リベンジgirl

高慢な東大出の美女（桐谷美玲）が、国会議員の息子のプレイボーイ（清原翔）にフラれる。
この息子が選挙に出馬、美女は復讐のため選挙戦に参入するが、参謀（鈴木伸之）に惚れてしまう。
賞味期限のある映画だなぁ。

ネタバレ！ クリックして本文を読む
政治x少女マンガって、着眼点が面白いとは思ったけど…少女マンガは、どこまでいっても少女マンガなだなあって感想。
ちょっとこう色々と面白く出来そうなのに、役者もスタッフも「少女マンガだし…」的な限度を感じてるようにも感じる。
ちゃんと監督が機能してたのか甚だ疑問。

皆んな、どっかで齧ってきたような、ワザとらしい芝居ばっかしてるし、それを演出的に咎めてる風でもなく…寧ろ「台詞さえ間違えなければOK」のような感さえある。
…よくもまあ、こんな白々しい台詞を喋るなとか感心もするのだけれど。
安直なキラキラ台詞とキラキラシュチュエーションに吐き気がする。

芝居を観てても楽しくない。
物語を追ってもつまらない。

と、いう事を現場の人間全てが分かりきってるような感触。
じゃあ何が残るのか？

人気のあるタレント使ってれば、いいでしょ？寧ろ、良い作品を撮ろうと意気込んでも、あんたら観ないでしょ？

…そんな訳ないとは思いたいのだが、そんな風にどっかで思ってんじゃねえのか？と疑念を抱くような出来だった。
客もなめられてるよなぁ…不甲斐ないね。

UPの桐谷さんは美しかったよ。
声を出して笑う演技さえ出来てなかったけど。
硬派な鈴木氏の笑顔も可愛いかったよ。
台詞と行動がちぐはぐでもね。

「ヒロイン失格」は結構楽しかったんだけどなぁ…なんかもう色々と低俗すぎてやるせない。

最後の演説でみんなが拍手をする意味が分かりません。
良いこと言ってないし、どちらかというと最低なことを言っています。
一貫してどういう社会にしたいとか何も言っているそぶりもなく、総理大臣になりたいと言っていて、好きな人とお付き合いできました。って何だろうか。
普通に恋愛映画にしてくれたほうがよかったです。

政治無しで。
ミスコン準優勝だったけど性格がよくなって優勝した。のほうがよかった。

これまでのミスコンのライバルたちが友達になったのはよかったと思います。ティッシュ配りを15分で終わらせるシーンだけはよかった。

ネタバレ！ クリックして本文を読む
タイトル的に少女漫画の実写かなと思って見たのですが、まさか選挙の話になるとは思ってなくて、あらすじを見ていなかったのでびっくりしました！

ひろまさがとんでもなくクズ男でしたね。笑
卑怯すぎてはんぱないです。
無名役者さんなのにがっつり出るんですね。
これが知ってる役者さんだったらもっと楽しく見れたかと思いました。
まるで綾野剛のような雰囲気でしたね。

とんかつご馳走してやるよ！って言って出ていった後に事務所のドア開けっ放しかよ！に目がいっちゃいました。笑

自分は誰にも負けない一位と思ってた桐谷美玲が彼氏に何十股もされ、自分のことを好きな女だけを集めたパーティを開くという究極な振られ方をしてリベンジするために、政治家の息子だから政治家になって見返すという話でした。
鈴木伸之さんがかっこよすぎて、いちいち目にとまりました。

秘書じゃないといい、元彼を殴る鈴木伸之。

面白いというより、作った話だなぁって感じでした。
政治家になるというくだり以外は予測がつきやすい内容でした。
映画というより、ドラマにありそうな雰囲気の映画でした。

２時間程度の映画なのに中身はドラマのように長く感じて、超面白いから最後まで飽きなかった！！とかの理由とは違い、ドラマの1話見たから2話も見ないとみたいな使命感でラストまで見た感じでした。

見ても良いし見なくても別に良いんじゃないかな？くらいの映画でした。

桐谷美玲さん演じるくさい主人公キャラクターにむず痒くなりましたが、だんだん成長する主人公に後半は応援していました。
少し恋物語の要素も入っていますが、メインは人間成長の物語ですね。