イスラエル・エレハルデの検索結果、合計93(0.002090秒かかります)。

Pgnuoehlehのレビュー:迷子の警察音楽隊

3 years ago
昔観たことはあったけど、イスラエルを旅した後にもう一度鑑賞。 乾いた空気、粗くも温かい人々…イスラエルの感触を思い出させられました。 イスラエルとエジプト、難しい話になりがちな関係の二国間だけど、人間同士の交わりはもっと単純。 迷子になっているのは警察音楽隊だけではなく、そこに昔から住んでいる人たちも、迷いを抱えながら生きている。 思いがけない一晩の交流...

Sgpnkihsoxmのレビュー:シリアの花嫁

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 冒頭、結婚式の準備に向かう花嫁とその姉、そして姪っ子たち。 晴れの日のはずなのに、花嫁の表情は浮かない。 その映像から伝わってくる空気にも、晴れ渡った空と、姪っ子たちの楽しそうな雰囲気の中に、色濃い影がある。 そして、花嫁がウェディングドレスに着替えたとき、その理由がわかる。 今日が、姉妹の今生の別れであると。 ドゥル...
2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 脚本・監督を務めたドロール・ザハヴィはイスラエル出身で、1990年代からドイツに移住し主にテレビ番組の製作に携わってきたという。ザハヴィが本作の着想を得たのは、名指揮者のダニエル・バレンボイムがイスラエルとアラブ諸国の若者たちを集めて結成した「ウェスト=イースタン・ディバン管弦楽団」の活動。バレンボイムはアルゼンチンのユダ...
3 years ago
コンパクトながら、イスラエルの海辺やノスタルジックな映画館などでの印象的なシーンが沢山ありました。熟年夫婦の物語なので、さらりと流れる様なストーリーがさりげなく切なく、大人っぽくて素敵でした。正に「ビタースイート」!

btdpacgのレビュー:パラダイス・ナウ

3 years ago
総合:70点 ストーリー: 75 キャスト: 70 演出: 70 ビジュアル: 65 音楽: 60 テロリズムというものを、自爆するパレスチナ側からとらえた作品。一方的にテロを敵視する西側映画ばかりの中で異色といえる。そして明らかな被害者であるパレスチナ人が中心となることで、テロに走る人々をわかりやすく描かれている。このあたりがどこかの国から侵略されている...
2 years ago
イスラエルでのアイヒマンの裁判 1961年ならば、多くの収容所生存者が存命だった。この映画では裁判をどう伝えるのか、事実をどう見せるのかが、使命感を持って語られ実現されていると感じた。 今、観るべき映画。

Graeenbdloのレビュー:戦場でワルツを

3 years ago
82年イスラエル軍のレバノン侵攻におけるサブラ・シャティーラの虐殺をテーマにした作品。当事者であるAri Folman監督自身が参戦した虐殺現場での記憶をたどる旅をアニメーションで描いている。 正直、日本のアニメ技術に馴染んでいる身としては、イスラエルのそれはお世辞にも優れた技術とはいえないが、内容とともに鮮烈に印象に残る映像だ。そして、最後は痛ましい実際...
3 years ago
一人のパレスチナ女性ガーダを中心に描いたドキュメンタリー映画。彼女が独身の頃から映像を撮り続け、結婚や出産をも映像化するほど視点がガーダになっている。パレスチナ・ガザ地区が古い慣習にしばられている町。それに反発するかのような彼女の結婚観、職業観、そしてイスラエルに対する考え方が切々と伝わってくるのです。そのガーダを人生観を変えてしまったのも監督古居みずえさん...
2 years ago
1961年、イスラエルのモサドがアルゼンチンまで追いかけ、捕まえたナチス親衛隊の大物、アドルフ・アイスマンの裁判劇をドキュメンタリーを交えながら描いていく。 かなりの記録映像が挿入され、それなりの覚悟をもって見る必要がある。 人類がここまで残酷になれるのを見せつけられ、絶望感が押し寄せる。

rzxxizのレビュー:パラダイス・ナウ

3 years ago
一言で表すと、かなり 『ドギツイ映画』でした。 自爆テロそのものが、日本からすれば ありえない存在ですし、実行に向かおうとする人達の 心情を精緻に理解しよう、ということに無理があります。 イスラエルと中東諸国との争いが 根源に描かれていますが、血を流さずに 解決する道は残されていないのでしょうか。 そのことの問題提起と、自爆テロシーンが 映像で描かれな...

