新感染半島　ファイナル・ステージ

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God has forgotten us all.
"日本でも話題を呼んだゾンビパニックアクション「新感染　ファイナル・エクスプレス」の4年後を描く続編。" なんて日本の映画サイトの解説を鵜呑みにすると大やけどを負うことになるので注意が必要．．．
この映画の事を前作の「Train to Busan」から「Train to Busan 2 」と呼んでいる映画専門サイトもあるけど、はっきり言って、　"別物"

A healthy country has a healthy future.
前作の成功のおかげかどうか、バジェットが9億円から約倍の17億円が投じられてた本作品。 "post apocalyptic dystopia" 黙示録後の暗黒郷の世界観をフルCGで描くためやスタジオ内で撮影されたカー・アクションシーンに使われた多くのCGIやまたゾンビの数が増えたことで前作「新感染　ファイナル・エクスプレス」よりも予算が単純に膨らんだという事？

There have even been cases of infected hosts found on the last
ships going to Hong Kong. After that, neighbouring countries
have decided not to accept any more refugees. Korea is completely
quarantined.
冒頭の6分間でこの映画を観ようとすることに対して、前作をまだ覚えていることを後悔することに．．．
ゾンビ・パニックが生存者を乗せた護衛艦で始まる冒頭のシーン... 　韓国からの脱出しようとする人たちを乗せた最後の護衛艦で起きるパニックはどう考えてもトンチンカン過ぎる... 　船に大勢の人が乗り込み、外洋に出るまでには数時間かかるのに、「新感染・・・・・」では人がゾンビ化するのに、時間を待たずにあれほどスピーディーだったものが、この護衛艦で起こるパニックには数時間がかかるなんて、しかも一人がゾンビ化するのに時間かかり、その反対に多くの人達が、ゾンビになるのは瞬く間の一瞬って？... 　あまりにもおかし過ぎるイビツなタイムラグを説明してほしい。　このシナリオの曖昧さが全編を通じて、ラストも含め一事が万事ってこと... 　バカげたCGIやマッドマックスの亜流映画を見せられて、この映画が、おざなりでいい加減でラストなんかを見るとつじつま合わせの映画... スピーディーでジッピーなパニック自体が生命線なのに、それを度外視した体たらくな一本と呼べるものになってしまっている。

言い過ぎたので一言.... 全部が全部おかしいわけではなく、カーチェイスなんて迫力があり、スピード感もありと... 疾走する車のあまりにも速さにゾンビたちが木の葉のように弾き飛ばされる痛快な躍動感のあるシーンも見どころとなっているところもあることはある。でもこの映画の監督と脚本家が同じ方たちが製作したとは、にわかには思えないところが多い... 人間のエゴとかサガとか、また親子愛などを描いた前作とは程遠い、ある意味、アクションだけに特化したただのアクション・ゾンビ映画と言うことができるかもしれない。

こんな中途半端なゾンビ映画を観るくらいなら、ハリウッドの別のパニック映画を観たほうがいくらかマシと言える。
正月からズッコケるつもりのギャガに正月から映画館にさい銭を投げる...　　お客様たち　　　失礼

一作めは感染拡大の話だったから人間関係ネタがいろいろ絡んでたけど今回は感染しつくした半島からの脱出だからのっけからノンストップ。マッドマックスのごとく行って帰るというシンプル構造。が、ゾンビはあくまでもベース。カーアクションが見応えたっぷりエンドレス。最高に楽しめた。