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日本のいちばん長い日(1967)コメント(20)
当時は「戦争がー陸軍がー天皇制がー」で終わり。ちなみに天皇制と言う制度は有りませんので「象徴天皇」が現憲法下での正しい呼び方です。それは置いといて。
「自分は正しい。間違っていないから、こんな手段もしょうがない。何をしても許される」。そんな若い陸軍将校が悲しくて滑稽で。手段は間違えちゃダメ。今は特に。
「開戦する前に未だ出来る事はあったよ」とか「ミッドウェー前に手仕舞いしてれば」とか「せめてヨーロッパ戦線参戦前に」とか。今は、後付けの感想がボロボロ出て来るけれど。
突き詰めて言うと「政治力」、対内外の。それ以外に戦争を回避する道は無い。感情論、心情に流されず。左の人も右の人も。火の粉を振り払う安全保障戦略の邪魔するのだけは止めてください、って言いたい。
今、見る価値はあると思う。
前半部分はやや単調で、偉いさんたちがなんとか玉音放送にこぎつけるためのドラマ。陛下がマイクに向かってしゃべることや録音にするか生放送にするかだけでも議論が続く。長い一日が終わった・・・とクタクタになった政治家たち。しかし、そこからが近衛師団を中心とした馬鹿げた決起ドラマが始まるのだ。
素直に敗戦を認めるか、本土決戦にて潔く玉砕するか・・・録音が放送されれば全てが終わってしまうという軍部の足掻き。“国体の維持”という言葉がやたらと耳に残るが、下の者たちは何もわかってなかったんだろうな。まずは近衛師団長の首を斬り、命令系統を捏造した青年将校たち。宮内省に押し入り録音盤を探し、無いとわかると鈴木首相(笠)宅を襲撃。その間、陸軍大臣(三船敏郎)が切腹。NHKまで襲撃され、脅されるアナウンサーの加山雄三の表情も見事なもの。
全体としては真面目すぎるくらい史実を追ったドラマであり、面白味には欠けるのだが、終戦の二日間に絞った内容は画期的だし、歴史を勉強するには最適。特に狂った軍国主義の亡者がいつの時代にも現れるということがよくわかる。兵士として参加した者1000万人(日本男児の4分の1)、そのうち戦死者200万人、一般国民の死者100万人。
74年前の日本。ここまで考えが違うのだとびっくり。
まるで宇宙人を見てるみたいに登場人物の気持ちがまったくわからなかった。価値観っていうものはあっという間に変わっていくもんだな。
日本が降伏を発表するまでの一日の出来事を描く作品。
終戦の日にこんな事が起こっていたなんて知らなかったと反省。もっとずっと前に学校とかで見ておくべき映画。
登場人物の表情豊かな顔をアップで写していく演出が印象的だった。見てる時はわからなかったけど、エンドロールで数々の名優達が出ていてはぁ〜となった。それぞれのキャラが濃かったもんな〜。
天皇の顔をはっきり見せず、手前の人物などで隠す描き方は当時の天皇という存在のあり方を表していて面白いなと思った。もしかしたら、映画を撮影した22年後でもそうだったんだろうか?
いくつか喋ってる言葉の意味がわからない部分もあったが、
157分という尺で身をもって長い一日を体験した気になった。
一般の人の気持ちを描かない本作を見て、昔読んだ手塚治虫の漫画『紙の砦』で終戦に手を挙げて喜ぶ手塚少年の姿を思い出した。
映画としての演出はあると思うが軍人はこう喋る、役人はこう振る舞うと言ったことが同時代人として記録されてるのではないか。切迫した状況の中、全員の同意をとり手続きに沿って進めてゆく役人/政治家/軍人たち。”シンゴジラ”に通ずる日本的正義を見たような気がする。
勉強にもなります。