化石の森(1973)

6.4/10
合計12件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   118分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   山田信夫
劇場で   09月01日 1973
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化石の森(1973) プロット

現代の青春と、母と子の血の問題をとりあげながら、人間の心の中の神と獣性を追求する。原作は石原慎太郎の同名小説。脚本は「陽は沈み陽は昇る」の山田信夫、監督は「札幌オリンピック」の篠田正浩、撮影は「無宿人御子神の丈吉
黄昏に閃光が飛んだ」の岡崎宏三がそれぞれ担当。

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化石の森(1973)コメント(2)

wiyrvyn
wiyrvyn
主人公(萩原健一)は大病院のインターン、男を作って家を出ていった母親(杉村春子)を憎んでいる。
理容店で出会った幼馴染の女(二宮さよ子)と恋仲になるが、彼女が店のマスターから暴行を受けていると知り、二人で殺すことに。
神の議論があるが、中途半端で、血の濃さのほうが面白かった。
abqpko
abqpko
原作が悪いのか脚本が悪いのか、ツッコミどころがいっぱいありすぎて書ききれない。序盤の展開は良かったし、脳手術シーンも気合がこもっていたし、高級理髪店のマニキュア・ガールという設定も初めて知り、いい作品じゃないか!とも思えた。インターンである治夫が患者の母親にわざわざ会いに行くことも不自然だったがまた許容範囲。解剖学の授業で農薬の劇薬を知り、研究段階であったため、完全殺人に使えると考えたのだろう。

理髪店の英子はマスターに借金をしていて、そのため性的な虐待までも受けていた。治夫と肉体関係を持つようになり、「殺したい」とつぶやいたおかげで治夫が積極的に劇薬を使い殺そうと持ちかけるのだった。

殺人が成功したという中盤までは良かった。会話も謎めいていたし短絡的だったが、計画殺人の共犯者という負い目を背負い続ける内面の葛藤も想像できる。しかし、あっという間に治夫の母に告白する・・・なんで??原作は上下巻あるので、こうした心理面も描いていることだろうし、多分脚本がずさんなのだろう。

また、患者の母親との信頼関係が愛情へと変化するシークエンスも適当。息子が聴力を失うことを心配して自宅を訪れる治夫→父親が登場してそそくさ帰る治夫→線路上を友達と歩いている和彦→助ける治夫→新聞に美談として記事が出される→深まる愛情、抱き合う二人。和彦は二人いるんか!!と思わせるような手抜きシークエンス。さらに視力も失いかけた和夫に新興宗教の祈祷で治そうとする親子。そこへ岸田森演ずる神父(?)登場。いきなり「あなたは医者ですね?」と言葉をかける。ホルマリンの臭いがしたものだから・・・え?ま、いいか。「本当は“病気”というのは治るか治らないかのどちらかだ!」何を言ってんの?「つまり死ぬか生きるかのどちらかだ!」・・・わかんねーよ、この会話。「詭弁だ!もし俺が人を殺してたらどうする?」「仮定の話はどうも」「じゃ、人を殺した。これでどうだ?」「詭弁ですね」・・・会話がシュールすぎる!

まぁ、終盤はもっと凄い展開になり、「殺したのよ!」の告白大会に変貌するのです。そんなに自慢することか?!母親の異常愛と執念も見どころには違いないのですが、他の登場人物も同様、ちょっと狂った世界です。一つの殺人が周囲の人間をすべて狂わすといったテーマを打ち出せば面白かったのに、もうわけがわかりません。全体的に人を殺すことの重大さはこれっぽっちもない中、人間味を欠いた杉村春子の演技だけは良かった。ショーケンは興奮すると何言ってるかわかんないし・・・