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博奕打ち プロット 日本 01月28日 1967 劇場で
博奕打ち 総長賭博 プロット 日本 01月14日 1968 劇場で
いつか、また プロット 中国 04月11日 2015 劇場で
博奕打ち 一匹竜 プロット 日本 05月03日 1967 劇場で
博奕打ち 殴り込み プロット 日本 03月30日 1968 劇場で
泣いてたまるか プロット 日本 10月01日 1971 劇場で
いかさま博奕コメント(1)
盆でやる賭博のルールは全く分からない。ボンヤリと胴元と同じ手札を当てればいいのかなぁくらいの理解度だ。
なのだが…緊張感に息を飲む。
撮り方や照明も勿論あるのだろうが、鶴田浩二、若山富三郎、両雄の醸し出す空気感にのまれまくりだ。
昭和残侠伝よりも幾分湿っぽいというか、大人びた印象がある。
人情話の側面が強くもあるのだが、きっちり賭博がメインの巧妙な脚本だった。
関西が舞台なのか、皆様流暢な関西弁を喋ってくれる。近年耳にする似非関西弁ではなく、しっかりとした関西弁が耳に馴染む。
印象的なのは、鶴田さん若山さんの目は勿論なのだが、ラストに藤吉から出てくる鶴田さん。ボロボロだった。
博打打ちの宿命といおうか、社会とは相容れない立場の人間って感じが凄くした。
たまによろけたりする所にみすぼらしさまで感じてしまう…なんとまぁ、繊細かつ巧妙な演技プランなのか。
残侠伝ではあまり見る事がなかったアクションもふんだんに入ってて、階段落ちや落っこちまである。なんだか斬られ方も皆さん上手い。
東京と京都の差だったりするのかな?
なんの差なのかイマイチ掴めはしないのだが、アクションはこっちに軍配。
鶴田さんもお上手だ。
昔の作品を最近観る機会が増えて、楽しいのは女優陣の美しさだ。
今作のヒロインは中村玉緒さん。
大阪の商売人で、土性骨の強さがありながらも愛嬌のある出立。
いやぁ、昔の女優さんや俳優さんは、お芝居が上手い!
…なんでこの系譜は途切れてしまったのだろうか?アイドル文化の弊害だとは思う。
鶴田さんが、やっぱり松方さんにそっくりだ。声まで似てるし、声の出し方まで似てた。