ティル プロット

1950年代アメリカで、アフリカ系アメリカ人による公民権運動を大きく前進させるきっかけとなった実在の事件「エメット・ティル殺害事件」を劇映画化。1955年、イリノイ州シカゴ。夫を戦争で亡くしたメイミー・ティルは、空軍で唯一の黒人女性職員として働きながら、14歳の息子エメットと平穏に暮らしていた。ある日、エメットは初めて生まれ故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚宅を訪れる。しかし彼は飲食雑貨店で白人女性キャロリンに向けて口笛を吹いたことで白人の怒りを買い、8月28日、白人集団に拉致されて凄惨なリンチの末に殺されてしまう。息子の変わり果てた姿と対面したメイミーは、この陰惨な事件を世間に知らしめるべく、ある大胆な行動を起こす。「ザ・ハーダー・ゼイ・フォール
報復の荒野」のダニエル・デッドワイラーが主人公メイミーを熱演し、ゴッサム・インディペンデント映画賞など数々の女優賞を受賞。名優ウーピー・ゴールドバーグが共演し、製作にも名を連ねる。

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ティルコメント(20)

Hgssnxokmip
Hgssnxokmip
主演のダニエル・デッドワイラーがとにかくすごかった。
ヒステリックでなく、極めて理性的に状況を学んでいき論理的な活動をする女性の姿を体現。
「こいつら(ミシシッピ州の白人ども)に、私のボーイは二度殺された」というセリフは圧巻。

映画そのものの出来もよいのですが、事実ベースの映画であり、メッセージ性からいろいろ考えさせてくれるのが良い点。
犯人が無罪判決後に雑誌へ殺害を自白しているうえ、後の世にDNA鑑定で被害者がエメット・ティル当人と判明しているのを、のちの世の観客は知っている(ググって調べればすぐわかる)ので、憤りがすごかった。
忘れそうになるけど、アメリカで公民権法成立が1964年、黒人の選挙権施行が1965年。
わずか60~70年前のこと。
最近も2014年、2020年と白人警官が黒人を窒息死させたり撃ち殺したりしながら不起訴、無罪なんてのもあって、全く過去の出来事ではなく現在進行形の問題。
差別、ヘイトによる殺人は起こさせてはいけないし、もし起きたらきちんと裁く世になって欲しい、と改めて思わせてくれる内容でした。
Ohsnkgxspim
Ohsnkgxspim
悪くはないが良くもない。
インパクトが弱かった。
あの時代の黒人差別はもっと酷かったのではないかと想像していただけに、自分にはしっくりと来なかった。
Lltetwidra
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1955年のミシシッピ州マネーでひとりの黒人の少年が、白人女性に向かって口笛を吹いたという理由だけでリンチされ殺された。
しかも殺した二人組の犯人は起訴されることもなく自由に暮らしている。
今なら誰が考えてもおかしいと思うし、許すことが出来ない行為のはずだ。
しかし今から70年前のアメリカ南部ではこのような蛮行が罷り通っていた。
正直、今年観た映画の中でも一番ショッキングで正視するのが辛かった。
ほとんどの黒人が泣き寝入りするしかない中、殺された少年エメットの母メイミーは世間に何が起こったのかを知らせるために勇気ある行動に出る。
彼女は暴行され変わり果てたエメットの顔を見えるように棺を開いて葬儀を行う。
そして死体はエメットではないと主張する犯人の弁護側に対し、母親としての強い証言をするために裁判に出る決意をする。
しかし白人のみで形成される評議会は全く公平な裁判を執り行わない。
メイミーは好奇と憎悪の目に曝され、誹謗中傷を浴びながら苦痛に耐え続ける。
そしてエメットは二度殺されたのだと悔しさを噛みしめることになる。
この映画の中では良識的な白人はひとりも登場しない。
そのことがこの時代のミシシッピ州の黒人が本当にマイノリティーな存在で、誰の助けも得られないのだという絶望的な事実を観る者に突きつける。
なぜ一人の少年が無惨な殺され方をしたのに、ヘラヘラと笑いながら被害者の母親に向かって暴言を吐くことが出来るのか。
それは当時の南部の多くの白人が、黒人を自分たちと同じ人間だと認めたくなかったからだろう。
彼らを同じ権利を持つ人間だと認めることで、自分たちの存在が脅かされることを恐れたからだろう。
結果的にメイミーが勇気を振り絞って行動したことが、後の公民権運動へと繋がっていく。
それでもエメットという少年が犠牲になってしまった事実はあまりにも悲しい。
メイミーはエメットをボボと愛称で呼ぶのだが、彼女のボボへの愛の深さが画面を通して何度も伝わってくるので、彼女が自分の悲しみの中に沈み込まずに、すべての黒人の未来のために立ち上がる姿に強く心を打たれた。
またこの映画を観て人種的憎悪が助長されないことを願った。
確かに白人が黒人に対して行ってきた差別は許されないし、「エメット・ティル反リンチ法」が2022年になって成立したことからも、未だに根強く差別が残っていることは確かだ。
しかし今はほとんどの人間がこの映画を観て、これが異常なことだったと理解することが出来る。
大切なことは二度と同じような差別による悲劇を起こさないことだ。
世界で起こっているどんな出来事も決して他人事ではないのだと強く感じさせられた。
Brdlhyiunug
Brdlhyiunug
アメリカングラフィティなどで描かれた、華やかな1950年代アメリカが大好きで、白人文化に影響を受けてきたけど、大嫌いな面もあるのです。それは白人による黒人の人権分離が合法だった最悪の時代だから。1964年公民権法制定までの間、とてつもない迫害を受けてきた黒人たちのことは、グリーンブックなどさまざまな映画でも描かれてきました。

1955年、白人女性に口笛を吹いただけで拉致され、リンチ殺人をうけた黒人少年。エメット・ティル殺害事件が映画化されたと聞いて、かなり観るのに躊躇ったけど、うん観て良かったです。

無惨な息子の姿をあえて葬儀で公開することで、世間の注目を集める母親。公民権運動への強い原動力になりました。差別主義者の保安官に、全員白人陪審員だった絶望感など、理不尽のオンパレード。実話の強さを改めて感じます。

「天使にラブソングを」の名優ウーピー・ゴールドバーグが、企画プロデューサー兼、ヒロインの母親役です。すっかり太ってしまったけど、確かな演技はさすが。母親のメイミーを演じるダニエル・デッドワイラーの熱演は、数々の映画賞で主演女優賞を受賞。しかし2022年のオスカーはノミネートすら無しで残念。

保守とリベラルの政権が交差するアメリカでは、未だに警察官のリンチ事件などが後をたたない。そんな中、昨年やっと白人から黒人へのリンチを厳罰にする「エメット・ティル・リンチ防止法」が成立したらしい。少年が亡くなってから実に67年後なんて、僕たちには理解できるわけもない根深さを感じます。この作品は、観ておかなければいけない一本だと思います🤔
Ipksgohnmxs
Ipksgohnmxs
主人公メイミーの装いが非常にセンスが良く上質で、空軍ってこの時代の黒人女性でもそんなに給料が高いのか?と気になった。
公民権運動の前の時代の実際の黒人差別事件を真正面から描いていて、日本に住む日本人にはそれ以上のものはあまり感じられないと思うのだが、差別については考えた。
今の日本に差別は少ないというのは表面的な見方で実際には差別と戦ったり苦しんだりしている人は多いのだと思うが、それでも昔よりは減ってきている。女性差別なんかは分かりやすく、昔はある程度は許容されていたことが、今は許されなくなっている。教育というのが如何に大事か、どうすれば上手く行くのか、と考えさせられた。