のぼる小寺さん プロット

ボルダリングに夢中な女子高生を描いた珈琲原作の人気青春漫画を「ロボコン」「ホームレス中学生」の古厩智之監督が実写映画化。「けいおん!」「聲の形」「若おかみは小学生!」などのアニメ作品で知られる吉田玲子が脚本を手がけ、「ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー」で活躍した元「モーニング娘。」の工藤遥が映画初主演を務めた。クライミング部に所属する女子高生の小寺は壁を見るとウズウズしてしまうほどボルダリングのことばかり考えていた。卓球部に所属する近藤は、隣で練習する小寺からなぜか目が離せずにいた。小寺としゃべれることがうれしい近藤は、次第に彼女に惹かれていった。しかし、そんな小寺を見つめているのは近藤だけではなく……。小寺役を工藤、近藤役を伊藤健太郎が演じるほか、鈴木仁、吉川愛、小野花梨らが脇を固める。

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のぼる小寺さんコメント(20)

yydlkb
yydlkb
実に清々しい映画だ。「ガンバ」という言葉を久々に聞いた気がする。社会に出るとあまり使わなくなる言葉だが、でも小寺さんたちが互いにエールを送り合うように、疲れている時、もうちょっとで手が届きそうな時、この言葉をかけられると元気が出る。少なくとも青春時代には有効な魔法の言葉だったなと懐かしく思う。そしてもう一つ印象的なのが「じゃ、また学校で」というセリフ。なるほど、学校とは様々な人たちが集う場であり、またそれ自体が集まる理由にもなりうる特別な場所。かくもごった煮のように人生が交わるからこそ、主人公は自ずと誰かの姿に感化され、自らもひたむきになることで誰かを感化させる存在となるのだろう。群像劇風に描かれるみずみずしい目線の交錯、互いに成長していく姿が輝かしい。古厩監督作『ロボコン』の主要キャストたちは今や日本を代表する俳優となったが、この映画も似た香りの“ひたむきな青春”がぎゅっと詰まっている。
lfshsi
lfshsi
素朴な恋愛ストーリー。ちょっと天然な小寺さんが魅力的。クライミング部のメンバーも擦れてなくて良いですね。いつの間にか、メンバーや友人たちと一緒に小寺さんを、ガンバガンバって応援してしまいます。

そして、格別に小寺さんの内面を描くわけではなく、主人公と小寺さんの関係に焦点を当てるわけでもなく、小寺さんを写しながら周囲の人の内面を描く、この表現方法がなんとも巧みでした。特に感動的なストーリーというわけでもないし小粒な映画なのだけれど、技巧的で非常に優れた映画だなぁと思う。
テレビドラマだったら視聴率は全く取れないでしょう。でも映画館だと見入ってしまう。こういう映画作品が大好きです。

主演の工藤遥さん、元モー娘。メンバーなのですね。今後の活躍が楽しみです。今作はそれほど演技力が必要とされる役柄ではありませんでしたが、ボルダリング はお見事でした。ボルダリング に関し代役を立てたわけではなさそうだし、自分は何度か遊んだことがあるレベルだけれど、かなりの高レベルだったのではないでしょうか。監督の自己満足映画で観客が置いてけぼりだったり、キャストの演技力に全てを頼った低レベルな映画が跋扈する中、少なくともアイドル映画とネガティブに呼ばれるレベルではなく、作り手や演者の拘りが感じられ、一つの作品として優れた作品でした。こういう映画に映画賞を取ってほしいなぁ。
uxkubbz
uxkubbz
何かに熱中している人は眩しい。そして、何かを成したいと願う者の背中を押している。「見ているとなんだか、自分ものぼらなきゃって思うよね」、と。小寺とくらべ、近藤、四条、倉田、ありか、彼らの心のあり様の対比がいい。小寺は動く、が心は静かだ。それに対して彼らは小寺に見惚れ目で追うばかりなのに、心がざわついている。恋や憧れの感情で。

「クライマー、まずは目指してみます。」そう、まずははじめてみることだ。
そんな純粋な彼女には、キリンレモンがよく似合っていた。

で、伊藤健太郎。ちょっと『惡の華』の演技と被りすぎていて困る。
tzdywgs
tzdywgs
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目の前のこと一生懸命頑張ろう、みたいな視点が大人的で何とも。
もっとこう、ギラギラしててガツガツしてて、極端に冷めてて、みたいな方が高校生っぽいんだが。
基本、役者はよかった。ただ、突っ込みをいくつか。
まず川のところ。
いきなり現れて人のごみ拾い出すって。しかも自分の練習前に。あの場所でそれはないよ。
次にバレーボールのところ。
ボルダリング凄い子が、あそこまで下手は演出が過ぎるよね。これはやりすぎ。
文化祭の準備の時のハグ。
あそこも演出の意図がよくわからん。
ボルダリングの決勝のところ。
客筋もみんなで拍手のところもやりすぎ。

ラストはよかったです。
otgoafn
otgoafn
小寺さんはひたすら目の前の壁を凝視し、その周辺にいる人々はそっと互いをのぞき見る。そんな距離感の作品。大きなドラマではなく、日常の積み重ねで物語を紡いでいく巧みな語り口は、『若おかみは小学生!』の吉田玲子氏による脚本の功績でしょうか。

物語の舞台は大部分が高校の教室と体育館に限定されていて、まるで舞台劇のような作りとなっています。さらに小寺さんの周辺にいる高校生達一人ひとりが、独立した幕の主人公として描かれます。彼らがどのような家庭環境で育ったのか、といった背景情報は、わずかな台詞という形でしか与えられません。この物語は「これまで」ではなく、「これから」をどう生きるのか、に明らかに焦点を当てていて、その行動を促すのは、大きな事件ではなく小さな経験だ、ということを示しているゆえの語り口なのでしょう。

物語の結末に至っても、その歩みは外部から見たらごくささやかなものであったり、あるいは捉え方によっては挫折だったりしますが、明らかに幕開け時よりも成長した彼らの姿があります。中でも主人公である小寺さんこそが、最も人物像の掘り下げを意図的に浅く(何を考えているのか分からない)描いていますが、これは意図的な演出でしょう。『横道世之介』(2013)と同様に、小寺さんは人々が成長するための一種の「器」として機能しているのです。

工藤遥さんのボルダリングは訓練の成果があって、あくまで素人目ですが、見事な動きでした。身体技術を駆使する場面は映像のリアリティを左右しますが、これを自然に見せてしまう演技はとても素晴らしいですね。