけれど、
年越しの花火が平和で満たされた心で見られるのが毎年ではないけれど、
確実に次の世代に承継されていく思いがある。

年末にいい映画に出会えました。
ありがとうございます。
Ikngoshsxpm
Ikngoshsxpm
ネタバレ! クリックして本文を読む
離ればなれになってもお互いにずーっと忘れなくていつかまた結ばれるハッピーエンドかな?と思って鑑賞しましたが。。

確かに最後の最後の最後には結ばれます。
最初のカップル。

でも。。結ばれることは結ばれるんですがそこに至る過程か濃い。濃すぎる!いやいや人間関係そんな近場でだいたい済んでしまうのかい?
もう濃いドロドロの昼ドラやーーん!と思ったら、

昼ドラのドロドロ劇を越えた先にはお互いにもーーいっか!の境地?に達してしまうようで。。絶対に一生絶交モノだろうこれ〜と思いきや最後また4人で仲良くバルコニーに並べるんかい!!と、逆にツッコミたくなるほど。凄い。ここまで人間関係修復出来るんならホントに凄い。でもちょっと願望を含めたファンタジーかな〜最後の最後、結局みんな仲良しに戻るのは。

よくこんな脚本書けたな~と、脚本に驚きました。

あとジェンマの息子の父親が誰なのかはっきり描かれてなかったのが気になりましたが、まぁ途中で恋人出来てシングルマザーになったのかな?と思いました。もし別れる前に妊娠してたら最初の夫がフォローするだろうし。

最終的にだいたい幸せっぽいですが、弁護士の彼は新しい奥さんを探すのかどうするのか。。

最後にそれぞれの子ども達どうしでなんとなく恋人っぽい感じになっていたのが「またこうして人間模様が繰り広げられていくんだな~」と思いました。

概ね幸せっちゃ幸せになる。。。話ですが、そこまでに至る過程がエグい濃さの映画でした!

あとパオロは一途が過ぎる。途中はめっちゃジェンマに悪口言うほど怒ってたのに、あぁ、好きだからショック過ぎて怒ってしまうけど、
めちゃめちゃ怒るのはめちゃめちゃ好きっていう、愛情の裏返しだったか。。と思いました。

パオロ、よく我慢したね。というかよく完全には冷めきらなかったね。一途過ぎるパオロに脱帽。
ほぼ聖人君子(マジで敬礼)。

10話くらいのドラマにしたら毎回の展開に毎週毎週ヤキモキしそうで精神的にまいるので(笑)、1本の映画で結論まで描いてくれて良かったです(笑)