ユーセフ・カーコア

モロッコのラバト出身で、父親はモロッコ人、母親はアメリカ人。子どもの頃から歌や踊りに親しみ、父親と一緒に観た映画「燃えよドラゴン」のブルース・リーに強い影響を受ける。大学進学のために渡米後、俳優としてのキャリアを模索するが、9.11の影響でビザが入手できず、英国に移住。ロンドン芸術アカデミー (LAMDA) とロイヤル・シェイクス・ピア・カンパニーで一からキャリアを築きなおし、映画やTVドラマに小さな役で出演して着実にキャリアを重ねる。英国のごく普通の家族のもとに転がりこむシリア難民の役を演じたTVコメディ「Home」（19～20）で注目を集め、23年にはリドリー・スコット監督作「ナポレオン」に出演。同年のTVコメディシリーズ「Significant Other」ではキャサリン・パーキンソンとともに主演を務めた。