若者たち
プロット
日本
12月16日 1968 劇場で
若き勇者たち
プロット
アメリカ
12月01日 1984 劇場で
若者はゆく 続若者たち
プロット
日本
05月10日 1969 劇場で
怒れる若者たちの遊び
プロット
スウェーデン
01月01日 1900 劇場で
インビクタス 負けざる者たち
プロット
アメリカ
02月05日 2010 劇場で
嵐の勇者たち
プロット
日本
12月31日 1969 劇場で
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明け方の若者たちコメント(9)
2012年、就職が決まった大学生達が集まり開かれた飲み会で知り合った僕と彼女の恋愛と、社会に出てみえるギャップの話。
飲み会で退屈そうな彼女が早々に店を出て、同じく退屈そうな僕が浮かれた顔をして始まって行くストーリー。
半分恋愛話というのはわかって観賞したけれど、8割強が恋愛要素で、自分的にはめっちゃ長〜い前半。
お仕事の話ももちろんあるけれど、尺的にも仕事が始まるまでに4割ぐらい経過して、それからも恋愛は続くしね。
やっと話が動き始めてみたら、ある意味かなり意外な展開、というかぶっ壊しで、僕はいったい何を求めていたのか…。
仕事にしても大きい会社で学べることはめちゃくちゃ多いですよ。
恋愛にしても仕事にしても、思い描いていた未来と現実との差を噛み締めて、そして何を感じ噛みしめるかという20代後半の方をピンポイントに狙った作品という感じかな。
黒島結菜が大人でびっくりしたw
本作の始まりのシーンが明大前で、サブカルっぽい会話が少し登場する。キリンジの「エイリアンズ」が流れるシーンなんてとってもいい。意図的に「花束〜」に寄せたわけではないだろうが、どうしてもあの映画を連想してしまう。付き合ってからの2人が楽しそうだから勝手にその先を予想してしまい、不思議とめちゃくちゃ切ない気持ちになった。
でも、その展開は予想していたものとはまったく違っていた。なるほど、うまくミスリードしてくれたな。この事実が明らかになるだけで今までのいろんなことが切なくなっていくという演出がいい。
しかも、あのラストシーン。「花束〜」よりも「ボクたちはみんな大人になれなかった」を連想する最後だった。道徳とか倫理とかどうでもいいんだよ。人を好きになった体験を美化していい。そんなことを彼には伝えてあげたくなる。彼も彼女も名前が出てこなかった(気がする)のも意図的なものだろう。皆、自分の体験に引き寄せて鑑賞させようとしたのかもしれない。
メインの2人(北村匠海と黒島結菜)が好きで観たのだが意外と当たりだった。ただし、万人受けするとも思えない。「花束〜」と「ボクたちは〜」が好きな人には自信を持ってオススメできるけど。
大学卒業間近に出会って、付き合い始めた2人。社会人になっても幸せな関係は続く。とにかくハッピー。楽しくてニヤニヤ。このまま幸せな2人の話で終わる訳ないと心配してしてたら、え〜っ!?まさかの展開。
この映画、あるある青春白書って感じ。思うようにいかない恋愛、仕事の辛さ、友人関係の大切さなど、観ていて共感しっぱなし。若者より年配にウケると思う。ロケ場所も、明大前、下北沢、高円寺、新宿、渋谷など、見覚えのある場所だらけ。俺も元カノとの思い出の聖地巡礼したくなったわ。
結果的に何がどうと言うことはない話だけど、若い頃思い出して楽しかったです。
匠海君もなかなか良かったよ。
結論から言うと、少し粗はある。綺麗事で突き通すには難しいチャプターだし、ややベタではある。プロローグが長く、エモさだけで乗りこなしてしまうのでちょっと物足りない。しかし、その瑞々しさは今年の中でも屈指で、次第に作品のカラーが強くなっていくことで、若さが作品に透過される。動きが大きい訳ではないし、かなりターゲットは絞られるような作品にはなっているが、若い人には大いに刺さると思う。
ヤングアダルトにエイリアンズ、ヴィレヴァンに公園…。下北沢や高円寺、渋谷といった街並みに青春が裾を引っ張る。だからその沼があまりにも深く、抜けられないような感覚がする。その鋭利さと無垢な表情が主人公を包み込むような感覚がして胸が痛い。しかし、こうして1つの物語を駆けた後は、不思議な清涼感が体をまとい、少し歩いてみたくなる。ハイボールを片手にして。
今最も若者を体現する主人公、北村匠海の物憂げな表情はいつ見ても刺さる。臭み1つ感じないし、エモさの体現には申し分ない。また、黒島結菜は新たな1面を感じさせてくれるので、凄く作品の持つ衝撃に尖りを加える。彼女でなくてはいけなかったのだと思わせる。朝ドラのヒロイン前に1つ新境地を見せてくれたこと、ただ今は余韻と共に噛み締めている。
アマプラでは、彼女の視点が描かれるアナザーストーリーが配信されることも決まっている。たぶん定期的に観たくなる気がする。若者であるうちは、きっと。