Npxoskhsgimのレビュー:復讐者たち

2 years ago
600万には600万を。この言葉を聞いた時に恐ろしさとともに、ユダヤ人の怒りがこれほど強かったのかと感じた。もし同じようなことが日本で起きれば、Plan Aを考える者が居てもおかしくは無いだろう。Plan Aは実行されることはなかったが、今もイスラエルでは戦闘が行われている...
1 year ago
非常に珍しいイスラエルのラマラ案件。ヨルダン川西岸ですね。ピアノの先生のところにレッスンに行くのに、検問所を通って3時間もかかる、そんな不便なエリアでピアニストを目指すミシャ少年に密着したドキュメンタリーです。見るとみんな、ミシャ君を応援したくなる素敵な映画。彼のその後が非常に気になります。「モハメド・ミシャ・アーシェイク」という名前はしっかりメモしました。

Ihmstoaenedのレビュー:沈黙を破る

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む パレスチナ/イスラエル映画ではないですね。 今、自分の人生で、何と闘っているかを投影できる作品ですね。遠い国の問題ではないような。是非、見に行ってください。 私は、国家に自分の人生が利用されてなるものか、と思いましたよ。 日本は、イスラエルのように徴兵制度はないものの、あまりに体制への抵抗力がなさすぎ。徴兵制がある国より...

qljbewのレビュー:戦場でワルツを

2 years ago
この作品、ドキュメンタリーでありながら、アニメーションで製作されるという、変わったアプローチで演出されている。なぜ、アニメーションにこだわったのか、そこからは次のような事情や監督の強いこだわりが見えてくる。 この作品は、イスラエルのレバノン侵攻と、その際におこったパレスチナ難民村への虐殺という事件を、参加していた兵士が失われた記憶をもう一度紡いでいきながら...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 映画「迷子の警察音楽隊」(エラン・コリリン監督)から。 エジプトの警察音楽隊が、イスラエルに招かれ演奏会に行き、 現地で迷子になるというストーリー。 予告では、面白いシーン満載だったけれど、 実際は、笑えるシーンは最初の数分だけで、 宗教とか、エジプトとイスラエルの関係は よくわからないけれど、けっこう重たい映画だったと思...
3 years ago
コメデイで面白くおかしく笑ってみた。正直いって、この笑いの中には隣同士の国でも宗教ばかりでなく文化が大きく違う。また、この音楽隊の中でも2枚目の若者Saleh Bakriと他の年配の隊員や隊長(Sasson Gabai)とでは文化が違う。その中に人間としての笑い、音楽、などの共通項を見つけ出せるので心が温まった。そして、絶対と言っていいほど、宗教と政治に話は...

bgcpiyのレビュー:沈黙を破る

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 迫る視線が、「怪物になるのはとても簡単なことなんです」という言葉に説得力を与える。カメラとスクリーンを通して、イスラエルの元兵士達は自分に語りかけているように感じた。 実際、劇場で観ると、自分と彼らの間にあるはずのカメラやスクリーンは消え去り、人と人との対峙・出会いのような空間が生まれる。皆、等身大の人間として悩み、泣き...

Khimsspnogxのレビュー:復讐者たち

2 years ago
今年もホロコーストをテーマにした作品が沢山公開されました。 個人的には、今のイスラエルがパレスチナに対してやっていることは、現代のホロコーストじゃないかと疑問に感じているのであまり好んで観ることはないのですが… 今作がこれまでの作品と少し趣が異なるのは、生き延びたユダヤ人たちがホロコーストの復讐計画を実行するというもの。 虐げられてきたユダヤ人たちがナチ...
2 years ago
第二次世界大戦時、ナチス政権下にて数百万人のユダヤ人殺害に関与したとされるアドルフ・アイヒマンのイスラエルで行われた裁判をTV放送しようとする物語。 アドルフ・アイヒマンをよく知らない人が初めて興味を持ち、この裁判を知らないのであれば興味本位で観られるでしょうが、ある程度知識ある私には「何を伝えたかったの?」映画でした。 テレビマン達の実話と言う題材があ...
3 years ago
冒頭では“黒い9月”のアジトがイスラエル側によって打ち砕かれた。爆弾でアジトは壊滅。仲間はことごとく殺されたが、ただ一人の女テロリスト・ダリア・イヤッド(ケラー)は、イスラエルのカバコフ少佐(ショウ)のためらいによって生き残る。しかし、犯行後に残すための声明を吹き込んだテープが奪われ、イスラエルとアメリカ側に警戒されるのだ。ベトナム戦争での犯罪人として捕虜と...