春画先生

6.8/10
合計10件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   114分
言語   日本語
地区   日本
俳優   内野聖陽   北香那   柄本佑   安達祐実  
書かれた   塩田明彦
劇場で   10月13日 2023
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春画先生 プロット

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春画先生コメント(12)

Nsgxhoismkp
Nsgxhoismkp
江戸文化の裏の華である「春画」に魅せられた型破りな師弟コンビが織りなす春画愛を描いたコメディドラマ。

純愛であり変態であり、思っていた内容と違ったけど面白い方に裏切られてめちゃ楽しめた。

内野さんの演じる春画先生の外見は、塩田監督に寄せているらしいと監督がトークショーで言ってました。
Spnmkixshgo
Spnmkixshgo
写楽、北斎 浮世絵の世界にもエロ本があった!その性描写は綿密で見るものに様々なイメージを与える。一途な変態先生と女性の偏愛模様!北香那さんの演技に魅了!
続編はあの伝説の七日間か(笑) 映画.comさんありがとうございました。
Ityidnthrk
Ityidnthrk
監督のコメントによると、無修正の春画を商業映画で扱うことにチャレンジする、というコンセプトが先にあった作品であるとのこと。
本編を観ると、「官能」と「芸術」と「娯楽」の要素を持つ春画の世界を投影する作品を目指し、ある偏愛の形を軸に全体を明るくまとめようとコメディテイストに仕上げたのだと感じた。

ストーリーは、地位のある男性と芯は強いが彼には従順な年下女性が、支援者にけしかけられながら二人の世界に沼っていく、官能小説のような物語。序盤は比較的コメディテイストが薄いのでつい真面目に見入ってしまうが、全編を通せば人間ドラマとしても恋愛ものとしてもファンタジー性が強く、真剣に観るより肩の力を抜いて観るのが正しい楽しみ方なのだろう。
女優陣や自然の風景を美しく撮ろうという熱意が伝わってくる映像は、非常に見応えがあった。

ストーリーや表現の端々に、商業映画として成立させるためのラインを見極めようとする手探り感や、映画の作風を妖艶な官能の世界に振るか文化や芸術の世界に振るかを迷ったような雰囲気も伝わってきた。世界観でも主張でもない現実が透けて見えたのは少々残念だったが、邦画界初の挑戦ともなれば仕方ないのだろう。
そうした挑戦的な作品が堂々と複数の一般試写会を開催していることもまたプロモーションの分野における挑戦であり、自分は歴史に立ち会ったのだと解釈した。

今作で無修正の春画を扱う最初の作品としての前例ができたので、いつの日か、より振り切って練り上げた没入感の強い作品が生まれることを期待する。
Otnortmppmai
Otnortmppmai
自分も記憶が無い頃には、春画に興味を持っていたその時は、ただいけないないものを見てしまったしか思っていなかったかが、今では凄いものを見ていたと思った。
そんな時に春画先生みたいな人と出会えたら良かったです。
Asniitlongna
Asniitlongna
まず最初に断っておくと、本作は「コメディ」ではない。一風変わった「恋愛」作品ではあるけど。予告編から勝手に思い描いていたストーリーは、良い意味で見事に裏切られる(笑)。そんな裏をかかれる愉しみ?も秘めた作品だ。

老舗喫茶店でバイトしながら無為な日々をやり過ごしている弓子さん。彼女は、店内でテーブルに春画をこれ見よがしに広げる春画先生から、春画をもっと見たくないかと声をかけられ、興味を覚える。
ほどなく彼女は、谷崎潤一郎の短編にでも出てきそうな古風な先生宅を訪問。そこで春画の読み解き方をレクチャーされるうち、春画に、そして妙にストイックな先生に惹かれていく。
そんなある日、先生はいきなり弓子さんに、亡き妻のドレスを着用し(ヒッチコックの『めまい』のよう)、内々な春画の会合への同行を求める。これを機に二人のキョリはぐんと縮まるが、先生はヘンテコな性癖も顕わにしてきて…。

その後、キューブリック監督の『アイズ ワイド シャット』『シャイニング』やポール・トーマス・アンダーソン監督の『ファントム・スレッド』のような、全く予想外の展開があって、、、などと書くと相当ヤバい作品じゃないのかと誤解されそうだが、そんなことはない。むしろ、隠し味として『彼岸花』『秋日和』などの小津テイストがはらりとまぶされ、「おおらかで明るい」一品に仕上がっている。そこが、映画前半で熱く語られる「春画の魅力」とも一脈相通ずる本作の、類いまれな持ち味になっているのだ。

江戸時代の自由闊達な春画にドハマりしながら「亡き妻に操を立てる」という現代の呪縛からは逃れられない春画先生。
対する弓子さんの方はおのずと生命力をほとばしらせ、その場のノリに身を投げ出すかと思えば、70年代邦画の絵沢萠子のごとく、ひたむきに走って走って走り抜ける。
このふたりが互いを「同志」と認め合い、「人を好きになることの痛み」に悶々としながら共に歩を進めていく姿を、私は羨望と嫉妬が入り混じった眼差しで、そぉっと覗き見たのだった。

追記:
“覗き見た”本作ではあったが、鮮やかな青のブーメランパンツ一丁でぷるぷるさせながら歩く柄本佑のことだけは、唯一ガン見してしまった。小津監督作『彼岸花』の朱色のやかんに匹敵するディープインパクトだ(笑)。