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ワイルド・スピード ジェットブレイクコメント(20)
そもそも家電泥棒の話だったはずのこのシリーズ、9作目になると冒頭から意味不明。国家機密の奪還作戦を得体の知れないフリーランスの窃盗集団に外注するって無頓着にも程があるだろ?とか思いますが、そんな枝葉末節のテキトーさも含めて楽しむのが同シリーズ鑑賞の流儀。正直ストーリーなんてアクションとアクションの隙間を埋める緩衝材程度の意味しかありません。ということで色んな“へぇ“が詰まっていて、一番のそれは3作目で死んだはずのハンが生きていたというサプライズ。それがOKならもうなんでもいいじゃんとでも思ったのか、勢いで本来ほぼスピンオフだった3作目の主人公ショーンと相方のトゥインキーとアールまでが復活。思えばかなり純粋なカーキチ映画に近かった3作目でドリフトのテクニックなりカーチューニングなりを追求していた彼らは車にロケットエンジンを搭載するというレトロなバカテクノロジー開発に没頭していたというバカ設定をブチ込みますが、正直3作目を覚えてる人ってそんなにいないと思うんですけど、この辺は久しぶりに監督に復帰したジャスティン・リンの執念が滲んでいるような気がしました。
やはりジャスティン・リンの復帰の影響が色濃く出ていて、とにかく物理法則も都合よく無視する軽薄で軽快に物語は進行、超強力磁石とかのド派手なガジェットも使った壮大なバカーチェイスの末に宇宙に到達した一味に惜しみない拍手を送りました。
正直観終わった後にはもう何にも覚えてないくらいに空っぽな映画ですが、それでもジャスティン・リンは物語の整合性を取ることに拘っていて、エンドロール後にどうしても納得いかない3作目との矛盾に決着をつけようという意気込みを見せていますが、正直誰もそんなところ気にしてないと思います。
ホッピー外かよ!
ハン…お前…心配してたんだぞ…って。
気持ちはもうファミリーの一員になっていた。
監督が悪いのか脚本が悪いのか分からないけど微妙でした。
車で宇宙に行くのは笑えるし面白いからいいとして、最初の地雷踏みながらカーチェイスとかもう絶対死ぬ。
あと街中で赤の他人の車巻き込みすぎ。絶対死人出てる。磁石で車やバイクなどがビュンビュン飛ぶし建物壊れるしどれだけの善人が怪我や死亡したのかと思うとすごく萎える。
せめて街の人を巻き込まないように無人の工場に行くとかして欲しかった。
弟が悪の道に染まる理由もよく意味がわからないしすぐ改心するしみんな無傷すぎるしご都合主義すぎた。
見る前に、ワイスピを見直すことをお勧めする