50% 欲しいです,合計 105
レビュー | 共有する
乱れる プロット 日本 01月15日 1964 劇場で
わかれ雲 プロット 日本 11月23日 1951 劇場で
乱れからくり プロット 日本 04月28日 1979 劇場で
女の警察 乱れ蝶 プロット 日本 07月11日 1970 劇場で
乱 プロット 日本・フランス合作 04月01日 2017 劇場で
動乱 プロット 日本 11月06日 2020 劇場で
乱れ雲コメント(4)
とにかく司葉子が素晴らしい。別れの日、加山雄三の下宿を訪れた彼女。階段の見上げたその潤んだ目と仕草。全身から溢れる、むせかえるような女の淫靡さと悲しさ。その1シーンのために、この映画はあるのだ。実際の司さんはトークショウなどで拝見すると、けっこう開けっぴろげな快活なキャラクターとお見受けするので、そのギャップも含めて萌えます。
胸が張り裂けそうになりました
これこそ大人のラブストーリーです
音楽がフランス映画ぽいのも涙腺を緩めさせます
司葉子33歳
なんて美しいのか
痺れるような秘めた熱情で相手役を見上げる眼差し
走り出してしまった心はもはや鉄道の踏切も、交通事故を見かけてさえ止まらないのです
けれども残酷にも二人は現実に呼び戻されてしまうのです
十和田湖の輝く湖水を見つめるラストシーンの圧倒的な美しさ、悲しさの余韻に酔いました
森光子、草笛光子、加東大介、中村伸郎などなど
名優たちの素晴らしい演技
そして加山雄三だからこその説得力ある相手役
貴女も幸せになって下さい
そう言って津軽民謡を朗々と歌うシーン
胸が震えました
何もかも素晴らしい傑作です
金を送られてくることが亡き夫を思い出すからといって断られる気持ち。加害者、被害者双方が苦しむ姿がとてもリアル。そこから新たな恋心が生まれるというのは男側の一方的なもののような気もするけど、それを演ずる加山雄三が若大将シリーズと全く違った雰囲気でビックリしてしまう。二人が結ばれることによって縛られた十字架は軽くなることがあるのだろうか?などとこうした事故を考えてみても想像がつかない心理状況。
十和田湖で心中したカップルがいたことで、もしや二人で心中を?とどんどん暗い方向にも考えてしまうが、なにかに取り憑かれたように旅館に駆け込む二人だったが、交通事故現場を見たり、救急車で誰かが運ばれる様子を目撃してしまうと二の足を踏んでしまう・・・
ラホールへ転勤という話が出てきたけど、それってどこ?と思って調べるとパキスタンだった。天然痘発祥の地らしい。