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キッド プロット アメリカ 09月23日 2000 劇場で
関東テキヤ一家 浅草の代紋 プロット 日本 12月17日 1971 劇場で
キッド(1921) プロット アメリカ 07月30日 1921 劇場で
コカコーラ・キッド プロット オーストラリア 10月31日 1987 劇場で
オクラホマ・キッド プロット アメリカ 01月01日 1900 劇場で
ベスト・キッド プロット アメリカ 08月14日 2010 劇場で
浅草キッドコメント(20)
これは相方役がナイツ土屋でなければなし得なかったと思う。プロの芸人ってすごい。
そして、、、大泉洋は普通に面白いのが凄い。かっこ良くて面白い。すごい役者さん。
マイナス0.5は特殊メイク。そっくりだけど、なんか変。後ろ姿だけで顔出さない方が良かった。
名優ぞろいのキャストから、さらに最高を超えてくる演技を貪欲に引き出し
監督最愛のヒーローを、最愛の街に降り立たせ、憧れと追慕をこれでもか!と凝縮しながら
ギリギリで押し付けにはならない、ギリギリであざとくならない、つまりは抑制の手綱を手放すことなく最大限に大暴走してる。
熱愛の大暴走。
だって、映画好きが高じて撮った処女作が公開するなり書き始めた第2作企画脚本を、どこも拾ってくれないまま7年!抱いて温めてたんでしょ?
もう最後かもって思うじゃん、ありったけ詰め込みたいたいじゃん、ここぞ!って暴走するよね。
それでもここまできちんと、煩くない下品でない、豊かで美しい映画に撮り切るんだもの。
お笑い、俳優、浅草、昭和な師弟関係、この映画に関わるすべてを、どんだけ愛してるんだひとりさん。
本当に、本作にケチつけるとしたら標題「なんで劇場に掛けてないんだ!」マジこの一点に尽きる。
ネトフリしかGoサイン出さなかった、そんなんイイんだわ、こんだけお金かけて自由に撮らせてくれてんだもの!
浅草よ、アンタ何やってんの、聖地巡りを浅ましく見込んだ凡百なイベントやってるくらいなら
なんでたった1館でも、この映画をスクリーンで上映しようとしないのよ。ナンボでも劇場ホールあるでしょうに!
ああ悔しい。そんなところやぞ浅草!!!
ビートタケシと深見師匠との青春ノスタルジー。
ストリップ小屋では、コント聞きにきてるんじゃねえ、
女の肌が見に来てるんだらよ!
大泉洋と設楽優也 門脇麦の場末のストリッパーがいいね。ジョニーが来たなら
歌ってね。
もちろんミュージシャンや他クリエイターを描いた秀作はたくさんある。
が、芸人のドラマというのは間違いなく魂を感じる。
実は芸人が一番ロックなんじゃないか、って。
まあこの映画に関しては間違いなく大泉洋と柳楽優弥の魂の演技だった。
CMや予告で見ている「芸人だよバカヤロウ」は本当にゾクゾクする場面。
松村邦洋がたけしの所作を指導したようだけれども、表面的なものでは済んでいなかった。
物まねではない。
スターかくし芸大会のようなコスプレ大会でもない。
魂を憑依させる演技。
劇団ひとりの仕事が神がかっていた。
原作にあった「師匠への愛」をいかに見せるかに特化した脚本演出。
「悲劇の中の笑い」があり、「笑いの中の悲劇」もあった。
史実(原作)通りでなく、映画的な演出で時系列をいじったり割愛した部分もあったが、効果的にツボを押してきて、気づいたら泣かされていた。
エンドロールと桑田佳祐の主題歌に至るまで、映画らしい映画を観させてもらいました。
ネックは、劇団ひとりの思い入れが強すぎて、時々こちらが照れちゃうのと。
同じ時代を生きてたけしの活躍を知っている世代の私だから、成功後のことはいろいろ端折ってもわかるけども、今のたけししか知らない若い子たちにこれわかるのかなぁ?(あと、外国の方々にもわかるかなぁ?)というところが心配にはなりました。