ナポレオン(1955)
プロット
フランス
06月15日 1956 劇場で
0011ナポレオン・ソロ対シカゴ・ギャング
プロット
アメリカ
03月21日 1967 劇場で
0011ナポレオン・ソロ スラッシュの要塞
プロット
アメリカ
01月02日 1968 劇場で
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ナポレオンコメント(20)
『最後の決闘裁判』にも思ったが、リドリー・スコット監督は本筋から観るとさほど重要ではないと思われる戦闘シーンをやけに力を入れて撮影しており、またこのスペクタル映像が非常に見応えある出来栄えなので、素直にアクション映画を撮ったほうが良いのでは?などと思ってしまう。
あと、ナポレオンの妻役のヴァネッサ・カーヴィがとても素敵だった。
戦争シーンが迫力があって、大河ドラマとして面白かったです。
でも、個人的にスプラッタ注意作品です。
フランス革命からナポレオン帝政から王政復古って展開が早くて良く分からなかったので一つのストーリーで見ることが出来てこの時代への理解が深まりました。
ただ、日本人からすると、当時の世界情勢の説明が全くないのである程度の歴史の知識がないと展開が早すぎてついていけないと思う。
秀吉の人生を2時間にまとめるとこうなるのかなという感じ。
ヨーロッパ文化の人からすると、ナポレオンの人生なんて常識なのだろう。日本人が桶狭間の戦いも関ヶ原の戦いも常識なようなものかと。
高校の世界史の先生がナポレオンが勝利をしていった要因の一つに、市民による軍がナポレオンを支持し士気が高かったって言っていて何を言っているのか、さっぱり分からなかった。そんなもの王様が率いてもおんなじだろうと。
でもこの映画を見て、王政下の市民は身分が異なって半分奴隷みたいなものだったのが、自分と同じ市民のナポレオンが自分達のために自分達と共に戦っている。自分達も自分の意志で生きて戦えるってという感じだったのかなと腑に落ちた。
人間がまとまるには象徴が大事って言われるけど、ナポレオンは自分を象徴として形づくり、その力を振るう能力が高かったんだなぁと強く思った。
アウステルリッツの戦いは冬のロシアでの戦争で、とても寒そうな中、伏兵を配置するって無茶苦茶で凄い。ナポレオンの軍は士気が高いとはこういうことかと感動しちゃった。
ナポレオンが廃墟のようなモスクワに進軍する時の絶望感。ロシア皇帝にとって民衆なんて奴隷のようなものなんだなと感じた。それなのにロシア皇帝はめっちゃ賢そうでおしゃれなのが不気味。
ワーテルローの戦いなんて相手を破るために自軍をすり潰ししていて、第一次世界大戦に近づいていっている感じがドキドキした。
私生活でのナポレオンは粗野で面白みがなくて切ない。ナポレオンとのsex中にジョセフィーネがすっと真顔になって、あー面倒くさいって顔してるのが辛いなぁと。
ジョセフィーネの不倫相手がナポレオンを嫉妬してるっぽいのも。
ナポレオンにとって本当に大事な女性だったんだろうな。理解者と離れると不幸になっちゃうのか。フランスっぽい。明の洪武帝もそうだけど。
最期までジョゼフィーヌへの変わらぬ愛を抱きながら戦い続ける。
マリー・アントワネットの処刑とロベスピエールの自決シーン(後に断頭台)が気持ち悪かったが、戦の場面は壮大なスケールで描かれ、映画館で見る醍醐味があった。
氷上の戦いで大砲をぶちこむところが印象的な映像だった。
ベルばら世代なもんで、ちょっとだけマンガに出てくる美しい顔のナポレオンが自分の中に刷り込まれていたが(苦笑)、ホアキンのナポレオンは実像に近いのかな?流石でした。
戦死ではなく、それこそアントワネットのような悲劇の人生ともちょっと違うので、ジョゼフィーヌとの関係に焦点を当てた作品としても胸に迫るようなものはなかったのと、若い時も若く見えなかったのが残念。
「アナ・カン」のルパート・エヴェレットが出ていて懐かしくなった。今や共演してたコリン・ファースの方が有名かな。
ナポレオンの心情にフォーカスを当てた作品
リドリースコットお得意の薄暗くグレーな映像に重厚なオーケストラのサウンドと豪華な背景(セットなのか?おそらくほとんどが本物の宮殿だと思われる)が合わさり、最高に豪華な映画だと感じる。
無敵の皇帝が時代とともに儚く散っていく。
そこには「英雄」や「悪魔」という自覚はなく、自分の能力を遺憾なく発揮することへの貪欲さがあるだけのように感じた。
大義のために、大切なものを犠牲にする。
葛藤はあるものの、それで良かったと思っているだろう。
最後のテロップは、ナポレオンが率いた全戦闘によって300万人の兵士が戦死したという内容。
ナポレオンの中には「英雄」という自覚と「悪魔」という事実が同時に存在していたのかもしれない。
No. 1350
そしてやはり途中で眠くなり、市民に大砲向けたりエジプト行ったりして徐々に頭角を表していくところをうつらうつら見ていたら、王様になっちゃえよ、なシーンが出てきてまずいと目を覚ましました。まあ160分中の10分くらいかな。。あとでwikipediaでおさらいしたけど、まあひたすら世界中を巡って少しずつ偉くなっていったのね。
描かれていたのは決して魅力的でもない、癇癪持ちで無愛想で自信家で執着心が強い、ただひたすら大砲撃ってる軍人、ではあるけど、陣形用いた戦術とか、日本の戦国モノと比較してみるのは面白かった。歩兵が全員銃を持ってるところ以外は共通点が多いように感じた。
ジョゼフィーヌはなんとなく最初奔放さも含めて仲里依紗にも雰囲気似てるなあと思いながら見ていたけど、自分で浮気しておきながらあなたは私がいないとnothingよ、さあそう言いなさい、と開き直るところとか、今ひとつその愛の深さが私には理解できなかった。
ホアキンフェニックスもすごいし、歴史の勉強にはなるし、戦争シーンは見応えあるけど、壮大すぎて見つかれるなあという感想でした。まあ見る前からわかってたけどね!ナポレオンの人生濃すぎ!