QUEEN ROCK MONTREAL
プロット
アメリカ
02月22日 劇場で
ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争
プロット
フランス・スイス合作
02月23日 劇場で
彼女はなぜ、猿を逃したか?
プロット
日本
02月24日 劇場で
スポットライトを当ててくれ!
プロット
日本
02月24日 劇場で
FEAST 狂宴
プロット
香港
03月01日 劇場で
ネイビーシールズ ラスト・ソルジャー
プロット
アメリカ
03月08日 劇場で
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MOST BEAUTIFUL ISLAND モースト・ビューティフル・アイランドコメント(16)
NYで極貧生活を送るルシアナはどうやら不法移民のようで、ベビーシッターやスポットのバイトをしながら文字通りの日銭を稼いでいた。身分証も無ければ、医者にかかるお金も無い。
そんな時、バイト仲間から初回は2000ドル、2回目からは4000ドルもらえるという高額のバイトを紹介される。パーティーに参加するだけということで、ドレスコードは黒いミニのドレスに黒のハイヒール。
ここから一気にクライマックスへ。会場に集められた女たちはセレブが集う別室に1人ずつ案内される。そこで何が行われているのか、知りたくもあり、知るのが怖くもあり、ドキドキしながら観た。
そして余りにもインモラルな光景が…
知りたい方はぜひ劇場まで。
監査、脚本、主演のアナ・アセンシオが自身の経験をもとに作ったとのこと。何ともシリアスな作品だ。
常にルシアナについて回るカメラワークがそのまま自分の視線と重なり、一人の女性を覗き見している気分になって居心地悪く感じつつ、溢れる興味が止められなかった。
前半は不法移民であるルシアナのストレスの多い日常を映し、後半は怪しすぎるパーティーの恐怖が描かれる。
彼女の生活感をたっぷり感じさせてからアンダーグラウンドに落ちる様子を唐突に見せてくる構成はなかなか精神的に来るものがあった。
毒グモを素肌に這わせた2分と数秒間、あまりの緊張感で永遠のように感じた。
絵面は地味だけど背筋の凍る怖さ。
スリラーとしてショッキングなシーンを入れるならルシアナかオルガのどちらかが噛まれる展開も有りかなと思ったけど、そうならなくて心底安心した。
骨まで溶けるクモの毒というのは純粋に興味があるけど。
しかしパーティーの内容よりお風呂場でのゴキブリドバドバの方が衝撃だったかも。
ゴキブリが本当に苦手なのであのアップの連続はかなりキツかった。クモのアップは全然構わないのだけど。
虫に慣れてるルシアナを表す重要なシーンだった。
ただ、虫への嫌悪が少なくともそこに死の恐怖がはいるとどんな感覚になったんだろう。
そして常連のオルガは本当に怖がっていたのか。
あの時の二人の気持ちはなかなか計り知れないものだった。
潔い最後が好き。
その後のことを考えると頭が痛くなってくるが。
ルシアナは今後またあの場に行ってしまうんじゃないかという予感が離れない。
慣れていた女の子は帰ってこなかった。
どうか今回の報酬で一度色々なものを清算して、公的な移民として生活していければ良いけど…。
リアリティ満載のタッチに少し疑問は感じた。
文化が違うからか、あれがニューヨークの現実なのかどうかよくわからなかった。どうしても身近には思えない。
ダークな世界に焦点を当てて問題提起するというより、付かず離れずの距離で否定も肯定もしていない姿勢なのかなと私は思った。
所詮は他人の人生、救いも堕ちも己で決めればいいと。
鑑賞後、無性にイチゴ味のアイスが食べたくなり、コンビニに寄って寒い夜に凍えつつ食べながら帰った。
そういえばあのバッグの中身は回や人ごとに違うのかな。ほかにどんなものがあるのか知りたい。
"パーティー"の禍々しい雰囲気と、鉄のドアの向こうでは何が、、、??というところはすごく良かった。ただその中のゲームは今ひとつ拍子抜けというか、ホラー度が足りなかった。自分にとっては。
この映画で勉強になったことがひとつある。風呂場の壁にテープが貼ってあったら、絶対に剥がしてはいけない。ということだ。
自ら2匹目の毒グモに身を晒すルシアナ。
そのとき彼女は覚醒したのか?
あの涙で彼女は生きるための術を悟ったのか?
きっと彼女はまた地下パーティーに出かけていく。アイスを食べる彼女はある決意が感じられる。