家からの手紙
プロット
ベルギー・フランス合作
04月07日 2023 劇場で
リヴァプールから 手紙
プロット
イギリス
11月01日 1986 劇場で
公園からの手紙
プロット
キューバ・スペイン合作
02月23日 1991 劇場で
馬三家からの手紙
プロット
カナダ
03月21日 2020 劇場で
硫黄島からの手紙
プロット
アメリカ
12月09日 2006 劇場で
ディア・アメリカ 戦場からの手紙
プロット
アメリカ
12月17日 1988 劇場で
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育子からの手紙コメント(2)
『チェスト!』
『まぼろしの邪馬台国』
まだ有名とは言いがたい
オスカーが忽那汐里さんの次くらいに
力を入れて売り出しているように見える若手女優。
金券ショップに他の映画前売券を
購入しに行ったとき、彼女の名前と
800円という値段の安さに魅かれて買ってしまいました(苦笑)
だから、難病ものと言うこと以外、
20年前に執筆された著書であることや
実話に基づいていることなど、鑑賞後に知る有様。
劇場は、御年配層を中心に
小さいスクリーンがあてがわれ20名ほどの入り。
そんなに宣伝に力を入れていませんからね。
これでも上々ではないかな、と感じつつ上映開始を待ちました。
☆彡 ☆彡
予想通り:中盤以降、涙が止まらなかったこと
予想越え:生きる勇気、生きる喜びを与えられたこと
〈 ありがとう 〉
まず、オープニングカットで
名古屋のテレビ塔が登場してきて、
思わぬ展開に、ここでスイッチオン。
中盤からラストにかけては
涙なしではスクリーンを観られず鼻水啜りっぱなし。
エンドロールに流れる
楽曲の歌詞が、これまた良くてダメ押し。
先制点→中押し→ダメ押し
まるで野球の理想的な展開のような
ストーリーに完全にやられてしまいました。
先発:宮崎花蓮さん
抑え:原日出子さん、って感じでしょうか。
代打の切り札は、特別出演:渡瀬恒彦さんかな。
◇ ◇
BGMがやや仰々しすぎたのと
名古屋弁の発音がおかしかったのは
気になりましたが、それは作品全体から観れば微々たるものでした。
難病モノなので、
泣く覚悟はできていたのですが
同じ難病モノの感動作『一リットルの涙』を
髣髴とさせるヒロインが懸命に生きようとする姿と、
そんな彼女を献身的に支える両親や学校の友人、そして
偶然ベッドが隣になったことから手紙のやり取りをし始めた
原日出子さんと原日出子さんの家族の姿に、ただ泣くだけでなく、
・五体満足のありがたさ
・健康に生きていることのありがたさ
・一人ぼっちでなく周りの人に支えられているありがたさ
そしてなによりも
両親から生命と健康で丈夫な体を与えられた
ありがたさに心の底から感謝せずにはいられませんでした。
流れ落ちた涙は
病気で亡くなってしまった悲しさではなく、
自分がこうしてこの映画に出会えたことの感謝、
自分がこうして生きていることへの感謝、そういった
ありとあらゆる感謝の念が湧き出てきたことによる、
ちょっとこれまでの難病モノとはタイプが違っていました。
20年前の話だといっても、
生きていくことに今も昔もありません。
だから、きっと
生きる勇気や感動を与えられたに違いないのですから。
☆彡 ☆彡
作中で、
育子が罹った病気は、
現在、J1サッカーチーム、
大宮アルディージャの塚本選手が
人生を賭けて戦っているものと同じ病です。
塚本選手が元気にピッチ上に
戻ってくる姿を見せて欲しい!
そんな思いも頭をよぎりました。
ハンカチ必須の感動作。
感謝の気持ち、生きる勇気をありがとうございました。
ヒロインが、育子を思いながら書く手紙って、母性が深くて、
やはり闘病経験のある人って他人の痛みが解る強い人だと思った。
痛い!痛い!
と泣く育子の姿に、涙が出る。
煩い!と同部屋の患者さんが陰口を叩くシーン。
解らずでもないけれど、優しくないなぁ~!と思ってしまう。
あの階段を登ろう!とする過程。
折れそうになる心と戦う育子とダブル。
育子は段々と弱っていくのに、ヒロインは育子に励まされ、
リハビリを頑張り、杖を使用しなくても歩けるようになり、
階段を登って近道さえしよう!と気持ちが前向きになる。
支え合いが、どんなに暖かく心強く、勇気を与えてもらえることか・・・
育子のお母さんの連絡も、ヒロインを大きく成長させる行動だと思う。
監督の挨拶で、何度でも繰り返し観てもらいたい。
そうすれば、もっともっと解ってくるものがある。
と、言っていたけれど、確かにそうだ。と思う。
押し花を見るたびに『育子からの手紙』を思い出すと思う。
私も、誰かを支えられる人間になりたい。